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New Relicダッシュボード活用例 2024年9月11日 福田 圭

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2 自己紹介 氏名 福田 圭 (ふくだ けい) 所属等 株式会社サーバーワークス マネージドサービス部 2023 New Relic Partner Trailblazer 業務等 NewRelicを活用した次世代MSPに向けた運用開発 最近はSLI/SLOについて考えることが多いです

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3 今回のLTについて ゴール ★ ダッシュボード実装までの進め方をイメージいただく New Relicのダッシュボードの導入例の紹介 ★ ダッシュボード作成など実装までの進め方(あくまでも一例)

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New Relicのダッシュボード作成の流れ例 ダッシュボードの例 目次

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New Relic ダッシュボード活用の流れ

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6 New Relic ダッシュボード活用の流れ テンプレートダッシュボードの活用 1 運 運用改善とダッシュボードのテンプレート化 3 カスタムダッシュボードの作成 2 詳しくは 次のページへ •ニーズに応じた幅広いテンプレートダッシュボードが提供されている •テンプレートを選択するだけで、すぐにシステム情報を可視化できる •テンプレートダッシュボードを土台に、環境に合わせてカスタマイズ •必要なデータを可視化し、チームで共有できるダッシュボードを作成 •定期的にダッシュボードを見直し、最適化を継続 •ダッシュボードをJSONとしてエクスポート・インポートし、再利用性を高める

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テンプレートダッシュボードの活用例

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8 テンプレダッシュボード作成の流れ テンプレダッシュボードとは ★ New Relicより事前に用意されているダッシュボード(1000種類以上) 1 New RelicのUI上より簡単に設定が可能 2

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9 まずはテンプレダッシュボードを利用してみる テンプレダッシュボードの内容例 ★ ECサイト上の注文、チェックアウト、処理時間を把握 ダッシュボード名:Customer experience bottom of the funnel analysis 1 サーバの過負荷を把握するためCPUやメモリなどホスト情報を把握 ダッシュボード名:Infrastructure Dashboard 2

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カスタムダッシュボードについて

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11 カスタムダッシュボード作成の流れ New Relic上に存在するグラフを真似する 1 ダッシュボードの構成見直しと運用効率化 3 New Relicに収集されている情報( Metrics & Events )を把握する 2

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12 作成されている情報を真似する ダッシュボードの構成や設定内容を把握する ★ テンプレダッシュボード限らず多くのNew Relic上のグラフはNRQLなどの情報を確認できる 1 確認した情報を参考に自分だけのダッシュボードが作成可能 2

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13 Metrics & Eventsに収集されている情報を把握 現状実現できるダッシュボードの把握&NRQLの作成補助 ★ Metrics or Event Type:メトリクス、トランザクションなど何のデータかを把握 1 Dimensions:データをフィルタリングするための属性を把握 2

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14 (参考)NRQLについて 1. 基本的なSELECT文 過去1時間の'MyApp'のトランザクション数を取得(上位10件) SELECT count(*) FROM Transaction WHERE appName = 'MyApp' SINCE 1 hour ago LIMIT 10 2. 複数の集計関数 トランザクション名ごとの平均、最大、95パーセンタイル時間を計算 SELECT average(duration) AS '平均時間', max(duration) AS '最大時間', percentile(duration, 95) AS '95パーセンタイル' FROM Transaction FACET name 3. NRQL内で計算可能 ディスク総ストレージ容量から空き容量を引き、総容量で割ることでディスク使用率を算出 SELECT (latest(`aws.rds.allocatedStorageBytes`) - latest(`aws.rds.FreeStorageSpace`)) / latest(`aws.rds.allocatedStorageBytes`) * 100 AS 'ストレージ使用率(%)' FROM Metric 4.正規表現フィルタリング LIKE演算子で正規表現によるパターンマッチングを実現 SELECT count(*) FROM Transaction WHERE name LIKE '%Web%'

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15 ダッシュボードの構成見直しと運用効率化 ダッシュボードの共有と管理 ★ ダッシュボードの編集権限、閲覧権限などを割り振ります。 1 頻繁に使用するダッシュボードをお気に入りに追加して、素早くアクセスできるようにします。 2

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16 ダッシュボードの運用効率化 作成したダッシュボードはJSONファイルとして出力が可能 ★ ダッシュボードのバックアップファイルとして使用する 1 TerraformとJSONファイルを用いてダッシュボード作成の自動化 2 自動作成の仕組み化

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17 ダッシュボード活用の流れ例 実現できるダッシュボードをイメージできるようにする ★ テンプレートダッシュボードを使用する 1 カスタムダッシュボードで使用できるデータを理解する ★ New Relicに収集されたデータを「Metrics & Events」で把握する 1 「Metrics & Events」で作成されたNRQLやテンプレートダッシュボードを参考に作成 2 ダッシュボードの構成見直しと運用効率化 ★ ダッシュボードの定期的な改善、閲覧権限管理、自動化の仕組みづくり 1

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カスタムダッシュボードの作成例

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19 わかりやすいダッシュボードの実装 誰もが理解できるダッシュボード ★ Markdown形式でテキストやリンクを記載することが可能 1 例えば、Core Web Vitalsの概要や確認観点を記載や関連するメトリクス情報のリンクを記載し、 誰もがダッシュボードの概要を把握できるようにする 2

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20 セキュリティ情報の可視化 セキュリティイベントの集中管理 ★ セキュリティ脅威の種類と重大度、発生傾向と対応方法の把握 1 共通脆弱性識別子(CVE) の確認 CVEを検索し、 脆弱性詳細情報確認

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21 CloudTrail証跡の可視化 CloudTrailの証跡およびAWSコンソールサインイン情報 ★ AWSコンソールへのサインインや重要な操作を監視し、不正アクセスや誤操作を把握 1

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22 アラート通知状況の可視化 アラートの一元管理 ★ 現在発生しているアラート数と種類、発生傾向(時間帯、頻度)を把握 1 アラート発生したポリシー名 アラート発生した コンディション名

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23 データ転送量の可視化 New Relicへのデータ取り込み量の把握 ★ コスト最適化:不要なデータ転送を特定し、コスト削減につながる 1 CloudWatchの GetMetricData発生状況 New Relic側の データ取り込み量

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24 Service Quotasの管理 クォータ枯渇を防ぐ ★ AWS Service Quotasの利用状況、上限値を把握(上限緩和申請漏れ防止) 1

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ビジョン