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持続可能な未来をつくる東京の都市戦略 KYOTO SMARTCITY EXPO2023 東京都副知事 宮坂 学

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第1部 今、都市が果たすべき 役割とは

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画像提供:米国立アレルギー感染症研究所 画像提供:NPO法人 Earth Literacy Program 感染症の脅威 気候危機 Creative Commons Attribution 3.0 l Richard Hurd エネルギー危機 3

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43~44℃ 90m/s 2100年の東京は… 平均気温 台風の最大瞬間風速 資料:環境省「2100年未来の天気予報」 4

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全人口の約 70%が都市に居住 2050年の世界は… 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 4,500 5,000 5,500 6,000 6,500 7,000 1950 1960 1970 1980 1990 2000 2010 2020 2030 2040 2050 出典:World Urbanization Prospects: The 2018 Revision(United Nations Department of Economic and Social Affairs/Population Division) 2050年:68億人 (全人口の68%) 世界の都市人口(2020年以降は推計値) 2018年:42億人 (全人口の55%) 1950年:7.5億人 (全人口の30%) (百万人) 5

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過去50年で 68%喪失 世界の生物多様性は… (※)陸、淡水、海など自然の中で生きる、脊椎動物(哺乳類、鳥類、両生類、爬虫類、魚類)の 約4,400種、約21,000個体群を対象に、個体群サイズの変動率から計算したもの 生きている地球指数(※) 6

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https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/basic-plan/versionup2022/index.htmlより引用 6,220 3,110 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 2000 2030 2050 温 室 効 果 ガ ス 排 出 量 (万t-CO2) カーボン ハーフ ゼロエミッション 東京 9

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人口約1400万人 圏域人口約3000万人 10

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第2部 SMART CITY smart city

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https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/mytimeline/1006345/1006339/1006292.htmlより引用 平成28年8月台風9号 奈良橋川(東大和市) 浸水被害:403棟 昭和56年7月豪雨 神田川(新宿区) 浸水被害:13,662棟 13

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1922 16

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100 Years Later 17

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自分のnoteで 発信しています

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市民参加(住民自治・団体自治) 「地方自治の本旨(憲法第92条)」=住民自治・団体自治 22 地方自治は住民の意思に基づいて行われる 地方自治は国から独立した団体に委ねられ、 団体自らの意思と責任のもとでなされる 住民自治 団体自治

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町火消 いろは48組と本所・深川16組の総称で町屋の火災 に従事した火消。町奉行、大岡越前守忠相から各 名主に対して、町火消設置の命が伝えられ、1718 年に町火消組合が創設。 特別区消防団ホームページより引用 23

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消防団 昭和22年の「消防団令」公布に伴い全国の市町村 に消防団が組織される。現在東京23区には、58の 消防団、439の分団があり、約13,300人の消防団 員が活躍。 特別区消防団ホームページより引用 24

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西新宿スマートシティ協議会 東京都 • デジタルサービス局 • 都市整備局 • 産業労働局 (一社)新宿副都心エリア 環境改善委員会 • 小田急電鉄㈱ • 学校法人工学院大学 • 住友不動産㈱ • 損害保険ジャパン㈱ • 大成建設㈱ • 東京瓦斯㈱ • 東京ガスエンジニアリング ソリューションズ㈱ • 独立行政法人 都市再生機構 地元自治体 通信事業者 ・民間事業者等 • ㈱NTTドコモ • KDDI㈱ • ㈱JTOWER • ソフトバンク㈱ • 東日本電信電話㈱ • 楽天モバイル㈱ • ㈱ジョルテ • ㈱角川アスキー 総合研究所 • 東京電力 パワーグリッド㈱ • 新宿区 西新宿スマートシティ協議会 西新宿の生活者のQOL向上のため、地元企業などが中心となって活動を推進 協議会LINE公式アカウント 友だち数:1,011人 (R4年度末) 21団体 で構成 〈意見交換など実施〉 25

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京王プラザホテル付近から新宿中央公園を望む 新宿グランドターミナル 新宿グランドターミナルの整備など周辺まちづくりと連携し、 西新宿地区を人中心のウォーカブルな都市空間に再編

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都庁周辺のパークストリート化のイメージ 27

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都民広場の芝生化 28

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民主主義のデジタル化の実践 29 バルセロナの参加型合意形成プラットフォーム 「Decidim」 導入から7年で 150,000人が参加(人口の1割) 28,000件の提案 4,000回のミーティング 個人ID(マイナンバー)で認証、利害関係者のみの参加に限定 OSSとして無償で公開、 30ヵ国、450以上の組織が活用 (EU、ニューヨーク、加古川市など) Decidim:「我々で決める」というカタルーニャ語

