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増殖し変化し続けるチーム間連携の 壁を乗り越えるために 定例会議のデザインが有効だった話 プロダクト筋トレ:プロダクトづくりの壁を乗り越えた話 vol.2 株式会社コパイロツト プロジェクトイネーブラー SuperGoodMeetings プロダクトオーナー 定金 基 1

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登壇者自己紹介 2 株式会社コパイロツト 定金 基 / サダカネ モトイ 製造業ファクトリーエンジニアを経て2005年株式会社コパイロツト創 業。 デジタルマーケティング・DX・新規事業開発などのプロジェクト をリーダーの副操縦士としてプロジェクト推進を支援。 自社のプロジェクト推進メソッドやクラウドサービス開発では自身が メインリードを担当。 1975年岡山県生まれ。中二の夏にパソコン通信の体験をしてからとい うもの、インターネットの無限の可能性を信じ続けている。 最近ハマったインディーゲームはインスクリプション。 定例会議でプロジェクトを推進する フレームワーク|Project Sprint コミッター クラウドサービス|SuperGoodMeetings プロダクトオーナー MITテクノロジーレビュー日本語版 エグゼクティブプロデューサー SNS X(twitter): @motoi Facebook : sadakanemotoi

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本日お話しする内容 ● コパイロツトのご紹介 ● 私たちのプロダクトのご紹介 ○ 定期的な対話でプロジェクトを進める「Project Sprint」 ○ プロジェクトを定例会議で推進する「SuperGoodMeetings」 ● 私たちの壁 ● 私たちの解決策:Meetings API ○ 定例会議の役割の具体的な設定例 ○ 定例会議の役割を理解したアジェンダのテンプレート例 3

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コパイロツトとは 4

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コパイロツトとは 多種多様な目的やメンバー構成のチームにおいて プロジェクトを推進するため、 「コパイロツト(副操縦士)」を2005年に設立しました。 デジタル領域や新規事業開発のサポートをしながら、 プロジェクト推進できるチーム・組織づくりを プロジェクトチームと一緒に目指します。 5

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プロダクトとプロジェクトの関係 6 引用元 プロダクトマネジメントのすべて

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コパイロツトはプロダクト・プロジェクトを一緒に推進する会社です ナレッジマネジメントによる 環境構築・改善支援 メソッド・クラウドサービス 活用によるプロセスアドバイス プロジェクトメンバーとして 業務を直接支援 Project Knowledge ! Method+Service リーダーサポート ナレッジマネジメント メソッド・クラウドサービスの活用 プロジェクトの目的達成を支援する 進化し続けるプロジェクトの目的に追従しながら、 チームといっしょにゴールに向かって推進する プロジェクト推進の仕組み化を支援する メンバー全員でプロジェクトを推進する習慣を定着していくために、 プロジェクトの進め方そのものを最適化していく取り組み Project Success Project Enablement 1 2 7

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コパイロツトの使命 プロジェクトの推進をサポートすることで、 自分の能力を活かして楽しく働く人を増やす 8

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プロジェクト推進を汎用化するための取り組み 9 多様性のあるメンバーのチームが、 不確実性の高い環境・状況において、 複雑なアウトプットのためのプロジェクトを 推進するためのフレームワーク。 ミーティングをマネジメントをすることで プロジェクトを推進するクラウドサービス。 Project Sprint 実践を支援する機能を持つ。 いままでの業務のなかで積み上げてきたプロジェクト推進の実践知を元に 汎用的なフレームワークとしてまとめ、オープンソースとして公開しています。 さらに、メソッドを利用しやすくなるクラウドサービスを提供しています。 プロジェクト推進の研究開発・コミュニティもオープンに運営しています。 https://www.projectsprint.org/ https://supergoodmeetings.com/ クラウドサービス フレームワーク 研究開発・コミュニティ プロジェクトを推進するための 実践的な方法論やプロジェクトチームのあり 方を研究するコミュニティ。 https://quest.projectsprint.org/ Project Sprint Quest

