Slide 1

Slide 1 text

Iret tech labo#20 Google Cloud を始めよう!認定資格の歩き⽅ 2022/10/26 アイレット株式会社 クラウドインテグレーション事業部 中村 新吾 27⽇間で Google Cloud 認定資格を5つ取得した勉強法

Slide 2

Slide 2 text

2 ⾃⼰紹介

Slide 3

Slide 3 text

⾃⼰紹介 3 ■中村 新吾(なかむら しんご) • クラウドインテグレーション事業部 構築第⼋セクション • 2021年9⽉⼊社 • クラウド歴=社歴(1年1ヶ⽉) • IT業界3年⽬

Slide 4

Slide 4 text

⽬次 4 1. Google Cloud 認定資格とは 2. ⾃分にとっての資格取得 3. ⾃分の資格取得の流れ 4. 受験資格の選定について 5. Associate Cloud Engineer 試験の対策⽅法 6. 最後に

Slide 5

Slide 5 text

5 1. Google Cloud 認定資格とは

Slide 6

Slide 6 text

Google Cloud認定資格とは 6 • Googleが主催する、Google Cloudに関する公式の認定資格 • 分野・職務ごとに、資格の種類が分かれている • 基礎的な認定資格・アソシエイト認定資格・プロフェッショナル認定資格の3段階 • 基礎的な認定資格が1つ、アソシエイト認定資格が1つ、プロフェッショナル認定資格が9つ • 合計11個の認定資格が、分野・職務ごとに存在する

Slide 7

Slide 7 text

Google Cloud認定資格とは 7 基礎的な認定資格 アソシエイト認定資格 プロフェッショナル認定資格 Cloud Digital Leader Associate Cloud Engineer Professional Cloud Architect Professional Cloud Database Engineer Professional Cloud Developer Professional Data Engineer Professional Cloud DevOps Engineer Professional Cloud Security Engineer Professional Cloud Network Engineer Professional Google Workspace Administrator Professional Machine Learning Engineer

Slide 8

Slide 8 text

8 2. ⾃分にとっての資格取得

Slide 9

Slide 9 text

⾃分にとっての資格取得 9 • あ 「資格取得」≠「実務で使える」 • 資格取得は、実務で使うためのスタートラインに⽴つためのもの • 実務で使う場⾯は、あらかじめ予測できない場合がある • 知識がゼロの状態だと、実務で使うためには、キャッチアップしてやっとスタートラインに⽴てる • 資格取得のために、知識を習得した状態であれば、キャッチアップが不要になる • 実務で使う場⾯に遭遇した際に、「資格取得」のために詰め込んだ知識を、少しでも思い浮 かべることができるだけで価値がある • いざ使う場⾯に遭遇した際は、調査から始まることが多い • 調査するための「あたり」がつけられる

Slide 10

Slide 10 text

⾃分にとっての資格取得 10 資格試験は楽しい! • 試験問題を解くのは楽しい! • 「できない」状態から「できる」状態への変化が気持ちいい • ゲーム感覚で楽しめる • 尺度が明確で楽しい! • 「合格」か「不合格」という明確さ • 「合格」の嬉しさ • 「不合格」の悔しさ

Slide 11

Slide 11 text

11 3. ⾃分の資格取得の流れ

Slide 12

Slide 12 text

⾃分の資格取得の流れ 12 Google Cloud 認定資格受験履歴 資格名 勉強開始⽇ 受験⽇ 結果 Associate Cloud Engineer 2022/4/1 2022/4/6 合格 Professional Cloud Architect 2022/4/8 2022/4/11 合格 Professional Data Engineer 2022/4/11 2022/4/15 合格 Professional Cloud Security 2022/4/15 2022/4/20 合格 Professional Google Workspace Administrator 2022/4/22 2022/4/25 不合格 Professional Cloud Developer 2022/4/25 2022/4/27 合格

Slide 13

Slide 13 text

⾃分の資格取得の流れ 13 1. 試験ガイドを確認する 2. 勉強する 3. 試験を受ける 4. 合格を喜ぶ

Slide 14

Slide 14 text

⾃分の資格取得の流れ 14 • Google Cloud 認定資格の試験ガイドは、かなり詳細に記載されている • 勉強を進める際の地図とする(ガイドのどこを勉強しているかを把握する) セクション 1: クラウド ソリューション環境の設定 1.1 クラウド プロジェクトとアカウントを設定する。次のような流れになります。 ● リソース階層を作成する ● リソース階層に組織のポリシーを適⽤する ● プロジェクトで IAM ロールをメンバーに付与する ● Cloud Identity でユーザーとグループを管理する(⼿動および⾃動) ● プロジェクトで API を有効にする ● Google Cloud のオペレーション スイートでプロダクトをプロビジョニングして設定する (例)Associate Cloud Engineer の試験ガイドの⼀部 1. 試験ガイドを確認する

Slide 15

Slide 15 text

⾃分の資格取得の流れ 15 2. 勉強する 2-1. 本を1冊読破する • 本は1冊で体系的にまとめられていることが多いため、1冊を読破することで、相互に 繋がりのある知識を得ることができる • 電⼦書籍ではなく、紙ベースの本の⽅が、頭に⼊る(気がする) • 合わない⼈にはとことん合わない

