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2025/11/06 Product Engineer Session #5 Ver.1 2025.07 プロダクトエンジニアと相性が良い、 適応型リーダーシップの考え

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2 今回の発表で目指すゴール 1. プロダクトエンジニアとしてビジネス領域におけるポータブルスキルをどう捉えるか、 その手がかりとなれば嬉しいです! 2. 適応型リーダーシップの考え方が、 エンジニアリング+αの価値創造力を身につけるヒントとなれば嬉しいです! ※ポータブルスキル:どんな環境でも活かすことができるスキル(=持ち運びできるスキル)のことで す。特定の業種や職種、時代背景に囚われることのない、汎用性の高いスキルのことを指します。  https://mba.globis.ac.jp/careernote/1005.html

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3 アウトライン 1. 自己紹介/会社紹介 2. プロダクトエンジニアと適応型リーダーシップ(Adaptive Leadership) 3. 適応型リーダーシップ10のテーマ 4. テーマから抜粋して考え方を紹介 a. システム思考 b. インパクト型コミュニケーション 5. まとめ

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自己紹介 / 会社紹介 01

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5 About Me ➔ 推し書籍 ◆ エンジニアリング組織論への招待 ◆ アジャイルリーダーシップ ◆ チーム・ジャーニー ◆ LeanとDevOpsの科学 ◆ 急成長を導くマネージャーの型 ➔ 最近読んでぐっときた書籍 ◆ ミネルバ式 最先端リーダーシップ ◆ イノベーションと企業家精神 2023.04〜 EM @ Grooves とりい ➔ 趣味 ◆ アニメ鑑賞、絵画鑑賞 ◆ 油絵を描く↓→

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6 Groovesについて ITエンジニアのキャリアに 本気で向き合う転職サイト クラウドリクルーティング サービスの構築 Forkwell フォークウェル Crowd Agent クラウドエージェント Mission: より良い未来への「きっかけ」を提供する。

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7 Crowd Agentについて  人材紹介会社様にとっての 求人DB

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8 過去の発表 過去、プロダクトエンジニアリング「組織」 についての話をしてきました 今回はプロダクトエンジニアの「個」に フォーカスしてみます

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プロダクトエンジニアと 適応型リーダーシップ(Adaptive Leadership) 02

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10 プロダクトエンジニア ● Why ○ 不確実性の高い状況下でもプロダクト(事業)の価値を高めていくために ● What ○ エンジニアリングを軸にしながらも、企画・デザイン・実装・運用・検証などプロダクト価値を高める あらゆる領域へフルスタック・フルサイクルに取り組む ● How ○ リードできる領域では自身が主体的にリードし、他領域でもオーナーシップを持ちながらチームメン バーやステークホルダーと連携しながら柔軟に物事を前へ進め、成果を達成する

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11 適応型リーダーシップ(Adaptive Leadership)とは 「どのような状況においても大きな方向性を示しながら味方を巻き込 み、次々と現れる問題を柔軟に解決して成果を導く」リーダーシップの あり方 4つの資質 ● ナビゲートする (Navigate) ○ 多様性を重視し、メンバー同士が自律的に協働するための環境を整備 する ○ 現状を客観視し、本質的な課題を見抜く ● 共感する (Empathy) ○ 同僚、競合、顧客などあらゆる視点から物事を観察する ○ 組織、個人のパーパス(存在意義)や価値観を共有する ● ウィン・ウィンを築く (Win-Win) ○ エコシステムに目を向け、経済合理性と社会意義の両立を実現する ○ 自分が用いる影響力を枠の外へ広げる ● 自己修正する (Self-Correct) ○ 成功も失敗も含めて実践から学びとる ○ 意思決定を効率化し、情報の透明性を担保し、組織の学習力を高める https://d21.co.jp/book/detail/978-4-799 3-3105-7 ↑ミネルバ大学発の適応型リーダーシップ実践 プログラムを書籍にしたもの 点で把握していた複数の考え方や理論を線で結ん でくれる

