Copyright coconala Inc. All Rights Reserved.
人材・モチベーション・情報システムの融合
とエンゲージメント
株式会社ココナラ
川崎 雄太
2024/07/12
IT surf seminar 2024
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自己紹介(川崎 雄太)
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川崎 雄太 Yuta Kawasaki
@yuta_k0911
株式会社ココナラ
システムプラットフォーム部
部長 / Head of Information
SRE / 情シス / セキュリティ領域のEM
SRE NEXT 2024のコアメンバー
今年の抱負:現状打破 ✨
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つい先日、コーポレートサ
イトに載りました!(人生
初!)
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セッションの前置きはここまでです!
ここからはみなさまの会社の課題や取
り組んでいることなどと比較しながら
聞いていただけると嬉しいです😁
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Agenda
情報システム部門の役割
情報システム部門で抱えているであろう人材に関する課題
ココナラの文化と多様性
人材の活用とエンゲージメントの強化
まとめと今後の展望
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情報システム部門の役割
Chapter 01
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「情報システム部門」といっても、
会社の数だけミッションや役割が
違うのではないでしょうか?🤔
私が今まで所属していた会社でも
役割はさまざまでした!
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ココナラの情報システム部門のミッション - 業務生産性向上
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ココナラ従業員の業務生産性向上の基盤を提供
従業員が利用するPCや各種ツール
(たとえば、 Slack)は事業の根幹と
言っても過言ではない。
それらの利便性を高め、「業務生産
性向上の基盤」を提供すること が、コ
コナラの情報システム部門のミッション。
プロダクトをつくる人を支えることにコミッ
トしていく。
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ココナラの情報システム部門のミッション - 堅牢性
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堅牢で適切な状態を維持・運用
一方で、業務生産性ばかりを追求し
すぎると、セキュリティが疎かになる
可能性がある。
従業員が良い意味でセキュリティのことを
意識しすぎず、プロダクトのグロース
にコミットできるように、しっかり後ろ
支えしていく。
そのための「仕組みづくり」にコミットす
る。
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ココナラの情報システム部門の構成
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「コーポレート IT」と「セキュリティ」の 2チーム構成
CITチーム CSIRTチーム
セキュリティ屋さん(CSIRT”チーム”」だ
と”頭痛が痛い”的な…)
プロダクト開発以外の社内IT屋さん
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ポジティブなことばかり
書きましたが、実はココナラでも…
コーポレート IT人材の採用・育成・エン
ゲージメントにはかなり
悩んでいます 😓(現在進行系)
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情報システム部門で抱えているであろう
人材に関する課題
Chapter 02
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これは私が今まで見たことのある
内容を事例としてご紹介します。
一部はココナラに当てはまらないものもあ
りますので、ご了承ください🙇
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コーポレートIT人材の採用って難しい …
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母集団が少ない&マッチング難易度が高い
おそらく数あるエンジニアの職種の
中でも、コーポレートエンジニア
は頭数が少ない 部類と思われる。
会社ごとに扱っている機器・技術
・ツールが異なる ので、技術要素
の全てがマッチングする可能性は極
めて低く、採用に対する難易度が高
くなりがち。
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(ココナラの場合)特にセキュリティエンジニアの採用に苦戦
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セキュリティエンジニアが不在で、兼務で何とかしのぐ
ココナラでCSIRTを立ち上げたのは上
場から半年経過したあと。1年ぐらい費
やした
それまではセキュリティ専門組織
はなく、セキュリティエンジニアも
不在。
プロダクトのグロースを優先するの
で、もぐらたたきで手一杯。
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コーポレートIT人材の育成って難しい …
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育成のスキームを体系化できていない
コーポレートエンジニアの母数が少ない
ことにも関連するが、オンボーディン
グや育成のスキームが型化されて
いない。
結果として、「現場主義のOJT」になりが
ちで、中長期的な体系立てた人材
育成が難しい。
気づいた頃には退職の申し出も…
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コーポレートIT人材の評価って難しい …
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評価者ロール、評価軸定義、会社への貢献度など要素が多い
情報システム部門がエンジニア
ではなく、コーポレート管轄に
所属している ことや、評価する
上長が非エンジニア ということも
少なくない。
エンジニアの中でも特化したスキ
ルであり、なおさら非エンジニア
の部署・上長だと評価が難しく
なる傾向にある。
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他にもあると思いますが、
一例としてご紹介しました。
これらの課題に対して、ココナラは
どう向き合ってきたのか? を
次のアジェンダで説明します。
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ココナラの文化と多様性
Chapter 03
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「バリュー」を共通言語にする
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多様性のある組織には「個人や組織のゴールの共有」が必要
One Team,
for Mission
Beyond
Borders
Fairness
Mind
チームとして
大事にしたいこと
個人として
大事にしてほしいこと
会社を支える基盤
