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1 30 演習:Gitの操作(基本編) 慶應義塾大学理工学部物理情報工学科 渡辺 物理情報工学ソフトウェア開発演習

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2 30 • Gitの初期設定を行う • コマンドラインでGitの操作を一通り確認する • VSCodeからもGitの操作ができることを確認する

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3 30 1. 検索ボックスにgit bashと入力 2. 表示された「Git Bash」をクリック

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4 30 Git Bashを開くと、以下のような画面となる $マークの右にカーソルが点滅しており、コマンド入力待ちになる このマークをコマンドプロンプト(もしくは単にプロンプト)と呼ぶ

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5 30 Git Bashは、デフォルトでカレントディレクトリとカレントブランチを 表示する Git Bashを開いた直後は「ホームディレクトリ」がカレントディレクトリに なっている (PC室の環境では/z/になっているはず) 「cd github」コマンドにより、カレントディレクトリをgithubに移動すると 右の表示が変わる(/z/githubになるはず)

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6 30 Git Bashは、カレントディレクトリがGitリポジトリでない場合は カレントディレクトリしか表示しない カレントディレクトリがGitリポジトリの場合は、カレントブランチを表示する プロンプト表示により「カレントディレクトリ」と「カレントブランチ」を 常に確認すること

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7 30 初期設定 git config --global user.name "ユーザー名" git config --global user.email "メールアドレス“ git config --global core.editor vim git config --global core.autocrlf false git config --global init.defaultBranch main git config --global alias.st "status -s" ホームディレクトリ .gitconfig 上記設定は、ホームディレクトリ直下の .gticonfigに書き込まれる Gitに名前やアドレス、その他設定を伝える

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8 30 cd mkdir git cd git ディレクトリの作成 git ホームディレクトリに移動してから gitディレクトリを作成し、そこへ移動 カレント ディレクトリ mkdir test cd test さらにtestディレクトリを作成して そこへ移動 git test

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9 30 1. 検索ボックスにvs codeと入力 2. 表示された「Visual Studio Code」をクリック

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10 30 初回起動時の「日本語化パッケージをインストールして再起動」という 表示が出たら、クリックしてインストールする フォルダの開き方 「ファイル」から「フォルダーを開く」を選択 「このフォルダー内のファイルの作成者を 信頼しますか?」という表示が出たら 「はい、作成者を信頼します」を選ぶ

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11 30 PCをクリック

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12 30 ネットワークの場所(Z:)をクリック

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13 30 「git」をダブルクリック

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14 30 「test」をシングルクリック 「test」が選択された状態で「フォルダーの選択」をクリック

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15 30 README.mdファイルの作成 git test README.md

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16 30 1 2 1. ファイルの新規作成ボタンを押して 2. 「README.md」と入力

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17 30 ファイル内容を入力したら保存すること ファイル名のタブの隣のアイコンが「●」だと未保存 ファイル名のタブの隣のアイコンが「X」だと保存済み Ctrl+S もしくは 「ファイル」の 「保存」をクリック

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18 30 リポジトリの初期化 git init git test README.md .git .gitディレクトリが作られ、 testがgit管理下に入る

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19 30 インデックスへの追加 git add README.md README.md README.md ワーキングツリー インデックス リポジトリ ワーキングツリーからインデックスにファイルをコピー

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20 30 コミット git commit -m "initial commit" README.md README.md ワーキングツリー インデックス リポジトリ README.md インデックスの状態をそのまま「歴史」としてリポジトリに保存

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21 30 README.md README.md ワーキングツリー インデックス リポジトリ README.md ファイルの修正 ワーキングツリーが、インデックス、リポジトリと異なる状態になる

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22 30 README.md README.md ワーキングツリー インデックス リポジトリ README.md インデックスへの追加 git add README.md ワーキングツリーからインデックスにファイルをコピー

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23 30 コミット git commit -m "adds new line" インデックスの状態をそのまま「歴史」としてリポジトリに保存 README.md README.md ワーキングツリー インデックス リポジトリ README.md

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24 30 ファイルの修正 ワーキングツリーが、インデックス、リポジトリと異なる状態になる README.md README.md ワーキングツリー インデックス リポジトリ README.md

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25 30 コミット(自動ステージング) git commit -am "modifies README.md" README.md README.md ワーキングツリー インデックス リポジトリ README.md commit -a オプションにより、修正のあるファイル全てを 自動でステージングしてからコミットする (ステージングを飛ばしているわけではない)

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26 30 歴史の確認 git log git log --oneline main HEAD initial commit adds new line modifies README.md ターミナルに表示された情報から 「玉と線」を頭の中に再構成すること

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27 30 VSCodeからのコミット git add README.md この「+」ボタンがgit addに対応 1 2

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28 30 git commit –m ”commit from VSCode” コミットボタン ここにコミットメッセージが 書ける

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29 30 もしコミットメッセージを書き忘れてコミットボタンを押したら COMMIT_EDITMSGというファイルが開く 一番上に「commit from VSCode」と入力する 保存してからファイルを閉じる

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30 30 main HEAD initial commit adds new line modifies README.md commit from VSCode 歴史の確認 git log --oneline