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東北地方における 過去20年間の 降水量の変化 2026.4.16 CC BY 4.0表示

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はじめに  気象庁が公開する気象データダウンロードサイトから、東北各県の観測所における2005年4月から2026年3月の月間降水 量データを取得するとともに、地域気象観測所一覧の緯度・経度を基に降水量データをジオコーディング。  春夏秋冬の季節差や年変動にも留意しながら、直近20年間の降水量の動向を目視化した。  原典データの整理・集計 • 2005年4月から2026年3月までの21年間のデータを使用した。 • 最終的に使用した観測所の数は161。観測が途中の年で終了したなど観測データが少なく、 単純比較が難しいと考えられた観測所のデータは除外した。 • 観測所の位置を、緯度・経度(原典に従い分単位に留まる。)に基づきポイント化し、当該ポ イントデータからボロノイ多角形を生成し、ポリゴン化した。(つまり、観測所の位置と地形を考 慮したポリゴンではない。) • 月間降水量を基に、年度(4-翌3月)ごと、各年度の春(4-6月)・夏(7-9月)・秋 (10-12月)・冬(翌1-3月)ごとの区切りで、降水量の合計を整理した。 • 各年度、各年度の季節ごとの降水量合計の平均値、最大値、最小値、標準偏差、変動係 数を算出した。 • 最大値・最小値を記録した年の年代比較を行うものとして、次の通り、各年をカテゴリ化した。 05年代・・・2005年度 10年代・・・2006-2010年度 15年代・・・2011-2015年度 20年代・・・2016-2020年度 25年代・・・2021-2025年度 1  観測所の位置 注)背景の一部に国土地理院・地理院タイルを使用(以降のページも同じ)

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年平均降水量(20年間の平均)  日本海側が2,000~3,000mm、太平洋側が1,000~2,000mm。最大は山形県小国町、最小は岩手県二戸市。 2 注)数値は、年度平均 ± 標準偏差 1,000mm 3,000mm

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降水の季節性/グラフ(20年間の平均)  多くの地点で、夏(7-9月)の降水量が多いが、山形県や秋田県南部では秋(10-12月)も降水量が多い。  太平洋側は、冬(1-3月)の降水量が少ない。 3 平均 降水量 変動係数 標準偏差÷平均 春 夏 秋 冬

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降水の季節性/マップ(20年間の平均)  平野部よりも、山間部において降水量が多い。秋・冬は、日本海側・太平洋側の差が明瞭。 4 春 夏 秋 冬 200mm 1,000mm

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最大・最小の降水量だった年度(20年間の最大・最小)  青森県・秋田県は直近数年で過去最大の降水量を経験。岩手県・宮城県の沿岸では、過去最少の降水量だった地点も散見。 5

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季節別の最大降水量(20年間の最大・最小)  夏の最大降水量を直近数年で経験している地域が多い。青森県(津軽)は、季節を問わず最大降水量に見舞われている可能性。 6

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季節別の最小降水量(20年間の最大・最小)  秋に関しては岩手県の山間部、冬に関しては山形県の平野部において、直近数年に最小降水量を経験。 7

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昨年度(2025年度)の降水量の立ち位置  秋田県北部は、2025年度に過去最大、最大級の降水量を経験。それ以外の日本海側も平年よりも降水量は多め。  他方で、太平洋沿岸部では、過去最少級の降水量だった目立つ。 8 平 均 2 0 2 5 過 去 最 大 平 均 2 0 2 5 過 去 最 少