Slide 1

Slide 1 text

テスト自動化の魅力に気づくまで 2022.06.28 株式会社ミクシィ 開発本部 CTO室 QAグループ 安里 大志

Slide 2

Slide 2 text

今日お話すること テスト自動化懐疑派だった私が、自動化の魅力に気づくまでをお話します。 テスト自動化を検討されてる方、テスト自動化を推進したいけど、 何から始めて良いか悩んでいる方向け。 2

Slide 3

Slide 3 text

自己紹介 3 安里 大志(あさと たいし) 氏名 所属 趣味 略歴 開発本部 CTO室 QAグループ 格ゲー、銭湯・サウナ、ジョギング ミクシィに入社して6年7ヶ月。 モンスターストライクのQAエンジニアから スタートし、直近はQA組織のマネジメント のお仕事が中心です。 育休を2回取得させていただきました。 ミクシィ以前は、ゲームQAやったり、ゲー ムプログラマやったり。

Slide 4

Slide 4 text

会社紹介:ミクシィについて

Slide 5

Slide 5 text

ミクシィのこれまで 5 1997 1999 2004 2013 2014 2015 2018 2019 2020 2021 2006 法人化 マザーズ上場 社名変更 創業 東証一部上場

Slide 6

Slide 6 text

事業ドメイン 6 “コミュニケーション”を事業ドメインとして、「モンスターストライク」や「共闘ことばRPG コトダマ ン」などゲームやアニメを含むデジタルエンターテインメント、公営競技やスポーツ観戦事業などを含む スポーツ、「家族アルバム みてね」や「minimo」、SNS「mixi」などを含むライフスタイルの3つの領域 で事業を推進しています。 SPORTS LIFE STYLE DIGITAL ENTERTAINMENT スポーツ ライフスタイル デジタルエンターテインメント

Slide 7

Slide 7 text

開発本部 CTO室 QAグループが担当しているサービス 7 ※その他、リリース前サービスをいくつか担当

Slide 8

Slide 8 text

きっかけ 時は遡ること21年1月。 当時の上長から、 「来期は予算出すから、自動化やって」と言われる。 8

Slide 9

Slide 9 text

きっかけ 予算出すから = 本気でやらんかい 9

Slide 10

Slide 10 text

当時の私の自動化への認識 テスト自動化は、難易度高くて無理!!! 自動化については、セミナーや書籍で、 ある程度インプットはしていて、 その上で、「やらない」と決めていた。 10

Slide 11

Slide 11 text

なぜテスト自動化は難しいのか 当時は、「自動化=オープンソースを利用」という認識。 環境構築も、実装も、メンテナンスも、ハードルが高い。 QA業界の人材では、特定の人間しかできない、と感じていた。 支援ツールも幾つか見たけど、 高額なので割に合わないと思っていた。 11

Slide 12

Slide 12 text

自動化チャレンジ 上長が、ツール費用、自動化コンサル費用、 自動化エンジニア費用を確保してくれた。 これは本気でやらないといかん…。 ということで、3ヶ月くらい、 集中的にウェビナー参加したり、 テストベンダーさんの話を聞いてみたりした。 12

Slide 13

Slide 13 text

自動化の潮流が変わっている ツール(というか自動テスト支援のSaaS)がイケてる!! 13

Slide 14

Slide 14 text

自動化の課題を解決できるかも 課題の一つである「属人化」を解消できそう。 ツールを使えば、みんなで自動化を進めることができるので は?実際、そのような事例もウェビナーで見かけた。 スプレッドシートやBTSと同じレベルで、誰もが自動化支援 ツールを使って、自動テストを書く時代が来る!! 14

Slide 15

Slide 15 text

ツール探し 4~5つほど検討した結果、MagicPodに決めました。 決め手はこちら。 ● 使いやすい ● クラウドだけでなく、ローカルでも動かせる ● ブラウザ、アプリ、両方に対応している ● サポートの返信が早い! ● 月契約が可能!! 15

Slide 16

Slide 16 text

月契約が決め手! 使いやすさは、有名どころのツールは、正直、さほど差はなかった(トラ イアルとか、デモを見せてもらった限りは) ただ、他のツールは年契約でした。 私としては、自動化は調査の段階だったので、 ドカンと投資をする勇気がなかった。 これが、21年の8月くらいの話です。 16

Slide 17

Slide 17 text

MagicPod契約後 自チームのメンバーには、「MagicPodを使ってくれ」と、念仏のように 言い続ける。 2~3名が興味を持ち、そのスタッフが、さらに他のスタッフにレクチャ ーしてくれた。 使ってみると、良さを感じることができ、「無理やり使う」から「使いた くて使う」に変わっていった。 また、運良く、途中からMagicPodに慣れてるメンバーがジョインしたの も大きかった。 17

Slide 18

Slide 18 text

現在の状況 自チーム以外にも社内営業をかけて、使ってもらった。 現在は、TIPSTAR、家族アルバム みてね、minimo、 Fansta、MIXI Mで、大なり小なり、自動化が運用されてます。 テストケース数は、全体で300ほど。 ユーザ数は80くらい(アクティブなのは、その半分以下ですが) 18

Slide 19

Slide 19 text

現在の状況 SREグループの協力のおかげで、解決できた課題もあった。 エンジニアを巻き込むことも重要。 19

Slide 20

Slide 20 text

最後にテスト自動化の魅力 ● 資産になる(負債にもなりえますが…) ● 締切の都合でテストを諦めなくても良くなる(ときもある) ● 楽しい 20

Slide 21

Slide 21 text

おわりに 21 俺たちはようやく登りはじめたばかりだからな この果てしなく遠い、テスト自動化の道のりをよ…

Slide 22

Slide 22 text

No content