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エンジニアリング マネージャーの 育成と評価軸の考え方 id:daiksy 2025-12-08 Hatena Engineer Seminar #35 1

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はてなの技術組織 | マトリクス組織 3 デザイングループ エンジニアは開発グループと技術グループの両⽅に所属します。開発グループが縦軸、技術グループは横軸 の組織で、技術グループはエンジニアの成⻑と技術の展開を担当します。 エンジニアの⼈数は100名強です。 はてなブログ マンガアプリ toitta Mackerel Des Des Des Des 技術グループ Eng Eng Eng Eng

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はてなの技術組織 | マトリクス組織 4 デザイングループ エンジニアは開発グループと技術グループの両⽅に所属します。開発グループが縦軸、技術グループは横軸 の組織で、技術グループはエンジニアの成⻑と技術の展開を担当します。 エンジニアの⼈数は100名強です。 はてなブログ マンガアプリ toitta Mackerel Des Des Des Des 技術グループ Eng Eng Eng Eng daiksyは ここを見ているので 「技術グループ長」

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EMの4領域 ● 広木大地さんによるEMの活動の分類 ○ ピープルマネジメント ○ プロジェクトマネジメント ○ テクノロジーマネジメント(プラットフォームマネジメント) ○ プロダクトマネジメント ● はてなでもこれを参考にEMのスキルを整理しました 5

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ピープルマネジメント ● 育成 ● 採用 ● メンタリングとコーチング ● 組織内の”人の関係性”の整え ● カルチャーの醸成 6

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プロジェクトマネジメント ● 開発の不確実性のコントロール ● スケジュール・スコープ・リスク管理 ● 開発プロセスに対する熟達 ● アジャイル 7

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テクノロジーマネジメント ● 開発技術についての知識・経験 ● DevOps ● 技術的負債のマネジメント ● ソフトウェア品質 ● 開発生産性 ※広木さんは最近ここを「プラットフォームマネジメント」として「4つのP」という言い方をされているが、はてな社内では以前からの表現であ る「テクノロジーマネジメント」という名前で扱っている 8

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プロダクトマネジメント ● 事業とエンジニアリングの橋渡し ● プロダクトの価値にフォーカスした仕組みづくり ● ソフトウェア要求 / 仮説・検証サイクル ● マーケティング・セールスのエンジニアリングによる支援 ● UX/ユーザビリティ ● プロダクト倫理/法務理解 9

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10 引用元: エンジニアリングマネージャ/プロダクトマネージャのための知識体系と読書ガイド (https://qiita.com/hirokidaichi/items/95678bb1cef32629c317) ● すべてをカバーするのは難しい ● ピープルマネジメントとテクノ ロジーマネジメントを軸に、事 業やチーム事情に応じて他の領 域を習得していく EMのカバー範囲

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EMが扱う4領域と個性 ● 4領域のどの分野が得意か = 「EMの個性」 11

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EMのキャリア ● 4領域のスキルの掛け合わせによってEMの能力を考える ● スキル分類によってはEMの先のマネージャーへの分岐もある 12

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ロールモデルイメージ(例) 13 PdMタイプ ピープル: LV 1 プロジェクト: LV 3 プロダクト: LV 3 テクノロジー: LV 2 PdM | EM(見習い) ピープル: LV 3 プロジェクト: LV 5 プロダクト: LV 5 テクノロジー: LV 2 EM ピープル: LV 7 プロジェクト: LV 5 プロダクト: LV 7 テクノロジー: LV 4 PdM ピープル: LV 5 プロジェクト: LV 8 プロダクト: LV 10 テクノロジー: LV 5 PjMタイプ ピープル: LV 1 プロジェクト: LV 3 プロダクト: LV 1 テクノロジー: LV 3 PjM | EM (見習い) ピープル: LV 3 プロジェクト: LV 5 プロダクト: LV 3 テクノロジー: LV 3 EM ピープル: LV 6 プロジェクト: LV 5 プロダクト: LV 3 テクノロジー: LV 3 PjM ピープル: LV 3 プロジェクト: LV 10 プロダクト: LV 4 テクノロジー: LV 4

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はてなのEMの能力分布 14 daiksy: プロジェクト, ピープルが得意 onk: テクノロジー特化, ピープルも得意 yigarashi: バランス良く得意 4領域の得意分野で個性が出る。はてな全体、あるいは チーム全体でケイパビリティが埋まれば良い。

