0 PUBLIC Copilot for M365 ぶっちゃけどうなん︖ 2024.01.30 ⽣成AI新年会@GMO Yours・フクラス セキュリティ＆データガバナンスセクション クラウドセキュリティアーキテクト ⽥⼝ ⼤智

1 ⽥⼝ ⼤智 (@hirotomotaguchi) Cloud Security Architect ⾃⼰紹介 経歴 l 福岡⼤学附属⼤濠⾼校 - 野球部（太宰府市出⾝） l 明治⼤学 - 野球部 l ⽇本マイクロソフト - インターン l コンサルティングファーム - セキュリティコンサルタント l 現職 得意領域 l セキュリティ規格（ISO27000、ISMAP 等） l 新しいこと試してブログ書く（今はAOAIとかが中⼼） 趣味 l ダンス（Lock, Waack） ブログ l https://blog.cloudnative.co.jp/author/hirotomotaguchi/

2 Copilot for Microsoft 365 Copilot for Microsoft 365 は Microsoft 365 プラットフォームに組み込まれた⽣成AIアシスタン トです。 ※. 2024年1⽉30⽇時点の検証結果や Microsoft-365-Copilot-Adoption-Guide-Workbook を元に筆者作成。 Word Writing • 最初のドラフトを 作成する • さらにコンテンツ を追加する Reading • ⻑い⽂書を要約す る • ⽂書の内容につい て質問する Excel Writing • 関数を作成する Power Point Writing • 下書きを作成する • コンテンツを追加 する • コンテンツと形式 を編集する • 既存のコンテンツ を PPT に変換する Reading • PPT の内容を要約 する • 次のステップを抽 出する Outlook Writing • メールのドラフト を作成する Reading • ⻑いメールスレッ ドを要約する Teams In-meeting • これまでの議論に ついて質問する • 会議のまとめ Post-meeting • メモとアクション を作成する • 要約とクエリ Chat • コンテンツについ ての要約や質問を する Loop Writing • アイデア出し （ブレスト） • 企画の⽴案 • 下書きの⽣成 (英語のみ)

3 マイクロソフト社の「責任あるAIの原則」 Copilot for M365はAI技術の開発と利⽤において倫理的かつ責任あるアプローチを確⽴するためのガ イドラインである「責任あるAIの原則」に従って開発されています。 参考/出所︓https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/cloud-adoption-framework/strategy/responsible-ai

4 Copilotの話 極端すぎません︖

5 DALL·E 3で⽣成 プロ驚き屋 【驚愕】 Copilot for M365がやばす ぎる。パワポやワードを⾃ 動⽣成できる︕︕ 早速、使ってみましたが超 絶使えますし、ホワイトカ ラーの仕事なくなるのも近 いのでは︖ ChatGPT 活⽤のプロ Copilot for M365は驚くほ ど何もできないな。

6 ルーキーに⼤⾕翔平級の 活躍を期待してませんか︖ （10勝40HR）

7 地に⾜をつけてRVします︕

9 最も期待されている Power Point ⾃動作成 僕の観測範囲では最も期待されている「Power Point の⾃動⽣成」です。 デモ動画︓ https://cloudnative.box.com/s/orjzfyhn1ibkdd9uasea6nartcik1jgi インプット︓ https://cloudnative.box.com/s/mlbkq4mmmlu6vfidsadvs6hsor1cey9a アウトプット︓ https://cloudnative.box.com/s/r6dcg63v00rtjkzthl8x15a11fdc62bl ⾃動 ⽣成

10 最も期待されている Power Point ⾃動作成 僕の観測範囲では最も期待されている「Power Point の⾃動⽣成」はプロフェッショナルな場⾯ では使える⽔準に⾄ってません。（LT資料の下書きだったらいいかもね） 6 改善が期待されるポイント: PowerPoint⾃動⽣成 多くのユーザーが期待していた しかし、実⽤に耐えうるレベルには達してい ない フォーマットや内容の質が期待値に満たない ⾃⾝でPowerPointを作成した⽅が良い結果を 得られる 実物 デモ動画︓ https://cloudnative.box.com/s/orjzfyhn1ibkdd9uasea6nartcik1jgi インプット︓ https://cloudnative.box.com/s/mlbkq4mmmlu6vfidsadvs6hsor1cey9a アウトプット︓ https://cloudnative.box.com/s/r6dcg63v00rtjkzthl8x15a11fdc62bl

