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アウトプット駆動読書術
 実践入門
 Rakus Beer-Bash in Osaka 2019 Jun. 経験学習サイクルによって成長を加速する読書理論 @radiocatz
 大塚 正道 [著] 


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導入編
 https://speakerdeck.com/radiocat/the-output-driven-reading-techniques 
 


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今回のテーマ:
 アウトプット駆動読書術の
 実践について


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おさらい:
 アウトプット駆動の読書とは?
 ❖ 知識化:読書は知識の再利用のために行う
 ❖ 能力化:知識のアウトプットによって自己の能力を高めること ができる
 ❖ 自己成長:読書習慣をアウトプット駆動で設計することに よって、より良い自己成長を目指すことができる


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アウトプットによる能力化とは?


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抽象化して転用
 ❖ ファクトを抽象化
 ❖ 他の分野に転用
 ❖ メモの魔力
 https://www.amazon.co.jp/dp/4344034082 
 


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抽象と具象は両輪
 抽象化思考とは
 ❖ 抽象化と具体化の往復運動
 ❖ 両方をうまく操る
 ❖ アナロジー思考
 https://www.amazon.co.jp/dp/4492556974 
 


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経験学習モデル
 1984年に組織行動学者のD・コルブが考案
 能動的実験 具体的経験 省察的観察 抽象的概念化 Experiential learning - Wikipedia https://en.wikipedia.org/wiki/Experiential_learning 


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アウトプット駆動で設計
 ❖ 読書内容を具体化⇒抽象化して転用可能にする
 ❖ 経験と省察を経てアウトプットにつなげる
 能動的実験 具体的経験 省察的観察 抽象的概念化 読書
 アウトプット
 具体化
 抽象化
 抽象的
 内容
 ここを設計する


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コンパクトな実践例
 1. 自己学習的な実践を行い内省する
 2. その結果をアウトプットする
 能動的実験 具体的経験 省察的観察 抽象的概念化 読書
 アウトプット
 具体化
 抽象化
 例)
 ・読書レポートを作成し、他者のブログ等を読んでふ りかえる
 ・サンプルコードを書いてレビューする 


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実践のポイント
 ❖ 読書やアウトプットの質ではない
 ❖ 経験と内省を小さく素早く行ってアウトプットする
 ❖ 書評や要約の実践は汎用性は高いが、経験と内省の要素 を薄めすぎると単なるアウトプット作業になる
 ❖ ハウツー本のような具体的内容の比重が大きい書籍は、ま ず抽象化してから経験と内省を実践する


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アウトプット駆動で読書を
 実践することによる
 「より良い自己成長」とは?


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非アウトプット駆動
 仕事での活用は経験学習の1サイクル目
 読書
 ナレッジ化
 仕事で活用
 振り返り


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アウトプット駆動
 仕事での活用が経験学習の2サイクル目になる
 読書
 アウトプット
 自己学習的
 実践
 内省
 業務へ適用
 ナレッジ化
 仕事で活用
 振り返り


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まとめ
 ❖ アウトプット駆動な読書術とはアウトプットを意識して経験と 内省を行う読書法である
 ❖ 読書内容について自己学習的な実践を行って内省し、そ の結果をアウトプットすることでコンパクトに経験学習を行え る
 ❖ アウトプット駆動で読書することは、非アウトプット駆動な読 書を周回遅れにするほどの自己成長を高める効果がある (かもしれない)


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アウトプット駆動
 読書術で
 より良い
 自己成長を


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References & Credits
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