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消滅可能性都市「加賀」の 生き残り策 北陸⼤学経済経営学部マネジメント学科 ⽥尻ゼミ(d-lab) 2018Ⅿ033 岡本隼 2018Ⅿ144 堂川⼤貴 2018Ⅿ149 中川秀⼈ 2018Ⅿ206 本多遥⼤ 2018Ⅿ235 森永海⽃ 1

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目次 1. 研究の動機 2. 加賀市について 3. 加賀市の⼈⼝推移 4. スーパーシティ構想について 5. 公益財団法⼈あくるめの助成活動 6. 結論 2

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研究の動機 l ⼤学三年時に⼤学コンソーシアム⽯川の地域課題研究ゼミナール⽀援事業の地域共創⽀ 援枠で参加 →加賀市の公益財団法⼈あくるめと出会う l 加賀市が⼈⼝減少していることを知る ⇒ 消滅可能性都市 l 公益財団法⼈あくるめとの活動 →⾃分達の成⻑や加賀市の新たな発⾒があった 加賀市が今後どうなるか調べてみたい︕ 3

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第2章 加賀市について l ⽯川県の南⻄部に位置し、福井県と接する市 l ⽚⼭津温泉、⼭代温泉、⼭中温泉がある l 2024年春に北陸新幹線が開通 l ⾯積︓約305.87㎢ 4 出所︓加賀市スマートシティ課

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人口減少が問題視 l ⼈⼝は1985年をピークに減少 l 現在は64,588⼈ →そのうち65歳以上の⼈⼝は22,699⼈ 平成25年度には、 「消滅可能性都市」に 位置づけられる 5 出所︓加賀市スマートシティ課

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人口減少が問題視 6 消滅可能性都市から挑戦可能性都市へ 都市のDX 加賀に 新幹線が延伸 スマートシティ加賀に取り組む ⼈の流⼊が期待 地域課題の解決 新事業の創出 市⺠⽣活の向上

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第3章 加賀市の人口推移 2005年10⽉に江沼郡⼭中町と合併 過去25年間の⼈⼝増減率 7

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加賀市の人口推移 総⼈⼝は減少→2000年代から急激に減少 年少⼈⼝はなだらかに減少 ⽣産年齢⼈⼝は減少 ⽼年⼈⼝は増加 医療技術進歩で寿命延びる しかし... 出⽣率が低いため 総⼈⼝は減少していく 少⼦⾼齢化社会 8 出所︓RESAS 地域経済分析システム

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加賀市の人口推移 15歳から24歳の若年層は特に転出超過 ⾼校・⼤学進学のための転出 ⇒加賀市内に⼤学は無い 就職のための転出 ⇒加賀市内で 特別したいことがないのか︖ 少⼦⾼齢化が進⾏する... 9 出所︓RESAS 地域経済分析システム

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加賀市の人口推移 グラフの⼈⼝予測では減少の⼀途... 加賀市では様々な対策をしている ・⼈⼝減少対策室 ・企業誘致室 ・⼦育て包括⽀援センター 若者の流出を⽌められる可能性が ⼗分にある︕ 10 出所︓国⽴社会保障・⼈⼝研究所

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第4章 スーパーシティ構想について l スーパーシティとは • スーパーシティとは最先端技術を活⽤して未来社会を実現することを ⽬的とした都市の概念 • 新規開発型(グリーンフィールド型) 既存都市型(ブラウンフィー ルド型) • 2020年5⽉27⽇「スーパーシティ法」が成⽴ l 実⾏されるまでの流れ ⾃治体 国に申請 導⼊、実⾏ 11

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l スーパーシティの具体像 ①移動 ②物流 ③⽀払い ④⾏政 ⑤医療・介護 ⑥教育 ⑦エネルギー・⽔⑧環境・ゴミ ⑨防災 ⑩防犯・安全 l スーパーシティの候補地 12 出所︓内閣府国家戦略特区-地⽅創⽣事務局(2021)

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加賀市の提言するスーパーシティ l e-加賀市⺠制度を幹とした加賀市スーパーシティ制度の実現を⽬指す 国内外の⾼度⼈材が集 うまちづくり 移動最適化都市の実現 情報銀⾏を核とした先 端医療サービスの実現 インターネットによる 電⼦投票 RE100を⽬指した レジリエンとな地域の 創造 l ⽬指す姿 13

