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業務システムのUX/UI設計ノウハウを 解説。デザイナー不在で失敗しないた めに身につけるべき基本とは? 2024 / 03 / 13 NCDC株式会社

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講師紹介 2 デザイン専門学校卒業後、国内トップのユーザー数である3DCGソフトウェアのUX/UIデザインを担当。UI画面 の大幅な改善をAgile開発によって行い、ユーザーの信頼を獲得。それまで低迷していた売上に大きく貢献する。 その後、デザイン制作会社にてコンシューマー向けアプリやコーポレートサイト、BtoB向けの業務管理システ ムのUX/UIデザインを担当。加えて、企業や製品のブランディングをアートディレクター兼デザイナーとして担 当したり、ドッグハウスやカプセルベッド、医療機器、食品加工機、展示会什器など多岐にわたる工業製品の デザインを手掛ける。 2015年、デザイナーとして担当した機械部品メーカーのアニバーサリーブックで日本BtoB広告賞 経済産業大臣 賞を受賞。 NCDCにはチーフUXデザイナーとして参画。 スマートシティの住居者向けサービスデザインからコンシューマー向けアプリのUX/UIデザイン、企業の従業員 が使用するアプリのUX/UIデザインなどを担当。また、幅広い経験を生かしてUXデザインセミナーの講師とし て社内外のセミナーに登壇。 ブランディングからサービスデザイン、UIデザイン、クリエイティブデザインま ですべての対象物をデザインするマネージングデザイナー。 UX /UIデザイナー 菅原慎也 マネージングデザイナー

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NCDCのご紹介

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Business 事業領域の推進 Design ユーザー視点での設計 Technology 技術による課題解決 Innovation • コンサルティング • 新規サービス企画 • PoC⽀援 • デザイン思考 • UX/UIデザイン • モバイル・Web先端技術 • IoT / AI / AR • クラウドインテグレーション 4 NCDCのサービス体系

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私たちにできること① l デジタルビジネスに必要な要素にフォーカスし、⼀元的に提供しています。 l スモールスタートでの検証から、本開発・継続的な改善までサポートします。 5 ワークショップを中⼼とし た合理的なプロセスで、ビ ジネスモデルの検討からUX デザインまで、迅速に⾏い ます。 関係者が多数いる場合の組 織横断、会社横断のファシ リテーションも得意です。 新規性の⾼いプロジェクト ではMVP(Minimum Viable Product)を⽤いた検証を⾏ うなど、⽬的に応じて段階 的な開発を企画します。 早い段階でモックやプロト タイプを⽤意してユーザー の評価を確認します。 ユーザーとのタッチポイントとなる各種デ バイスのフロントエンドデザインから、ク ラウドサービスを駆使したバックエンドの 開発まで。多様なテクノロジーをインテグ レーションします。 l AI / IoT / AR l モバイル・ウェブ アプリ開発 l クラウドインテグレーション l システムアーキテクチャコンサルティング など ビジネスモデルのデザイン スモールスタート・PoC システム・インテグレーション ユーザー視点を⼤切にした 課題抽出・企画 モックやプロトタイプ の開発・検証 開発 継続的な改善

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UXデザインの5段階モデル 6 本日はこのあた りを中心に話を していきます

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良い画面を作成するためのポイント 7

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色から受ける意味 8

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補色 9

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色の識別 10

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色を使いすぎた例 11

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基本的な配色パターン 12

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ブランドカラーの訴求 13

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テキストと背景のカラーコンストラスト比 14 WCAG 2.0 の AA レベルでは、テキストと背景のカラーコントラスト比は 4.5:1 以上であることが推奨されています。

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画面の動きによる認知 15

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画面の動きによる認知 16

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マイクロインタラクション 17

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ボタンの優先度を決める 18

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ボタンの誤った使い方をしたケース 19 l トグルスイッチ、ラジオボタン、チェックボックスは正しく使う チェックボックス ݖݶ͋Γ 0/0''ͷ੾ସ͑ ݖݶͳ͠ 0/0''Ҏ֎ͷ੾ସ͑ ૹ৴ ड৴ トグルスイッチ ラジオボタン

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ユーザーを惑わせない正しいコンポーネントの選び方 20

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直感的 22 シンプルで一貫性があり、共通概念 に従った一目瞭然な状態を直感的 ジェスチャー操作は経験していないと直感に結びつかない

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共通認識 23

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インタラクションコスト 25

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認知負荷 26

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身体的負荷 27

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階層はシンプルに 28

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シンプルさ 29

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一貫性 30

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システム都合を押し付けない 31

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デザインツール 32

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ワイヤーフレーム作成ツール 33

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UI Kit 34

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Material 3 35

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共同編集 36

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デザインした画面をURLで共有 37

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デザインスペックの表示 38

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プロトタイプ作成 39

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ユーザーテスト 40

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ユーザーテスト 41 l サービス/システムのプロトタイプをユーザーに操作体験してもらう様子を観察 して得られた様子や、発話の内容などの質的情報を分析して設計の問題点を 見つけ出すリサーチ手法です。 l 大きなメリットとしては以下が挙げられます。 l サービス/システムの操作性に問題がある場合リリース前に発見できる。 l サービス/システムがユーザーのニーズを満たしているかどうかについてフィード バックが得られる。 l デメリットとしては、単純に人的・時間的コストがかかる点と、計画実施に あたり、適切なスキルを持った人間が追加で必要になる点があります。 ユーザーテストのイメージ

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誤った情報でご操作を誘導してしまった例② 42

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誤った情報でご操作を誘導してしまった例① 43

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デザインガイドライン 44

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デザインガイドライン 45

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ペルソナ定義 46

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ペルソナ定義 47

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カスタマージャーニーマップ 48

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カスタマージャーニーマップ 49

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事例紹介 50

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Figma使い方レクチャー Figma使い方レクチャー 事例紹介 51 A社のケース B社のケース Figma使い方レクチャー Figma使い方レクチャー 画面デザイン(お客様と分担) 画面デザイン(NCDC) お客様の方で作成した画面のレビュー お客様の方で作成した画面のレビュー UIデザインレクチャー(情報設計からUI デザインのポイントを解説) デザインガイドラインのまとめ方 フロント実装 デザインの解説 デザインの解説

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プロジェクトにおけるデザイナーの役割 l デザイナーの立ち位置によってプロジェクトの品質やスキルトランスファーが変 わる。 52 PM・PL デザイナー PO エンジニア PM・PL デザイナー PO エンジニア PM、デザイナー、エンジニアがフラットな立場でプロジェクトを推進する ことで、デザイナーはユーザー目線での意見を出しやすくなります。 一般的なプロジェクト体制 理想的なプロジェクト体制 指 示 画面だけを作るデザイナーではなく、調査・分析のところから提供・運用のところまで デザイナーが関わることで品質の高いプロダクトを提供できる。まずは左のような体制 を整えていき、将来的には右のような体制づくりを目指すことが良いと考えます

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