11 1番良かったのは Teams Meeting のサポート（議事録⽣成） 元々 Teams にあった⽂字起こしは⽇本語の⽂字起こしもそこそこ良く、それをインプットに Copilotが作成する議事録の精度や、Teams MTGの振り返り機能のUXには驚かされました。 AI によって⽣成されます。必ず精度を確認してください。 会議のメモ: • copilotのウェブレン系の検証:常時オンで使っていいという話になったの で、不要になった。 • copilotの検証⽬的とリソース:copilotの価値を明らかにし、クラウドネイ ティブがどう取り組むかを⾒極める。notionにブログ記事やmsの公式リ ソースをまとめる。 • copilotの検証タスクと担当:基本ユースケースで分けて、Subaruがmsに データ⼊れて検証する。Hirotomoが外部データ参照で検証する。Kohei がモニタリングを確認する。 • copilotのセキュリティとデータ連携:bingに送信されるデータはbingのポ リシーで管理されるので、個⼈情報保護に注意する。ボックスのファイル を開くとエラーが起きるので、確認する。copilotスタジオとcopilotgbps の機能を試す。 • copilotのチームスとの連携:チームスの⽂字起こしとqaが⾮常に評判がい い。チームスコネクトの検証もやる。Hirotomoがチームスのグループと エイリアスアドレスを作る。 • copilotの会議ノートとアクションリスト:チームスの会議ノートは⾃動で メモやアクションリストを⽣成する。copilotがトゥードゥーやフォロー アップを提案する。ループに対してのcopilotの機能はまだない。 フォローアップ タスク: • Copilotの検証環境:MSのテナントでグループとチームを作成する (⽥⼝) • Copilotの検証環境:メールのエイリアスアドレスを追加する (⽥⼝) • Copilotの検証環境:Copilotの機能をエクセルやワードなどで試す (全員) • Copilotの検証環境:Copilotの機能をチームスコネクトやボックス連携な どで試す (全員) • Copilotの検証結果:AIウィークリーで報告する (全員) • Copilotの検証結果:会議のメモやトランスクリプトを共有する (光平)

12 Word ⽂書の作成補助も良い感じ︕ Wordで⽂章を作成する際にドラフトを⽣成したり、表現を修正したりする機能は⽇本語での利⽤ 感も悪くありません。Wordを頻繁に利⽤する⼈は⾮常に嬉しいのではと思います。

13 Outlook でメール返信の下書き書いてくれるのも地味に嬉しい 回答の⽅向性を単語で伝えれば、メールの下書きを⽣成してくれます。（ミスしたり、明後⽇の ⽅向に⾏くことあるけどね） Microsoft 365へのメール返信の下書きを⽣成

14 【仮説】導⼊して投資を回収できる⼈/組織 Copilot for Microsoft 365 はまだ夢のソリューションではありませんでしたが、将来への投資で はなく、投資を回収できるポテンシャルがあります。（ChatGPT Plus は20ドルとか考えると） 筆者の考え Teams MTG の利⽤ Officeの 利⽤ ※. 検証した中での私の仮説やイメージなので、実際の結果に基づくものではないです。網羅性とか効果測定とかも適当です。これからやりますが今はLTだし許して。 ※. そもそもセキュアな環境で、GPT-4を利⽤できるだけでもだいぶお得ですからね︕ ※. 何を持って投資を回収したと⾔うかはいろいろありますが、年収400万円を時給換算すると時給は約2,000円だなーみたいなことを考えて書いてます。 ペルソナ 1 している ペルソナ 2 ペルソナ 3 してる 毎⽇利⽤ それなりの 頻度で利⽤ ペルソナ 4 投資を回収できるかどうかは業務内容 や使い⽅、教育に依存するが、投資を 回収できる⾒込みがある 投資を回収できる可能性は⾼い たまに利⽤ していない 投資を回収できる可能性は低い ペルソナ 5 たまに利⽤ していない 従業員の 所得 平均年収 よりかなり上 平均年収 よりちょい上 平均年収 ぐらい

16 まとめ • Copilot for Microsoft 365 は⼤⾕翔平の2023年シーズン並みの活躍はしてく れない。 • ⼀⽅で、Teams議事録やWord、Outlookなどの機能は実業務で⾮常に役⽴ち そうな域まで達しており、それらの使⽤頻度が⾼い組織であれば、⼗分に元を 取ってお釣りが来るレベルのものだと感じました。 • SaaSも⽣成AIもベンダー側の努⼒で⽇々賢くなることが特徴です。うまくい った点でビジネスを前に進めつつ、うまくいかなかった点はFBして、今後の成 ⻑に期待しましょう。

17 ブログも書いているから⾒てね︕ https://blog.cloudnative.co.jp/?p=22728

19 株式会社クラウドネイティブ Cloud Native Inc. 設⽴︓2017年5⽉ 所在地︓〒106-0032 東京都港区六本⽊1-4-5 アークヒルズサウスタワー 16F 代表電話番号︓050-1791-0450 Eメールアドレス︓[email protected] ITの世界だからこそ、⼈と⼈とのコミュニケーションを最重要視し、 全員が前を向いて楽しく仕事を進められる世界を作るのが最⼤のミッションです。 https://cloudnative.co.jp