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私たちの壁 10

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どこが壁だったか?プロダクトの成長に伴いチームが変化し続ける。 プロダクトが大きくなるにつれチームが増え連携しづらい…💦 初期(社内ツール) オーナー エピック・バックログ 決定 開発 スプリントバックログ 決定・実装 中期(オープンβ) ビジネス 組織側とビジネス的決定 オーナー エピック・バックログ候補決定 リファインメント エピック・バックログ決定 カスタマーサポート 運用 開発 スプリントバックログ決定・実装 最近(資本投下による体制強化) ビジネス 組織側とビジネス的決定 コンサルとの連携 リファインメント スプリントバックログ決定 CS カスタマーサポート・サクセス施策企画・ 運用 アナリスト データ分析と報告 開発 エピック・プロダクトバックログ・スプリ ントバックログ決定 プロモーション 顧客獲得 ビジネス的な視野を入れ、 組織と投資面で連携する。 顧客の声に対応する。 社内メンバーが便利 なツールをつくる。 11 ビジネスとして受託事業との 連携も強化。体制を厚くして オーナー機能を開発に移管。

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なんでチームを分割する 必要があるんでしたっけ 12

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Team Team Team プロジェクトにおけるチームは疎結合であるべきではないか ゴール ガントチャート WBS タスク リスト プロジェクトの単位では分業を目的としてチームは分割される。 であれば分割されたチーム同士はできるだけ疎結合であるべきでは? チーム内では密に連携するが、 チーム間の連携は疎結合を目指す。 連携 13

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チームが疎結合であるためには 定例的な対話 定例会議をうまく使えば良いのでは? 14

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15 定例会議でプロジェクトが漸進的に進む

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PMBOKによるプロジェクトのプロセス定義 初期フェーズ 中間フェーズ 最終フェーズ 開始 開始 開始 開始 終了 終了 終了 終了 作業量 時間 開始 終了 立上 計画 実行 終結 監視 監視・コントロール 16 プロセス 立上→計画→実行→終結 プロセス 立上→計画→実行→終結 プロセス 立上→計画→実行→終結 プロジェクトの不確実性に より予測はできない。 プロジェクトを捉えるには 定期的にチェックするしか ない。 ※プロジェクトの性質や状況によって形は異なる

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各個人 活動の実践 最終 ゴール プロジェクトが進む定例会議の構造 チームがストーリーに納得し、活動が自律的になり、さらに改善し続ける。 その仕組みとなる定例会議を開催することでプロジェクトは推進する。 定例会議 #6 定例会議 #7 定例会議 #8 議題 議題 議題 議題 議題 議題 各個人 活動の実践 中間ゴール 各個人 活動の実践 各個人 活動の実践 議題 議題 議題 各メンバーがそれぞれ活動し、 必ず作成物をつくる 中間ゴール 中間ゴール メンバー同士の期待値を元に、 次の会議までの活動を決める 自らアジェンダを提案し、 ストーリーを意識して対話する 作成物 17 プロジェクト ストーリー

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18 それぞれのチームが自律的に進み始めたが どうやって連携するか?

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このチームの推進 定例会議の2つの構造 19 チーム連携 定例会議 チーム 定例会議 アイデア創発・問題の共同解決 理想の状態の認識合わせ・更新 このチームの推進 タスク実践からの アイデア・問題点・違和感 チーム 定例会議 チーム 定例会議 チーム 定例会議 このチームの推進 このチームの推進 環境の認識共有 と発生したタスク パターン1 推進 パターン2 連携

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20 チームが増えてきて、徐々に進み始めた。 しかしコミュニケーションのコストは減らし、 連携の会議をできるだけスムースにしたい!

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解決策 定例会議を定期的にバッチ処理され、 成果物が出力されるタイミングとして捉える (Meetings API) 21

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22 定例会議を定期的にバッチ処理されている仕組みとして捉えてみる考え方 Team Team Team 定例会議の終了(バッチ処理終了) ごとに出力・更新 毎週火曜日 10時など 定例会議の開催 (バッチ処理タイミング) ユーザーの声 (スプレッドシート) バックログ アクセスログ 各チーム定例会議の開催後に成果物が確実に出力されるなど、 必要な情報が得られることが約束されると、他のチームが予定を立てやすくなる。 その情報により、連携のための定例会議がスムースに運用できたり、 状況によっては連携の定例会議が必要がなくなる場合もある。

