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より早く品質を届けるために開発チームみ んなで品質について対話しよう © kaonavi, inc.
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今日の話 © kaonavi, inc. 2 開発チームみんなで、品質についての 対話機会を増やす利点を説明します。
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INDEX 1 .自己紹介 3 .対話機会を増やしてみた 4 .対話を増やしてよかったこと © kaonavi, inc. 3 2 .対話を増やす前までのチームの状況
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1.自己紹介 © kaonavi, inc. 4
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赤﨑 光 Hikaru Akasaki 所属:株式会社カオナビ 2023年入社 職種:QC マイブーム:ビール、七輪 自己紹介 © kaonavi, inc. 5
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自己紹介 © kaonavi, inc. 6 岩壁 亜利依 Arie Iwakabe 所属:株式会社カオナビ 2021年にSESとして所属 職種:QC マイブーム:ウィスキー、Alexaとおしゃべり
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木原 琴菜 Kihara Kotona 所属:株式会社カオナビ 2023年にSESとして所属 職種:QC マイブーム:トマトサワー・炭酸水・スマホゲーム 自己紹介 © kaonavi, inc. 7
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© kaonavi, inc. 8 対話を増やす前までのチームの状況
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例1) © kaonavi, inc. 9 aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa1111111111
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例1) © kaonavi, inc. 10 そんなにたくさん半角文字だけ入力するよ うなフィールドではないんじゃない? 本当に対応必要かなぁ? フィールドを突き抜ける事象を検知したの で起票しました! えっ、不具合なのに対応不要 ..!?
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例2) © kaonavi, inc. 11 CSVアップロード機能の開発にて..
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例2) 受入基準やデザインについて懸念ありますか? いけるんじゃないかな? いい感じ! イメージ通りだ 他機能との統一性 もあるね
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例2) いざ、実装やテストのイメージを 考えはじめると…
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例2) 2回のMTGを経て方針が確定 でもあれ?手順がとても難しいぞ .. たしかに..利用者は使えるのかな ..? これまでの仕様と統一できているし、使え ると思うけどなあ
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もやもやしてきた 放置しているとまずそう .. 品質に関する認識のずれがあることは自然なこと ただ、それがよくない形で発覚している
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もやもやしてきた 認識のずれをいい形で発見できないか
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もやもやしてきた いい形で ?
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もやもやしてきた みんなは品質について どう考えているんだろう? 知りたい!!!
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もやもやしてきた 知るために 対話機会を増やせないか
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対話機会を増やしてみた © kaonavi, inc. 20
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これまで試してみた対話機会 ● ①作ったものを触る会 ● 学び合いの場で品質やテストに関するブログを読む ● ソフトウェアテスト関連本を輪読する ● ②利用者のペインを体感してみる ● ③自分たちの作る製品に期待する品質や価値をすり合わせる ● ④エンジニアと受入基準の補完、テスト分析/設計をする ● 製品に期待する品質の指標を考える
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①作ったものを触る会 作ったものを触る会の爆誕
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①作ったものを触る会 © kaonavi, inc. 23 ● 作った機能をみんなで触ってみる ● 気づきや違和感があればコメント ● 数チームに分かれる ● ドライバーとナビゲーターを決める
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© kaonavi, inc. 24 このエラーメッセージは 違ったニュアンスに受け 取られるんじゃない? この動作遅いな〜こんな に待たされたら利用者は 不安になるだろうね ... ①作ったものを触る会
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①作ったものを触る会 を味変しながら隔週で続けてみた ● 過去不具合の出た場所をいじめる ● ユーザーマニュアルに沿って触る ● ウェブアクセシビリティガイドラインに 沿って触る 作った機能をみんなで触る要素は維持
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①作ったものを触る会 を味変しながら隔週で続けてみた 『ソフトウェアの品質を学びまくる』 kz_suzuki シナリオベースの探索的テストとは何か。 より https://www.kzsuzuki.com/entry/2014/03/26/091300
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これから作る機能に関する対話機会を 希望する声が上がるようになってきた ①作ったものを触る会 を味変しながら隔週で続けてみた
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これから作る機能で解消したい 利用者のペインを体感 してみる ②利用者のペインを体感してみる会
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● 仕様策定もデザインも未着手で解消す べきペインだけ見えた段階で実施 ● 利用者がペインを感じている既存機能 を使って目的を達成してみる ● 利用者の実データに近い環境を再現 ②利用者のペインを体感してみる会
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© kaonavi, inc. 30 実データってこん なに複雑なの !? つら.. ②利用者のペインを体感してみる会 過去一番人気の会となった
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利用者との接点が少ないと 利用者視点を持つのは難しいとわかった ②利用者のペインを体感してみる会
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チームの製品に期待する 品質の理想像を描く会を開催 ③自分たちの作る製品に期待する品質や価値をすり合わせる
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● 期待する品質を付箋に書き出す ● 品質ピラミッドに貼る ● その品質を測定する指標を選ぶ ③自分たちの作る製品に期待する品質や価値をすり合わせる
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③自分たちの作る製品に期待する品質や価値をすり合わせる
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みんなそれぞれ大事にしたい品質がある 自分の頭にある品質は一部でしかない ③自分たちの作る製品に期待する品質や価値をすり合わせる
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開発タスクの中で増やした対話もある ④エンジニアと受入基準の補完、テスト分析 /設計をする
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④エンジニアと受入基準の補完、テスト分析 /設計をする リファインメントやプランニングから テスト分析、設計に有効な情報を聞けた 何を実装するか どう実装するか
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④エンジニアと受入基準の補完、テスト分析 /設計をする テストに関する話は エンジニアにとっても有効なはず 何をテストするか どうテストするか
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④エンジニアと受入基準の補完、テスト分析 /設計をする 実装の話もテストの話も一緒にしたい
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エンジニアと一緒に 受入基準の補完 テスト分析、テスト設計方針決めを開始 ④エンジニアと受入基準の補完、テスト分析 /設計をする
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● スプリント初期の段階で ● エンジニアとQCみんなで ● 受入基準を見ながら何をテストする か、どうテストするか を洗い出す ④エンジニアと受入基準の補完、テスト分析 /設計をする
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「正しい振る舞い」の認識相違に 早めに気づく ④エンジニアと受入基準の補完、テスト分析 /設計をする
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みんなで一緒に製品を作っている実感 ④エンジニアと受入基準の補完、テスト分析 /設計をする
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対話を増やしてよかったこと © kaonavi, inc. 44
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対話を増やしてよかったこと ● 品質に関する認識齟齬が開発タスクの遂行を通じてではなく 対話を通じて 明らかになっていく ● チームメンバーへの 尊敬チャンス が増えた ● 利用者視点で どう?という対話が増えた ● 開発チーム みんなが理解する品質 に向かって品質保証を行 えるようになった
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さいごに… © kaonavi, inc. 46
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まとめ より早く品質を届けるために みんなで品質について対話すると 認識齟齬による阻害要因を 解消できるのでオススメ!
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ご清聴ありがとうございました!!