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12 プロダクトエンジニアと適応型リーダーシップ ● Why ○ 不確実性の高い状況下でもプロダクト(事業)の価値を高めていくために ● What ○ エンジニアリングを軸にしながらも、企画・デザイン・実装・運用・検証などプロダクト価値を高める あらゆる領域へフルスタック・フルサイクルに取り組む ● How ○ リードできる領域では自身が主体的にリードし、他領域でもオーナーシップを持ちながらチームメン バーやステークホルダーと連携しながら柔軟に物事を前へ進め、成果を達成する 適応型リーダーシップの資質を発揮できると プロダクトエンジニアとしても活躍しやすいのでは! →どう学び、実践していくか

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適応型リーダーシップ 10のテーマ 03

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14 適応型リーダーシップ 実践における10のテーマ 複雑なシステムを リードする思考法 対人知性を磨く 課題解決と イノベーション ● 問題と課題分析の科学 ● デザイン思考とイノベーション ● 正解のない時代の意思決定と実践 ● こころの知能指数 (EQ) ● チームの力学を最大化する (成功循環モデル、心理的安定性) ● インパクト型コミュニケーション (プレゼンのコツ) ● システム思考 ● ヒトを理解する行動科学 (モチベーション理論やバイアスに ついて) ● 自身を知るパーパスとバリュー ● すべての土台となるラーニングアジリティ 1部 2部 3部

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15 プロダクトエンジニア観点で解釈する ● 新規機能、新規プロダクトの探索などでイノベー ションを創発できると価値を大きく広げることに つながる ● 多様な人と関わるPdEだからこそ、相手の立場や価 値観に寄り添ったコミュニケーションが求められ る ● どんなに活動量や積極性があってもシステムの理 解も深めていかないとマイナスな行動を繰り返し てしまう危険性がある 複雑なシステムを リードする思考法 対人知性を磨く 課題解決と イノベーション 1部 2部 3部 → 今回はいくつかのテーマを抜粋して紹介

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テーマから抜粋して考え方紹介 04

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17 システム思考 ● 「システム」はプロダクト単体ではなく、関わる人の活動 やお金の流れなども含めたサービス全体を指す ○ 要素・相互作用・目的からなる ● システムを捉えることで、ドメイン理解・ユーザー理解で 不足している点が見えてくる。これらの理解を深めること でシステムを捉える解像度が上がる。 ○ 好循環な自己強化型フィードバックループ https://eijipress.co.jp/products/2180 システム思考についても何冊も書籍が出ているので 知識を深めつつ実践に取り組めると良さそうです システム思考 ドメイン理解 ユーザー理解

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18 システム思考の例 求人企業数 プロダクト(サービス) 人材紹介会社 数 求人数 紹介数 営業 求人作成 時間 求人数 ● 求人企業の営業だけしても求人数はどこかでピークとなりバランスする ○ 人材紹介会社からの紹介が増えないと採用成功する求人数も増えな い。企業が求人を増やしたいとならない。 ■ →営業体制の変更 ○ もし求人作成に手間がかかるのなら増やしたいとならない。 ■ →プロダクト改善、CS体制の変更 ● 求人企業、人材紹介会社どちらにも営業をかければ良い?サービス体制や プロダクトを改善すれば良い? 例として求人数を 増やすことに 着目してみる

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19 システム思考の例 求人企業数 プロダクト(サービス) 人材紹介会社 数 求人数 紹介数 営業 求人作成 時間 求人数 ● 初期は順調に伸びるかもだが、いずれ鈍化や振動し不安定になりそう ○ 考慮できていない要素が存在 営業 候補者推薦 作成時間の改善 CS強化 ATS連携

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20 システム思考の例 求人企業数 プロダクト(サービス) 人材紹介会社 数 求人数 紹介数 営業 求人作成 時間 求人数 ● 初期は順調に伸びるかもだが、いずれ鈍化や振動し不安定になりそう ○ 考慮できていない要素の存在 ● ドメイン理解・ユーザー理解を深めることで考慮できる要素は増える ○ システム全体の理解も深まる ○ 各要素間の相互作用も見えてくる ● 時間によっても要素は移り変わるため追い続ける必要がある 候補者の ニーズ 社会要因 競合の活動 営業 候補者推薦 作成時間の改善 CS強化 ATS連携 推薦にかかる 時間の改善 外部サービスとの 連携 CS強化 魅力的な求人が 増えているか →文脈としてはプロダクトマネジメントに近いですが、PdEとしてできる提案の質や実装・設計時の考慮につながる