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4領域それぞれのレベル感 15 レベル 影響範囲 ピープルマネジメント プロジェクトマネジメント テクノロジーマネジメント プロダクトマネジメント LV1~2 自分・ペア相手 1on1実施、相談相手になる タスク見積・進捗の可視化 見習いスクラムマスター コードレビュー・開発支援 技術的議論に参加 プロダクトの基本仕様理解 QA観点で貢献 LV3~4 部署内の4~5人 (チーム全体) チーム目標への巻き込み 育成・評価参加 チームの計画立案とリスク管理 スクラムマスターとして責任を 負える 技術的意思決定への貢献 生産性指標を活用 チームで仮説検証をまわせる ユーザー課題の把握 LV5~6 部署全体 10人以上 評価・目標管理の責任を負う チーム構造の改善・カルチャー 醸成 ステークホルダー連携 複数チームの連携調整 開発プロセス方針策定 技術的負債管理の主導 DevOps・SRE方針整備 事業目標との接続 プロダクトロードマップ支援 LV7~8 複数チームあるいはグループ 全体 組織横断での人材育成 育成、採用戦略設計 グループ単位の計画/スコープ 管理 大型案件のリスク統括 技術戦略立案・実行推進 横断技術課題への対処 プロダクトの成長戦略への参画 PM・UXチームとのプロセス設 計 LV9~10 本部全体/会社全体 組織戦略/人事制度設計への 関与 全社カルチャー変革の推進 開発体制の設計 経営層との技術意思決定支援 技術ブランド形成 長期技術投資や研究開発方針 事業戦略とプロダクト戦略の融 合 意思決定の場での技術的示唆

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活用例 16 レベル 影響範囲 相当グレード ピープルマネジメント プロジェクトマネジメン ト テクノロジーマネジメン ト プロダクトマネジメント LV1~2 自分・ペア相手 グレード1~2 LV3~4 チーム内の4~5人 (ユニット全体) グレード3 LV5~6 チーム全体 10人以 上 グレード4 LV7~8 複数チームあるい はグループ全体 グレード5 LV9~10 本部全体/ グレード6以上 ● 採用要望 ○ 〇〇チームのEM ○ M5相当 ○ ラダーの期待位 置は⭐マーク ⭐ ⭐ ⭐ ⭐

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はてなでのEMの評価基準 会社として期待する一般的なマネージャーとし てのスキル + EM4領域で現れる個性 = EMの能 力 17

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はてなでのEMの評価基準 ● 以下の項目ごとに、グレードごとの期待を言語化 ○ 一般的なマネージャースキルの評価項目 ■ 戦略 ■ 実行 ■ ピープルマネジメント ○ EMの個性 ■ 以下の領域の掛け合わせ ● プロダクトマネージメント ● テクノロジーマネージメント ● プロジェクトマネージメント 18

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はてなでのEMの評価基準 19

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はてなでのEMキャリアラダー 20 ● EMの個性を4領域の凹凸で表現 ● 会社としてのEMへの期待を評価軸で表現 ● それぞれのグレードごとの期待の置き方でキャ リアのラダーを示している

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EMの育成 21

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EMの育成 ● EM養成講座 ● すくすく開発会 EM部会 22

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EM養成講座 ● このあと登壇するd-haruがEMに就任する際に作 成。その後社内に広く公開 ● はてなのEMが半期で行う業務内容に特化して時期 ごとにやること、その注意点などをまとめたもの ● 読み合わせと、メンターEMとのディスカッション で構成され、1h * 4~5回で完走するカリキュラム 23

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すくすく開発会 EM部会 ● 「すくすく開発会」 ○ 社内コミュニティ ○ エンジニアやスクラムマスター、EMなどが定期的に集ま り、よりよい開発の仕方を学ぶ会 ○ その中のさらにサブグループとしてEMに特化した勉強会 を隔週で開催している 26

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すくすく開発会 EM部会 ● 現在のテーマは「『エンジニアリングマネー ジャーのしごと』を学ぶ」 ○ 書籍『エンジニアリングマネージャのしごと』の目次を 手がかりに、各トピックについてEM同士でディスカッ ションをする ○ 読書会にしなかったのは、社内の勉強会なので社内事情 によりフォーカスして議論をしたいため 27

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すくすく開発会 EM部会 ● 実施ログ ○ 2025-08-27 セルフマネジメント ○ 2025-09-10 人と関わる ○ 2025-09-24 1on1 ○ 2025-10-08 動機づけ ○ 2025-10-22 採用 ○ 2025-11-05 評価 ○ 2025-11-19 退職 ○ 2025-12-03 人への影響の与え方 28

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育成まとめ ● 社内業務に特化したマニュアル的な「EM養成 講座」 ● EM同士のリアルな経験を話し合う「すくすく 開発会 EM部会」 読書やセミナー受講で得られない実践的な学習 29

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hatena.co.jp/recruit 30 30