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“Badass” アジャイルコーチへの 成長ガイド

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高江洲 睦 有限会社Studio LJ 取締役 アジャイルコーチ15年くらい 共訳いろいろ 吉田 裕美子 株式会社Hyper-collaboration 代表 ・EQアセッサー/プラクティショナー/  上級EQ ファシリテータ ・プロフェッショナルコーチ ・トランジションデザイナー 和田 圭介 SmartHR アジャイルコーチ Registered Scrum/S@S Trainer ・「成長を支援するということ」監訳 ・「スクラムガイド」共訳 ・「Scrum@Scaleガイド」翻訳 浅木 麗子 グロース・アーキテクチャ&チームス (Graat) 取締役 ・EQアセッサー ・DXコンサルタント ・「サービスブループリント導入ガイド」 共訳 2

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本の著者Bob Galenさんからのメッセージ: “Badass”アジャイルコーチとは? 3

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自分自身の現状を評価し、 成長のチャンスを見つける 「Agile Coaching Growth Wheel」の紹介 4

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Agile Coaching Growth Wheel誕生までの先人たちのチャレンジ Agile Coaching Competency Framework, Lyssa Adkins and Michael Spayd, Agile Coaching Institute (ACI), 2011 “X-Wing” model 左のACCFに手を加え、本書内に掲載されて いる図。 Jonathan Kessel-Fell氏 による拡張 https://www.linkedin.com/p ulse/new-perspective-agile- coaching-competency-fram ework-kessel-fell/ 5

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Agile Coaching Growth Wheel 各コンピテンシーに対する5つのレベル 1. Beginner 2. Advanced Beginner 3. Practitioner 4. Guide 5. Catalyst 現在地を知り、成長の方向性を計画する 6

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ホイールの中心となる、Self MasteryとEQ Self Mastery:ピーター・センゲらが提唱する 「学習する組織」を実現する5つのディシプリン(学習領 域)の1つ。 個人が自分の能力と意識を継続的に向上させ、 心から望む結果を生み出す ためのプロセスを指す 。 Self-awareness 自己認識 Self-regulation 自己統制 Motivation 動機づけ Empathy  共感性 Social skills ソーシャルスキル 感情は、人を動かすエネルギーであ り、メッセージ。 コーチとして、望む結果を生み出すた めに自己を統制する力(感情に対し てどうレスポンスするか選択する力) として、EQが重要。 ゴールマンモデルにおける5つの EQコンピテンシー 7

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EQ開発によって自覚的に振る舞いの選択が可能になる 思考、感情、行動のつながりを認識し、 意図する行動を選択する /意思決定する。 * シックスセカンズ TFAモデル EQ 行動、スキル EQ メタ認知 グロースマインドセット 8

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コーチングコンテキストに合わせて スタンスを使い分ける 「アジャイルリーダースペクトラム」の紹介 9

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Professional Coaching と Agile Coaching の違い 「スタンス」に言及する各種モデル ● スタンスは本書のキーワードのひと つ! ● 指示的なスタンス ● クライアント自身の変容を促すスタ ンス - Inside-out ● 教師のスタンスがBobさんの基本 ● コーチのスタンスの功罪 10

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アジャイルトランスフォーメーションとCoaching Up コーチングの9つのロール ● Coaching upの必要性と難しさ ● チームに接するのと同様にアジャイルの 基本に則ってコーチする? ● クライアント自身が答えにたどり着ける よう問いかけ続ける? ● 赤丸の3つを中心に グレーの3つは控えめに 11

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Coaching Up のためのリファレンスモデル アジャイルリーダースペクトラム ● Bill Joinerの Leadership Agility を原典とするモデル ● 3つのレベルは相互排他的では ない ● クライアントは今どの段階にいる のか? ● クライアントの志向を見極め 内省と成長を促す効果的な言葉 を選ぶ * 本書の記載をもとに発表者が図表化 12

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さまざまなコンテキスト コーチングはダンスのようなもの ● 組織内でのクライアントの 階層 ● クライアントのロール ● クライアントの状況やコーチとの 関係性 ● ダイバーシティ&インクルージョン の視点 13

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コーチングのアジャイルな成長を実現する 効果的な事前準備と事後の振り返り 「Coaching Arc」や「Canvas」の紹介 14

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コーチングの対話の流れの型(Coaching Arc) 大きく3つの局面がある ● 序盤の動き(およそ10/60) ○ ゴールを設定する ○ 場づくり ● 中盤戦(およそ40/60) ○ 話を広げる ○ 絞り込んで計画をたてる ● 最終局面(およそ10/60) ○ 締めくくる 事前にそれぞれの局面 でどのスタンスでのぞむ かなどの計画を立てる 振り返りにも使う 15

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アウトカムを明確にする(Canvas) おもにコーチングセッションの前に作成 ● クライアントとともに期待やアウトカムを明確にする コーチングセッション後などのアクションプランの助けに ● Coaching Arcの終盤にも使える ● 定期的に見直す 全部で6種類ある ● Agile Coaching Agreement Canvas ● Agile Coach Entry-Prep Canvas ● Agile Coaching Client Canvas ● Agile Pair-Coaching Canvas ● Agile Coaching Daily Prep Canvas ● Agile Coaching Self-Care Canvas クライアントと使うものだ けではなく、コーチ自身 で使うものもある 16

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クライアントと使うCanvas一覧 17

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コーチ自身で使うCanvas一覧 18

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チームや組織を支援するスキルを 磨き続ける 「 アジャイルコーチング道場」と その効果的な運営について 19

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Coaching Upが求められる実際の困難な状況 シニアリーダーがチームの作業に直 接介入し、スプリントゴール 達成を妨げる文化が定着している クライアントのリーダーが「すべての チームが同じベロシティを出すべき」 という非現実的な要求をし、アジャイ ルの本質を理解していない チーフプロダクトオーナー( CPO)が バックログリファインメントに介入し、 チームの自主性を損なう行動を繰り返 している。 20

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アジャイルコーチング道場とは何か? ● 武道の道場同様、自分の技を練習する安全な 場所。 ● 熟練するまで型(シナリオ)を練習(ロールプレ イング)する場所。 ● 失敗(と成功)から学び、スキルを伸ばすため に「マスターコーチ」が手助けしてくれる場所。 ● 生徒同士が互いに学び合い、メンターとなる 場所。 継続は 力なり 継続は 21

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道場における効果的なロールプレイングの運営方法 3つの役割 コーチ:クライアントに適切な質問を投げ かけ、気づきを引き出し、必要に応じて コーチングの技法やスタンスを試す クライアント:クライアントの性格やペルソ ナ、行動特性、態度を再現し、現実の状 況を反映した応答を行う。 観察者:主にコーチングセッション後に、 コーチやクライアントへ具体的かつ建設 的なフィードバックを行う。必要に応じて、 過剰または控えめな演技を是正する。 1. 安全で学びやすい環境を作る 2. 現実的かつ具体的なシナリオを使用する 3. 毎回の役割を明確にし、頻繁に交代する 4. フィードバックと振り返りを徹底する 5. 継続性と柔軟性を持つ運営を心掛ける 効果的な運営方法のポイント 22

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最後に ● 翻訳してます! ○ 年内発売目標 ○ 読書会もやっていきたい ○ レビュアーの募集(時期未定) ● 興味を持ってくださった方は お声がけください ○ 登壇者のFBやXへ連絡、または、 以下のFBグループにご参加ください   https://www.facebook.com/groups/ebacjp/ 23