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コードを書き続けるCTO Gunosy Inc. @y_matsuwitter 2017.12

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2 ©Gunosy Inc. 技術責任者、3つの役割と分⽴ CTO / VPoE / POの3つのロールがあり、Gunosyでは分⽴させている。 CTO VPoE PO ・技術面に責務 ・技術調査や社内全体の技術構成などを担当 ・事業数値、執行に責務 ・リソース割振や開発計画を担当 ・人的なマネジメントに責務 ・評価制度や採用業務を担当 独⽴して持つことも、兼務することも会社によりけり、状況に合わせる。

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3 ©Gunosy Inc. ⾃分がCTOの役割で意識している⼆点 経営における技術⾯での意思決定 技術でのケイパビリティの拡⼤ 経営⽬標の達成を技術で⽀援 技術ポートフォリオ・採⽤・育成 n 各事業の課題を吸い上げ、技術で経営 を加速する⽅法を考える – 例:⾃動化を通じて売上効率を上 げていく、等 n 破壊的イノベーションに備える – ⾃社の市場を⼤きく変える技術に ⽬を配れるのは技術者 n 技術チームでできることの幅を広げる ことで、事業開発を加速する。 – 各位の技術⼒の合計値を上げる n 技術的リソースを確保する – エンジニアが⾜りなくて…は我々 の責任 特に上場以後、新たな成⻑を求められる。その観点で、技術⾯から事業をど こまで加速できるか考え抜く。 CTOというロールを担うに当たって下記を意識している。

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4 ©Gunosy Inc. コードを書き続けるということ ⾃社の技術の最先端を切り開く仕事 = コードを書くCTO n 年々技術は進化、中には破壊的イノベーショ ンを業界にもたらすものもある。 – 例、DeepLearning、AR/VR、 Blockchain、Voice Assistant、 Container as a Service n CTOは技術を⾃社の武器にする職務 – 各技術に対して組織としての解釈を持ち 採⽤などの⽴ち位置を明確にし、経営陣 に伝えていく n ポジションを取るためには、知るだけでなく 使い続ける必要がある 可能な限り多くの技術に対してポジションを取る事が必要とされている。 ⾃社の技術 ポートフォリオ 新登場の 技術 経営による 事業的意思決定 未挑戦の 技術

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5 ©Gunosy Inc. 今時点でのCTOについての思い CTO = 会社において技術で経営に貢献する⽴場 l 技術起因での経営への影響全てに責任を持つ。 l 外部環境、内部環境によってその責務の現れ⽅は様々 ⾃分のケース l マネジメント、事業、技術それぞれを分けることで技術にフォ ーカスする体制を作った コードを書き続けることは⽬的ではないが… l コードを書くことで経営を加速する⼿段を⾒つけてこそのCTO (という気概) CTOに限らないが、会社のステージの変化で役割は変わっていく。