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© DMM.com labo 1 CD3 (Cost of Delay Divided by Duration) を利用した、 効果的なFeatureのリリース優先順位について 

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© DMM.com labo What is CD3... 2 「ビジネス価値」で優先順位をつける。

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© DMM.com labo 3 スクラムでは「ビジネス価値」によって優先順位するが 「ビジネス価値」をどのように計算するかについては指標はあまりない Featureをリリースする順番を責任者(PO)が なんとなくでつけているケースがある。 What is CD3 (Cost of Delay Divided by Duration) DMMが抱えるプロダクトリリースの優先順位に関する問題点

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© DMM.com labo 4 効果的にFeatureをユーザに届けたい。

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© DMM.com labo 5 What is CD3... Cost of Delay Divided by Duration 機能の「遅延コスト」を開発からデリバリーまでの 見積もり時間で割ったもの。 「遅延コスト」を定性化する。

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© DMM.com labo 6 用語の説明

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© DMM.com labo 例 ex. 優先度が最高である、FeatureA, FeatureBがあるとします。 ■ FeatureAは、機能を提供するまで、2週間かかります。納期を守らないと1週間あたり25万円損失します。 ■ FeatureBは、機能を提供するまで、1週間かかります。納期を守らないと1週間あたり10万円損失します。 まとめると下記になります。 FeatureAを先にやることを想定しています。 結果としては、FeatureA,Bが完了するまでに CD3 Scoreが20かかります。 FeatureBを先にやることを想定しています。 結果としては、FeatureA,Bが完了するまでに CD3 Scoreが25かかります。 FeatureA,Bを両方同時に行うことを想定しています。 それぞれにキャパシティ の半分をアサインすると 結果としては、FeatureA,Bが完了するまでにCD3 Scoreが35かかります。

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© DMM.com labo 例 ex. 優先度が最高である、FeatureA, FeatureBがあるとします。 ■ FeatureAは、機能を提供するまで、2週間かかります。納期を守らないと1週間あたり25万円損失します。 ■ FeatureBは、機能を提供するまで、1週間かかります。納期を守らないと1週間あたり10万円損失します。 まとめると下記になります。 FeatureAを先にやることを想定しています。 結果としては、FeatureA,Bが完了するまでに CD3 Scoreが20かかります。 FeatureBを先にやることを想定しています。 結果としては、FeatureA,Bが完了するまでに CD3 Scoreが25かかります。 FeatureA,Bを両方同時に行うことを想定しています。 それぞれにキャパシティ の半分をアサインすると 結果としては、FeatureA,Bが完了するまでにCD3 Scoreが35かかります。 3つの中で、「FeatureAを先にやる」 のがCD3的には最適解です

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© DMM.com labo 例 CD3のScoreをもとに優先順位付けをしていきます。 FeatureA : 20 FeatureB : 25 FeatureA,B : 30 優先順位3位 優先順位2位 優先順位1位

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© DMM.com labo ぜひ、効果的な優先順を 10

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© DMM.com labo ご清聴ありがとうございました。 11