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「受託脳」から「提案脳」へ 「受託脳」から「提案脳」へ 「一緒に悩んで、いいものつくる」を目指して 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 2026.7.17 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 1

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「受託脳」から「提案脳」へ 自己紹介 倉貫 義人 (くらぬき よしひと) 代表取締役 株式会社クラシコム 取締役CTO (「北欧、暮らしの道具店」東証グロース上場) もともとは、大手SIerのエンジニア 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 2

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「受託脳」から「提案脳」へ ソニックガーデンに、「ない」もの 見積りが ない 作る前に、値段を決めない 納期が ない 期限から、逆算しない 納品が ない 完成して、終わりにしない この仕事のやり方を、「納品のない受託開発」と呼んでいる。 創業15年、社員約70名、100社以上とお付き合いが続いている。 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 3

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「受託脳」から「提案脳」へ なぜ、納品をなくしたのか 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 4

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「受託脳」から「提案脳」へ 大手SIerの、エンジニアだった 数十人月から数百人月の、大規模システム開発。 要件定義と設計は自分たち、製造は外注。 ウォーターフォールの、真ん中にいた。 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 5

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「受託脳」から「提案脳」へ プログラマは、主役ではなかった コードを書く仕事は、外注に出すもの。 エンジニアの出世は、管理側にまわること。 「これで、いいソフトウェアがつくれるのか」 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 6

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「受託脳」から「提案脳」へ アジャイル開発との、出会い 顧客と一緒に、少しずつ、繰り返しつくる。 ドキュメントではなく、動くソフトウェアで対話する。 プログラマが、主役になれる。 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 7

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「受託脳」から「提案脳」へ 立ちはだかった、構造の壁 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 8

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「受託脳」から「提案脳」へ 発注者と受注者で、ゴールが違う 発注する側 システムは、 使い始めてからが本番 受注する側 納品して検収されれば、 売上になって終わり 片方はスタート、もう片方はゴール。 完成の先を、一緒に見られない構造。 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 9

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「受託脳」から「提案脳」へ 生産性を上げるほど、損をする 人月商売では、早く作ると売上が減る。 どれだけ貢献しても、評価は「一人月いくら」。 頑張った人が、報われない構造。 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 10

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「受託脳」から「提案脳」へ 悪いのは、人ではなく構造 誰かの怠慢でも、能力不足でもない。 契約とビジネスモデルが、そうさせている。 だとすれば 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン → ビジネスモデルから、変える 11

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「受託脳」から「提案脳」へ 提案が、道を開いた 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 12

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「受託脳」から「提案脳」へ 頼まれていないものを、つくった 社内の情報共有に、困っていた。 だから仲間と、社内SNSをつくった。誰にも頼まれずに。 最初の提案は、手を動かすことだった。 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 13

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「受託脳」から「提案脳」へ 社長に、提案しにいった この事業を、会社の本業にしたい。 決められる人に、直接届けにいった。 提案は、決められる人に届いて、初めて動く。 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 14

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「受託脳」から「提案脳」へ 売り込みではなく、困りごとを聞いた テレアポで売り込んだら、まったく売れなかった。 「困っているなら、助けていいですか」に変えた。 提案のタネは、相手の困りごとの中にある。 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 15

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「受託脳」から「提案脳」へ 独立して、「納品のない受託開発」へ 2011年、事業を買い取って独立。 月額定額の顧問型。「そもそも何を解決したいか」から一緒に。 利害が一致する構造を、自分たちでつくった。 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 16

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「受託脳」から「提案脳」へ 「作らない提案」が、できるようになった 作るほど儲かる構造では、言えなかったこと。 「それ、作らなくても解決できますよ」 利害が一致すると、提案は自然に生まれる。 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 17

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「受託脳」から「提案脳」へ 「一緒に悩んで、いいものつくる」 「納品のない受託開発」での、お客様への約束 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 18

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「受託脳」から「提案脳」へ 受託脳から、提案脳へ 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 19

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「受託脳」から「提案脳」へ この約束は、受託脳では果たせない 「一緒に悩んで、いいものつくる」に、決まった要件はない。 だから入社前に、「血の入れ替え」。 提案脳を身につけるまで、入社できない。 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 20

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「受託脳」から「提案脳」へ 受託脳と、提案脳 受託脳 提案脳 仕事の起点 言われたものを、作る 一緒に考えて、つくる 見ている先 顧客 顧客の顧客 要件とは もらうもの 一緒に見つけるもの ゴール 完成させること 成果が出ること 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 21

