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フォントを作ってみた話 2018/08/31 avcdsld

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きっかけ ● もともとフォントに興味があった ● フリーフォント探すのが好き ● カリグラフィーやってみたりも

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小林章さんの本がおもしろい

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モリサワコンペ

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こんな雑誌がある

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フォントをつくろう!

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フォントの種類 ● TrueTypeフォント ○ Win/Macそれぞれインストールできるが、互換性がない ○ 2次Bスプライン曲線 ○ 最高解像度 600dpi, 商業印刷に向かない ● PostScriptフォント ○ Macで普及 ○ 三次ベジェ曲線 ● OpenTypeフォント ○ Windows、Macintoshでの互換性を実現 ○ TrueTypeとPostscriptの2つの形式を持つ

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FontForge

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実際につくっていく

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紙に描く。 イメージは古代ギリシャ。

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紙に描く。 イメージは古代ギリシャ。

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GIMPで分割&トレース。 (もっと楽な方法があるはず)

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FontForgeで編集。 骨が折れる。 文字間も調整。 リガチャも設定。

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完成

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Zenobius ゼノビス 制作意図 ギリシャ建築・初期のローマ建築をイメージして、 神々しい古代ギリシャの世界、そして、これを取り入 れた古代ローマの世界観を表現しました。 見出しや短めの文章に使える装飾用の書体です。 神殿の柱を簡略化することで、コミカルな印象も持た せました。そのため、ギリシャやローマの歴史を感じ させたい場面だけでなく、かわいい感じのお店のロ ゴにも使えるのではないかと思います。 参考にした書体・文献 Times New Roman、Trajan、Brandon Text、 Caladea、『欧文書体』、『TYPOGRAPHY』、『文字 と書の歴史』など

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もう一つ作った

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Akhilleus アキレス 制作意図 古代ローマのような厳格さ・高級さ・伝統的な印象を 残しつつ、小説や論文など長文に使える読みやすい 書体を目指しました。 古典的なフォントだと、このような雰囲気は出るけれ ど、長文には向かないものが多いと感じます。 用途として特にイメージしているのは、昔の学術論 文の復刻用です。 復刻といっても、これら論文は内容を伝えるために あるので、読みやすさが重要です。ただ、現代の刊 行物と同じのフォントを使うと、言い回しや使われて いる用語が古いため違和感があります。 このようなとき、古き良き雰囲気と読みやすさを両立 した書体があればよいと思いました。 論文以外にも、厳格さ・高級さ・伝統的な印象が求め られる小説や観光案内などに使えると思います。

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リガチャ

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モリサワコンペ 2019 https://competition.morisawa.co.jp/