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加賀市の取り組み 第4次産業を⾒据えた イノベーション産業 デジタル化の推進 ポストコロナ社会への挑戦 官⺠連携による挑戦のフィールド 2020年に「スマートシティ加賀宣⾔」 14

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スマートシティ加賀 l スマートシティ加賀の3つの戦略 1. データ駆動型のまちづくり 2. 創造的なまちづくり 3. 市⺠との共創によるまちづくり G20の「スマートシティパイオニア」に 認定 ⽇本では4地域 スマートシティ加賀の基本理念︓⼈間中⼼の未来社会の実現 15

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第5章 公益財団法人あくるめの助成活動 l 公益財団法⼈あくるめとは • 2017年8⽉1⽇設⽴ • ⽯川県唯⼀のコミュニティ財団 • ビジョン「若者⼀⼈ひとりの⼩さ な想いを⽀援し、持続可能な未来 に向かって⼦ども達の笑顔がいき かう元気な地域をつくる」 16 出所︓公益財団法⼈あくるめホームページ

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► あくるめ財団の3つのビジョン ⼦どもたちの 未来のために 地域の課題は 地域の⼿で ⼒を合わせて ⼀緒に作り上げ る ► あくるめ財団の3つの事業 助成事業 ⾃然体験事業 教育事業 17

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18 PLUS KAGAからあくるめ財団への流れ

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ヒアリング調査について • 助成を⾏ってきた26団体の中から3つの団体にヒアリング調査 • 3つの団体を選んだ理由 • 加賀市で数年に渡って活動している団体 • 加賀市の発展に⼤きく関わっている事 • あくるめ財団の⼭⽥真名美⽒からの推薦 19 公益財団法⼈あくるめ 事務局 ⼭⽥真名美⽒

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ももたろうプロジェクト l ももたろうプロジェクトとは • 加賀市にある「柴⼭潟」のゴミ問題を 対策するプロジェクト • 2019年に活動開始 • 代表は⽯本⼤歩さん(九州⼤学⼤学院 ⼈間環境学府空間システム専攻修⼠1 年) 20 出所︓公益財団法⼈あくるめホームページ

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萬松園再生プロジェクト l 萬松園再⽣プロジェクトとは • 加賀市にある「萬松園」を地域住⺠の⽅と 再⽣していくプロジェクト • 2018年に活動開始 • 代表は鈴⽊直輝さん(東京⼤学⼤学院⼯学 系研究科都市⼯学専攻都市デザイン研究室 修⼠2年) 出所︓PLUS KAGAホームページ 出所︓PLUS KAGAホームページ 21

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かが⼦ども未来プロジェクト l かが⼦ども未来プロジェクトとは • プレイワーカーと共同して⾃然を活⽤した 1⽇プレイパークの実施と検証を中⼼に活 動するプロジェクト • 2019年に活動開始 • 代表は⼟肥 潤也⽒ 出所︓かが⼦ども未来プロジェクトFacebook 22 出所︓公益財団法⼈あくるめFacebook

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ヒアリングの質問内容について 1. 公益財団法⼈あくるめを知ったきっかけと助成を申請した理由 2. 新型コロナウイルス流⾏前と現在の助成活動に対する⼼境の変化 3. この活動の最終⽬標と伝えたいこと 4. 加賀市が「消滅可能性都市」となっている現状をどう考えているか 5. 今後加賀市がどのような市になってもらいたいか 23

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24 ヒアリング調査でわかったこと ⼈⼝減少問題は、 加賀市だけの 問題ではない ⼤学⽣の活動が 加賀市の⼒となる

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結論 ・⼈⼝推移 ⇒⽼年⼈⼝以外は減少している 予測では更に減少だが今後の取り組み次第 ・スーパーシティ構想 ⇒最先端技術での市⺠⽣活向上 IT化での知名度UP ・公益財団法⼈あくるめの 助成活動 ⇒ 25

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今後の加賀市 l 新幹線延伸により加賀温泉駅周辺だけの発展 ⇒新幹線延伸の波及効果が加賀市中⼼部以外にどのように影響するか... l いち早くプログラミング授業を導⼊していることでIT知識持った⼦供達が増える ⇒今の⼦ども達が起業、ITで有名になり企業誘致に繋がるか 26

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ご清聴ありがとうございました 27