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「受託脳」から「提案脳」へ 目線には、3つの段階がある ① 自分目線 言われた作業を、こなす ② 顧客目線 顧客の要望に、応える ③ 顧客の顧客目線 顧客の事業の成功を、考える 提案は 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン → 目線を上げた人から、生まれる 22

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「受託脳」から「提案脳」へ 提案脳の正体は、セルフマネジメント ソニックガーデンには、指示命令する上司がいない。 それでも全員が、成果を出して働いている。 自分で仕事を設計し、自分で改善し、自分から相談する。 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 23

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「受託脳」から「提案脳」へ セルフマネジメントの、5段階 段階 1 2 3 4 5 仕事 進捗の管理 タスクばらし プロジェクト遂行 事業の経営 属人的な価値創造 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 人との関わり ホウレンソウ ザッソウ チームビルディング 人材の育成 社会的ミッション 自分自身 体調の管理 ふりかえり 自己マスタリー 自己の幸福 自己中心的利他 視座 自分 上司・同僚 顧客・チーム 組織・業界 社会 24

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「受託脳」から「提案脳」へ タスクばらし 大きな仕事を、小さなタスクに自分で分解する。 目的が分かっていないと、ばらせない。 ばらした人が、仕事の主導権を持つ。 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 25

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「受託脳」から「提案脳」へ ふりかえり 定期的に、自分の仕事のやり方を見直す。 教わって直すのではなく、自分で気づいて変える。 改善を、他人任せにしない。 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 26

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「受託脳」から「提案脳」へ ザッソウ 雑談と、相談。結果の報告ではなく、途中の相談。 相談した瞬間、相手は評価者ではなく、仲間になる。 「問題 vs 私たち」の構図をつくる習慣。 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 27

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「受託脳」から「提案脳」へ 第2段階の先に、提案脳 タスクばらし、ふりかえり、ザッソウ。どれも特別な能力ではない。 でもこの3つで、視座が「自分」から「周り」へ、そして「顧客」 へ。 つまり 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン → 第2段階のクリアが、受託脳の出口 28

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「受託脳」から「提案脳」へ 小説『私はロボットではありません』 指示を待って、言われた通りに働く毎日から。 タスクばらし、ふりかえり、ザッソウで 変わっていく物語。 長瀬光弘 著(倉貫書房) 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 29

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「受託脳」から「提案脳」へ 若手は、親方の元で身につける セルフマネジメントは、 研修では身につかない。 新卒や若手は、 親方に弟子入りして働く。 日々の仕事を見てもらい、 毎日ザッソウしながら育つ。 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン NHK総合「コント×ドキュメンタリー 笑う会 社革命」(2025年9月) 30

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「受託脳」から「提案脳」へ AI時代、仕事は「労働」から「技芸」へ 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 31

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「受託脳」から「提案脳」へ 「言われた通り」は、AIの仕事になる マニュアルワーク 指示や手順に従って作業する 再現性のある仕事 AIに置き換わる ナレッジワーク 自らの頭で考えて成果を出す 再現性のない仕事 人間にしか、できない ナレッジワークを支えるスキルが、セルフマネジメント。 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 32

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「受託脳」から「提案脳」へ 「AI vs 私たち」では、ない AI vs. 私たち 問題 vs. AI + 私たち ✗ ✓ AIも、同じ問題に向き合うチームメイト。 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 33

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「受託脳」から「提案脳」へ 労働と、技芸 労働 指示されて働き、対価を得ること 技芸 腕を磨いて、作品を創り上げること 技術と芸術のあいだで、結果だけでなく過程を大事にする。 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 34

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「受託脳」から「提案脳」へ 技芸の、3つの要素 言われる前に動く、主体性。 正解のない問題に向かう、創造性。 やるほど伸びていく、上達。 提案脳で働くとは、仕事を技芸として働くこと。 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 35

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「受託脳」から「提案脳」へ 提案脳で働く人だけが、 生き残っていくのではないか そしてそれは、仕事がもっと面白くなるということ。 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 36

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「受託脳」から「提案脳」へ 今日の話を、一冊に 自分と社会をいい感じにする 仕事技芸論 ミシマ社より、9月18日発売。予約受付中。 最新情報はブログ「Social Change!」で。 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン Amazonで予約できます 37

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「受託脳」から「提案脳」へ ご清聴、ありがとうございました 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン ブログ「Social Change!」(kuranuki.sonicgarden.jp) 倉貫義人 / 株式会社ソニックガーデン 38