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Device Meetup 温度湿度の可視化:Raspberry Pi編 2022/03/23 株式会社ソラコム

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Agenda - 今回のデモの構成の共通点 - Raspberry Pi + OMRON 2CIE-BLを用いた温湿度の表示 - センサーの紹介 - BLEを利用する場合のメリット - pythonでデータを送信する方法

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今回のデモの構成の共通点 本日、ここからのデモ3つは同様のバックエンド構成 をとっていますので、簡単にサービスの紹介、構成の 説明をいたします。

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デモの構成 送信 SORACOM Harvest SORACOM Lagoon 温度計 湿度計 センサー プロセッサ や 開発ボード SIMグループで送 信先の設定

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SORACOM Harvest ― データ収集/蓄積/可視化 SORACOM Harvest SORACOM Harvest上にデー タが蓄積 (SIMのIMSI、受信timestamp を追加してくれます) デバイスは harvest.soracom.io へ送信する実装のみでOK • SORACOM Web コンソールで可視化 • APIで蓄積済みデータの取得 システムをセットアップすることなく データ収集・蓄積・可視化を行えるサービス

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データ収集・蓄積 SORACOM Harvest データソースとして使用 ダッシュボード作成・共有 SORACOM Lagoon

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SORACOM Beam / Funnel / Harvest / Lagoon シーンによる使い分けと発展 SORACOM Harvest SORACOM Lagoon SORACOM Funnel メガクラウド PaaS / SaaS SPS パートナーソリューション 利用するクラウドが 決まっている まだ 決まってない (もしくは開発初期) データを見たい人 社内のみ 社外にも SORACOM Beam

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Raspberry Pi + OMRON 2CIE-BLを 用いた温湿度の表示

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デモの構成 定期的にセンサー値 の更新 BLE アドバタイズ データ整形 BLE スキャン HTTPで送信 SORACOM Harvest SORACOM Lagoon sshやSORACOM Napterを 使っての 接続、直接開発も可能 (VS code用のSORACOM Napter拡張もあります)

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データ取得部分についてもう少し詳細に見てみましょう 定期的にセンサー値 の更新 BLE アドバタイズ データ整形 BLE スキャン HTTPで送信 SORACOM Harvest SORACOM Lagoon 温度/湿度/照度/UV指数/気圧/騒音/不 快指数/熱中症警戒度 のデータが固定長のバイトデータでア ドバタイズされている。

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Harvest DataでIMSI/受信timestampを追加してくれ るので、最小限のpayloadで送ってみます 小数点二桁の分解能があるが、整数で表現している ので 100分の1している 取得可能な属性 + timestampを乗せると きはこんな感じ

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BELアドバタイズセンサー BLEセンサーを選択するポイント • BLEアドバタイズでデータを飛ばすので、BLE受信範囲にい れば自由に置き場所を変更可能。センサーの置き場所を電 源が必要なRaspberry Piの置き場所にとらわれないで設置 が可能 • 一方でBLEアドバタイズで動作している機器は意外と多い ので選り分けをするロジックは検討が必要 • BLEのアドレスや製造コードをチェックする必要があるかなど

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実利用の実装で考えること - 時刻 - 端末側でtimestampをつける場合: Raspberry Piの時 刻同期をしているか? - harvest側でtimestampを付ける場合: retryが発生する とセンシングした時刻とSORACOM Harvestの受信時で timestampの時刻ずれる可能性があります - 実行タイミング - wait timer と スレッド処理:スレッド化しない場合実 行処理時間分ずつずれてしまう

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参考情報 https://github.com/omron-devhub/2jciebl-bu-ble-raspberrypi/blob/master/README_ja.md OMRON様提供の環境センサーからの データ取得するpythonサンプル raspberry PiでUSBドングルを有効にするための設定 https://users.soracom.io/ja-jp/guides/usb-dongles/soracom-onyx/

