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2025年6月4日 (水) エンジニアの自由研究発表会vol.10 @オンライン 豊田陽介( ) @youtoy 総額200円の入力インターフェースで 年齢問わず楽しめる体験型展示

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自己紹介 豊田陽介( ) @youtoy ▶ IT系イベント主催、   登壇や運営なども ▶ 機械学習・IoT関連   の書籍を出版 ▶ 子ども向けのIT関連活動  (ITが関係しない活動も)   プライベートでの活動 ▶ ガジェット ▶ 描画系/IoT/AI・機械学習系 ▶ ビジュアルプログラミング ▶ JavaScript 好きな技術など

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今回の話 総額200円の 入力インターフェース

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200円分のアイテム(※ ダイソーで購入) 仕組み:マイクに向けて空気を吹き出させて音で検知

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年齢問わず楽しめる体験型展示に ポンプを押すと反応するロボットの動きやアニメーション (ブラウザ上でのJavaScriptを用いたWebアプリ)

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対象年齢を問わない体験型展示の構成 体験者による何らかの動作 (年齢問わずできる動作・内容) ↓ 動作に反応する分かりやすい フィードバック (動く、光る、音が鳴る、など) さらに「意外性」 の要素を加えると より良い感じに 過去の作品例: ・楽器の音色で  ロボットを動かす ・SFみたいな見た目  のフィードバック

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余談:セットでよく使う入力インターフェース 200円ではないけれど(太鼓の達人用コントローラー)

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200円の入力 インターフェース 狙った3つのポイント

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1・2)「金額の安さ」・「耐久性」 1)故障時の懐へのダメージが少ない「金額の安さ」 2)乱暴に扱われてもそこそこ大丈夫な「耐久性」 空気入れという通常 用途を考慮すると、 耐久性を期待できる (少なくとも  自作するよりは)

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3)使い方の説明不要な「分かりやすさ」 何をするか(=押して使うこと)は一目瞭然 または別の人が体験している 様子を見れば、すぐ分かる (「こうやって押してね」と  シンプルにも伝えられる  ワンアクション)

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想定外の利点「接続時の容易さ・頑丈さ」など 空気が出る部分と マイク部分 直差しで 固定 マイクがホース内にあるので周囲のノイズとなる音が入りにくい

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当初の試作時のマイクではできなかった接続方法 約600円のマイクのコストダウンを狙ったら思わぬメリットが

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この後は 時間があれば紹介

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Scratchで「弱押し・強押し」を試した事例 マイク音量がとれれば押し込み検知可能 + 時間変化で強弱区別

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体験型展示の作品(Webアプリ)で使った技術 ・マイク関連:Web Audio API ・描画まわり:Canvas API ・ロボット制御:Web Bluetooth API ・太鼓の達人用コントローラー:   Gamepad API ブラウザのAPIをフル活用 (一部はラッパーライブラリで)

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複数個での入力も可能(要USBアダプタ) マイク入力をUSBに変換するアダプを併用 ⇒

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空気ポンプ+マイクにたどり着くまでの流れなど 詳細はQiitaの記事に

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身のまわりのアイテムには 面白い使い方がいろいろ!

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終わり!