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テスラのアジャイル・疎結合に対する姿勢 テスラはモジュールを利用する。 「ジャスティスの法則」は製品のモ ジュールが会社の意思を決める。 ビル・ゲイツはプロジェクトをパラレ ルで同時進行で行うことにこだわる。 彼はミーティングに出ると必ず、この プロジェクト、作業はパラレルで同時 進行できるのかと聞く。 モジュール単位で分割し、それぞれが 独立したチームを持ち、お互いを待つ ことなく独立して作業を行う。そして 最後に、ほかの部分との連携や統合の テストを行う。 引用元 あなたが学んだアジャイルとテスラの手法は何が違うのか?認定スクラムトレーナーが語る、テスラの真の凄さ ビル・ゲイツがこだわる“プロジェクトの同時進行” 23

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テスラのアジャイル・疎結合に対する姿勢 冷却水の出口と入口が互換性があ るので、このモデルを変えたとし ても、いつでも新しいものに更新 できる。 Web開発でも同様だが、アダプ ターをつけて、インプット・アウ トプットに互換性を持たせれば新 しいものに更新できる。 モジュラー・アーキテクチャは、 お互いを待つことなく数百のチー ムが並行して作業するのに有効。 引用元 あなたが学んだアジャイルとテスラの手法は何が違うのか?認定スクラムトレーナーが語る、テスラの真の凄さ SpaceXのモジュラー・アーキテクチャ 24

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定例会議を要素で分解する具体的な項目 25 会議で出力さ れるもの・ 会議体全体で出力されるもの

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Meetings API 実例 26

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大規模な組織がアジリティ(機敏性)を獲得する方法 大規模な企業では「探索→確立」のパターンが開発段階の異なるチームで常に発生する ● 複数の探索活動が同時に行われ、他 チームは明瞭なAPIをサービスとして 利用できる ● コラボレーションとX-as-a-Service の間の行き来を期待し奨励すること で、組織はアジリティを獲得する ● チーム間の相互関係を明瞭かつ動的 にし続けることは、内外の状況に対 応する「継続的設計能力」の基盤と なる ● 戦略とは「検索→実行→学習→修 正」が継続的に行われることであ り、組織は戦略スキルを発揮すれば するほど、競争の激しい環境にうま く対応できるようになる 引用元 チームトポロジー 価値あるソフトウェアをすばやく届ける適応型組織設計 29

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定例会議のアジェンダ実例 31

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まとめ ● 定例会議の役割を整理して、定例会議の出力を約束することで、 チーム同士の期待が明確になる ● 期待が明確になることから、疎結合で動きやすくなることで、 チーム間の連携しやすくなる ● 定例会議の役割を元にアジェンダをテンプレート化すると、 進行しやすく改善しやすくなり、定例会議が目的を達成しやすくなる ● 定例会議の役割やテンプレートを定期的に見直すことで、 より良いチーム間の連携が継続できるような環境をつくる 36

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37 宣伝・告知

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コパイロツトはプロダクト・プロジェクトを一緒に推進します! ナレッジマネジメントによる 環境構築・改善支援 メソッド・クラウドサービス 活用によるプロセスアドバイス プロジェクトメンバーとして 業務を直接支援 Project Knowledge ! Method+Service リーダーサポート ナレッジマネジメント メソッド・クラウドサービスの活用 プロジェクトの目的達成を支援する 進化し続けるプロジェクトの目的に追従しながら、 チームといっしょにゴールに向かって推進する プロジェクト推進の仕組み化を支援する メンバー全員でプロジェクトを推進する習慣を定着していくために、 プロジェクトの進め方そのものを最適化していく取り組み Project Success Project Enablement 1 2 38

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今日のお話に興味があり、定例会議でプロジェクトを進めたい人は参照ください! 39 多様性のあるメンバーのチームが、 不確実性の高い環境・状況において、 複雑なアウトプットのためのプロジェクトを 推進するためのフレームワーク。 ミーティングをマネジメントをすることで プロジェクトを推進するクラウドサービス。 Project Sprintの実践をサポートする機能を持つ。 株式会社コパイロツトが積み上げてきたプロジェクト推進の実践知を元に 汎用的なフレームワークとしてまとめ、オープンソースで公開しています。 さらに、フレームワークを利用しやすくなるサービスも開発しています。 https://www.projectsprint.org/ https://supergoodmeetings.com/ サービス フレームワーク