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21 インパクト型コミュニケーション 「多様な関係者と協働し、他者を理解し、人を動かすためにどうコミュニケーションを取るか」  フルスタック・フルサイクルに活動するプロダクトエンジニアとはいえ、一人で全ての活動が完結することは珍しく、多様な人たちとコ ミュニケーションを行う必要があり、悩むポイントになりやすいと理解しています。 ● 最も大切なことはメッセージを届けたいターゲットの選定と理解 ○ 例えば、開発のコアメンバーとステークホルダーでは関心事や価値観、背景が異なる ○ 開発メンバーの中でもエンジニアだけなのか、デザイナーやドメインエキスパートも含まれるのかといった差異でもニュア ンスは変わってくる ● 「あなたが何を言いたいのかではなく、相手が何を聞きたいか」 ● 傾聴やアクティブリスニングと呼ばれる「受け取る」コミュニケーションも重要 ● 特にプレゼンテーションにおいては「エトス」「ロゴス」「パトス」の重なりを意識することが役立つ エトス (信頼) ロゴス (論理) パトス (感情)

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22 インパクト型コミュニケーション 「多様な関係者と協働し、他者を理解し、人を動かすためにどうコミュニケーションを取るか」  フルスタック・フルサイクルに活動するプロダクトエンジニアとはいえ、一人で全ての活動が完結することは珍しく、多様な人たちとコ ミュニケーションを行う必要があり、悩むポイントになりやすいと理解しています。 ● 最も大切なことはメッセージを届けたいターゲットの選定と理解 ○ 例えば、開発のコアメンバーとステークホルダーでは関心事や価値観、背景が異なる ○ 開発メンバーの中でもエンジニアだけなのか、デザイナーやドメインエキスパートも含まれるのかといった差異でもニュア ンスは変わってくる ● 「あなたが何を言いたいのかではなく、相手が何を聞きたいか」 ● 傾聴やアクティブリスニングと呼ばれる「受け取る」コミュニケーションも重要 ● 特にプレゼンテーションにおいては「エトス」「ロゴス」「パトス」の重なりを意識することが役立つ エトス (信頼) ロゴス (論理) パトス (感情) 今日のLTもインパクト型コミュニケーションの 実践練習のひとつとも言えます

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まとめ 05

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24 適応型リーダーシップ 実践における10のテーマ 複雑なシステムを リードする思考法 対人知性を磨く 課題解決と イノベーション ● 問題と課題分析の科学 ● デザイン思考とイノベーション ● 正解のない時代の意思決定と実践 ● こころの知能指数 (EQ) ● チームの力学を最大化する (成功循環モデル、心理的安定性) ● インパクト型コミュニケーション (プレゼンのコツ) ● システム思考 ● ヒトを理解する行動科学 (モチベーション理論やバイアスに ついて) ● 自身を知るパーパスとバリュー ● すべての土台となるラーニングアジリティ 1部 2部 3部

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25 各テーマに自身の経験や書籍をマッピングすることで今後の方針も見えてくる 自分の場合、チームの力学の最大化やコミュニケーションは普段のマ ネジメントで実践経験できているけど、大きな意思決定やイノベー ションに取り組む経験はまだまだ(チームとしても)不足している。 土台となるシステム理解も継続的に伸ばす必要がある。 イメージ

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26 まとめ ● 適応型リーダーシップを実践・身につけることで、プロダクトエンジニアとして生み出 す価値をより大きくできそう ● 技術に比べてとっつきにくい、ビジネス領域のポータブルスキルを取り組みやすい形に 落とし込める ● システムの理解を深め、他者と協働し、イノベーションを起こそう!

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27 ありがとうございました!!