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まとめ Raspberry Pi のようなOSありのプロセッサのメリットは好 きな言語、デバイスとの接続形態(BLE/ケーブルなど) の自由 度が高く、人を選ばないことがメリットとなります。 一方でマイコンなどと比較すると、価格が高くなりがちとい う点はあります。 温湿度の測定という観点では、使うセンサーからのデータ取 得方法や、センサー値を理解することが重要となりますが、 実はこれはプロセッサであってもマイコンであっても差異は ありません。

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M5Stack 温湿度可視化 株式会社ソラコム ソリューションアーキテクト 松永岳人

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Architecture M5Stack Basic CPU: 240MHz dual core, 600 DMIPS, 520KB SRAM, Wi-Fi, dual mode Bluetooth 入力 : 5 V-5.5 V / 500 mA(USB Type-C経由) インターフェイス SPI x 1 GROVE(I2C+I/0+UART) x 1 UART x 2 I2S(SCLK、WS、MCLK、IN、OUT) x 1 microSDスロット x 1 搭載LCD : 320 x 240 カラーTFT LCD 内蔵スピーカー : 1 W 内蔵電池 : 3.7 V / 150 mAh 写真: https://www.switch- science.com/catalog/3647/?gclid=Cj0KCQjwuMuRBhCJARIsAHXdnqMC8LuYR0pEhewQ8mXaplM8JeOq3BDn34pVz81XbnVVy_4seQngZF4aArv7EALw_wcB https://soracom.jp/store/5231/ https://shop.m5stack.com/products/basic-core-iot-development-kit?variant=16804801937498 https://www.switch-science.com/catalog/7254/ M5Stack用温湿度気圧センサユニット Ver.3(ENV Ⅲ) 仕様 パラメータ 温度測定範囲 -40 ~ 120℃ 最大測定精度 0 ~ 60℃ / ±0.2℃ 気圧測定範囲・分解能・誤 差 通信プロトコル 寸法 M1 MAC USB TypeC→TypeA ケーブル M5Stack用 3G 拡張ボード SORACOM plan-D GROVE ケーブル

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https://github.com/soracom- labs/m5stack-env3-harvest-sample ソースコード

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SORACOM Device Meetup 株式会社ソラコム 温度湿度の可視化:Grove Beginner Kit編

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自己紹介 松本悠輔(Yusuke Matsumoto) ソリューションアーキテクト 経歴: • インフラエンジニア • Webエンジニア • IoTエンジニア 好きなサービス:SORACOM Junction SORACOM本の一部執筆を 担当しています!

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デモの全体像 Arduino + 各種センサー + LTE-M通信モジュール 温湿度を HTTPで送信 SORACOM Harvest SORACOM Lagoon

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主役のセンサー

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組立て

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キットに含まれる部材を確認して 下記URLの手順で組み立てます 基盤のピンに強い力をかけると故障の 原因になるのでご注意ください https://users.soracom.io/ja-jp/guides/starter-kits/arduino/setup/

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PCの設定

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https://users.soracom.io/ja-jp/guides/starter-kits/arduino/development-environment/ PC側の設定(Arduino IDEの設定)は 下記のURLを参照ください。 Windows/macOSの設定方法をご紹介 しています。

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Arduinoの設定

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https://users.soracom.io/ja-jp/guides/starter-kits/arduino/samples/#%E6%B8%A9%E5%BA%A6- c%E6%B9%BF%E5%BA%A6--%E3%82%92-60- %E7%A7%92%E3%81%94%E3%81%A8%E3%81%AB%E8%A8%88%E6%B8%AC%E3%81%97-json-%E3%81%A7- unified-endpoint-%E3%81%B8%E9%80%81%E4%BF%A1%E3%81%99%E Arduinoでセンサーから温湿度を取得して SORACOMにデータを保存する手順は下記 URLを参照ください。

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それではデータを 確認してみましょう

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Appendix Grove Beginner Kit製品紹介 https://soracom.jp/store/5243/ 屋内環境モニタリング設定方法とご利用料金のご案内 https://soracom.jp/recipes_index/4919/ ※こちらのガイドの方が図が多くて初学者向けです

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世界中のヒトとモノをつなげ 共鳴する社会へ