Slide 16

Slide 16 text

⾃分の資格取得の流れ 16 2. 勉強する 2-2. 練習問題を解く • 満点が取れるまで、ひたすら周回する • 問題を解く、という⾏為への慣れを形成する • コンプリートする楽しさを、ゲーム感覚で味わう • 分からない問題があっても、必ず⾃分なりの理屈をつけて全問解答する • 無解答には絶対しない • 理屈を考えるという⾏為が⼤切 • 考えた上で間違えたことは、記憶に残りやすい

Slide 17

Slide 17 text

⾃分の資格取得の流れ 17 2. 勉強する 2-2. 練習問題を解く • 解説は全て読み、⾃分なりの理解(〜だから〜が正解!)を構築する • 正解した問題の解説も読む • 解説で分からないことは、都度調べる • 考える筋道から記憶することで、記憶の定着を図る(解答の丸暗記にしない) • 飽きたらやめる(超重要!!!) • 好きこそ物の上⼿なれ • 飽きた状態で進めても、時間もかかり、質も悪くなる • 楽しんでやることが、資格取得の鍵

Slide 18

Slide 18 text

⾃分の資格取得の流れ 18 2. 勉強する 2-3. 公式の模擬問題を解く • 各資格に対し、Google公式の模擬問題が⽤意されている • 無料で受験可能 • Googleフォーム形式・ブラウザで受験可能 • 勉強内容がズレていないかの確認 • 本番の問題形式の確認 • 同じ問題が出題されることもある

Slide 19

Slide 19 text

⾃分の資格取得の流れ 19 3. 試験を受ける 3-1. 受験⽅式を選択する • オンサイト(試験会場)試験 or オンライン試験 • どちらもメリットとデメリットがあるので、⾃分に合う⽅を選択 • 私は全てオンライン試験を選択 3-2. 受験の準備 • 会社のパソコンとネットワークの管理上の制約を避けるため、個⼈のパソコンおよび⾃宅ネットワークが推 奨されている • 集中できる空間を作る • その他受験環境準備の詳細は、公式ページを確認 • https://www.webassessor.com/wa.do?page=certInfo&branding=GOOGLECLOUDJP

Slide 20

Slide 20 text

⾃分の資格取得の流れ 20 3. 試験を受ける 3-1. 受験する • ⾝分証明書とスマートフォンが、⼿元にあるか確認する • 試験開始時刻の5分前から、試験⽤アプリケーションの起動が可能 • アプリケーション起動後、試験官とのやり取りとなるが、やり取りの開始まで待たさ れる場合があるので、落ち着いて待つ (やり取りの開始まで30分以上待たされたこともありました) • 試験官と、⾝分証明書と受験環境の確認をする • 試験開始

Slide 21

Slide 21 text

⾃分の資格取得の流れ 21 4. 合格を喜ぶ • 試験終了後、すぐに合否が表⽰される • 合格という⽂字が表⽰されるのを確認し、試験⽤アプリケーションを静かに閉じる • 声を出して喜ぶ • 少し踊るのも可(周囲をご確認ください)

Slide 22

Slide 22 text

22 4. 受験資格の選定について

Slide 23

Slide 23 text

受験資格の選定について 23 最初に受ける資格は、Associate Cloud Engineer がおすすめ!!! • Google Cloud の基本を広く浅く問われる • IAMから、コンピュート(Compute Engineなど)、データベース、ネットワークまで、Google Cloud を 利⽤する上で必須の範囲から広く浅く出題される • Professional 試験は、Associate Cloud Engineer の出題された特定の分野のより深い部分の理解が問われ るものが多い → Professional 資格の受験に応⽤できる!!!

Slide 24

Slide 24 text

受験資格の選定について 24 Professional Google Workspace Administrator について • 受験資格の中で、唯⼀不合格 • 他のProfessional資格とは違い、管理者としてのWorkspaceの詳しい操作⽅法などを 問われる試験 • Associate Cloud Engineer で培った基本を応⽤できる分野ではなかった • この試験を突破するためには、別の勉強が必要

Slide 25

Slide 25 text

25 5. Associate Cloud Engineer 試験の対策⽅法

Slide 26

Slide 26 text

Associate Cloud Engineer 試験の対策⽅法 26 Google Cloud の強みとなるサービスを重点的に理解する • Google App Engine (GAE) • Google Kubernetes Engine (GKE) • BigQuery • Cloud Spanner • etc… → 強みとなるサービスは、Google Cloud のアピールポイントとなるた め、よく出題される → 資格試験とはいえ、Google Cloud の利点を広く知ってもらう場でもあ る

Slide 27

Slide 27 text

Associate Cloud Engineer 試験の対策⽅法 27 クラウドの⼀般的なサービスを理解する • クラウドに対して⼀般的に求められるサービスは共通している • 仮想マシン、リレーショナルデータベースなど、システムを構築するために必須のサービスは同じ → クラウド経験者は、⼀般的に求められるサービスの知識がある分有利! • ⼀般的なクラウドサービスの中でも、Google Cloud 独⾃の部分があるサービスも存 在するので、きちんと区別する • IAM • VPC • etc…

Slide 28

Slide 28 text

28 6. 最後に

Slide 29

Slide 29 text

最後に 29 勉強法は⼈それぞれ • 10⼈いれば10⼈とも違うぐらい⼈それぞれ • ⾃分に合う勉強法を確⽴するまでが⼤変 • とりあえず試してみることが⼤切 ありがとう ございました!