としての価値観
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会社の成長と個人の成長が連動する組織
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最速で最大の価値をプロダクトにもたらす
ユーザーの声を聞き、PDCAサイクル
を回すことをひたすら繰り返す。
理想は会社の成長と個人の成長
が連動する こと。
そのために、プロダクトの成長と個
人のWILL(≒キャリアパス)が重
なるような機会提供 や個人の技術
的成長も応援する。
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その文化を情報システム部門で
言語化する とどうなるか…🤔
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常に「何をすればプロダクトのグロースにつながるか」を考える
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リアクティブではなく、プロアクティブに
どうしてもヘルプデスク対応の割合が
多くなりがち。
それをいかに効率的・効果的に対
応することができれば、プロダクト
のグロースにつながるか? を徹底
的に考え抜く。
その結果、目的ドリブンで考えて、手
段として自動化・ Chatbotなどの
仕組みを導入 していく。
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従業員の「不」を徹底的に無くす
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自分がしてもらった嬉しいことを当たり前にやる
たとえば、PCが古くなる →
業務生産性が悪くなる →
壊れる前に予防交換する、
などを愚直に繰り返すこと
で、信頼貯金を貯める。
新たな規格のPCが出たら
なるべく早く標準化するの
も大事なことの1つ。
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自分たちのトイルも削減する(ゼロタッチデプロイの実現)
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アカウント自動作成 〜 管理を一気通貫で実現
トイル=ストレッサーと捉え
て、改善する。
Google Workspaceを起点
として、アカウントの自動作
成・同期を行うことで、手作
業の効率化 = ゼロタッ
チデプロイの実現をする
ことができた。
範囲はどんどん拡充中。
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「情報システム部門が利益創出に
貢献する」 というマインドを
醸成するのが大事と考えています。
会社全体として共通認識を持って
動くために「バリュー」という
共通言語が大事 です!
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人材の活用とエンゲージメントの強化
Chapter 04
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ココナラの人事ポリシー
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Willを実現するオーナーは他でもない自分自身
ビジョン・ミッションの実現に向けて、
オーナーシップを持って行動する人材
をココナラはエンパワーメントする。
言い換えると、「会社と個人は対等
でありたい」「お互いの Will(目指
す姿)を実現するために協業でき
る関係性」 を構築するために人事ポ
リシーを制定している。
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エンジニア専用のグレード制度とキャリアパスを制定する
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エンジニア専用の評価軸を設ける
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報酬レンジを公開することで、人生設計をしやすくする
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インタラクティブなコミュニケーションを重要視する
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コミュニケーションの機会をしっかり増やす
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働き方改革も確実に推進する
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まとめと今後の展望
Chapter 05
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AIにできることはAIにまかせて、人がやるべきことにフォーカスする
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最速で最大の価値を徹底的に考え抜く
人が得意な部分とAIが得意な部分は異な
り、良い意味での境界線がある。
情報システム部門のコンディションが全社
の施策を揺るがしかねないことを意識し
て、使えるものは全て使うことが大
事。
「AIに仕事を取られる」のではなく、「全力
でAIを使い倒す」。
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ただし、後手後手になるときもあるので、しっかり優先度を見極める
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時間がないからこそ、本当にやるべきことにフォーカスする
情報システム部門の業務は多岐に渡るの
で、優先度が重要。
もちろん業務以外の「エンゲージメント
向上」や「リテンション」も含めた情報
システム部門に関する事柄を網羅し
た優先度をそのときどきで適切に判断す
る必要がある。
それに対する銀の弾丸はない。
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定期的に「点検」と「アセスメント」を実施する
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放置すると陳腐化するので、放置しないことが大切
何事も陳腐化させないことが大事。
今が100点というわけではないので、常
により良い方式を探していく ことで、
組織・個人ともに昇華させていく。
・仕組みは「導入する」よりも「導入
後の運用」が大事
・「プロアクティブ」な仕掛けが重要
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結果的に楽しんだもの勝ちかも …!
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結局のところ、情報システム部門も「人」
なので、心理的安全性の高い状態を
維持すること がエンゲージメントを高め
るためのポイントです。
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人事を巻き込み、経営へイシューレイズ
することで情報システム部門のプレゼ
ンスを上げていきましょう!
情報システム部門から(間接的にでも)ビ
ジネスを動かしましょう!
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最後に…
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ココナラでは、一緒に事業のグロースを
推進していただける様々な領域のエン
ジニアを募集しています。
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