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予算分配のための 市民参加プロジェクトなど デジタルテクノロジーで 市民参加を加速 30

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第3部 未来のまちをつくる

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©川澄・小林研二写真事務所 36

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Tokyo Bay eSG Project 東京ベイエリアから描く 50年・100年先の未来の 都市像 ~官民共創で築く 持続可能な未来の東京~

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本来の “ESG” (Environment, Social, Governance) + 「東京ベイeSGプロジェクト」に込めた想い “Tokyo Bay eSG Project” 渋沢栄一 後藤新平 e = ecology, economy, epoch-making S = Shibusawa G = Goto 38

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「自然」と「便利」が融合する持続可能な都市 Green × Digital 39

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Waterfront Subcenter 臨海副都心 New Landfill Site 約1,000haの埋立地 ポテンシャルの高いベイエリアを舞台に未来の東京を築く 40

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先端技術の実証実験 5G, Robot, Drone, ZEV, Startups グリーンテックの実装 Renewable Energy Step 1 ベイエリアから 世界最先端を実現 42

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N 先行プロジェクト採択事業(2022年度~2024年度の3か年度) 環境改善・資源循環 次世代モビリティ SU SU SU 国内初 国内初 世界初 自動航行ごみ回収ロボット 水質改善 浮体式洋上太陽光発電 舗装式太陽光発電 可搬式都市型 風力発電 多段型 風力発電 空飛ぶクルマの実機飛行 水空両用ドローンの実装 43 最先端再生可能エネルギー

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44 先行プロジェクト採択事業( 2023年度~2025年度の3か年度) 空飛ぶクルマの都内初実証飛行を予定 パイロット操縦による二地点間飛行 国内初 次世代モビリティ 最先端再生可能エネルギー 水素生産船により、世界で初めて風からグ リーン水素を生産 生産した水素を船内に貯蔵・輸送し、陸上 へのエネルギー供給を実証 再生可能エネルギーにより海水から直接 CO2が発生しないグリーン水素を生成 作 る ためる 運 ぶ H 2 空飛ぶクルマ用浮体式ポートを核とした、 陸海空のMaaS実現に向けたシステムの構 築及び運行実証 世界初 国内初 世界初 世界初 環境改善・資源循環 コンクリート表層に塗布した含浸剤(DAC コート)でCO2吸着の実証。CO2固定量 の試算・見える化 半透膜を用いた培養装置による海上培養 技術の確立に向けた実証 微細藻類培養によるCO2吸収等の検証 世界初 作 る ためる H 2 世界初

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第4部 スタートアップの力を 都市にインストールする

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時価総額ランキングの推移(※ はIT企業) 順位 企業名 時価総額 (億ドル) 国名 1 NTT 1,638.6 日本 2 日本興業銀行 715.9 日本 3 住友銀行 695.9 日本 4 富士銀行 670.8 日本 5 第一勧業銀行 660.9 日本 6 IBM 646.5 米国 7 三菱銀行 592.7 日本 8 エクソン 549.2 米国 9 東京電力 544.6 日本 10 ロイヤル・ダッチ・シェル 543.6 米国 平成30年 平成元年 順位 企業名 時価総額 (億ドル) 国名 1 アップル 9,409.5 米国 2 アマゾン・ドット・コム 8,800.6 米国 3 アルファベット 8,336.6 米国 4 マイクロソフト 8,158.4 米国 5 フェイスブック 6,092.5 米国 6 バークシャー・ハサウェイ 4,925.0 米国 7 アリババ・グループ・ホールディング 4,795.8 中国 8 テンセント・ホールディングス 4,557.3 中国 9 JPモルガン・チェース 3,740.0 米国 10 エクソン・モービル 3,446.5 米国 出典:週間ダイヤモンド2018年8月25日号「平成経済全史30」 平成の30年間で、IT系の新興企業が業績を伸ばした 46

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スタートアップがコロナ禍を乗り越える原動力に バイオテクノロジー 創立:2010年 救急医療PF 創立:2016年 外食配達PF 創立:2009年 モデルナ ファストドクター Uber Eats 革新的な新薬開発 持続可能な地域医 療の実現 飲食ビジネスの革命  革新的ワクチンを開発  2020年12月、新型コロナワ クチンの緊急使用が承認  革新的な科学の進展と速や かな製造拡大の実現を追求  夜間・休日なども含めて24 時間・365日医療にアクセス 可能に  オンライン診療により不要不 急な救急車搬送を減少  自治体との連携で9万人超 のコロナ患者に対応  日本では2016年9月に事業 開始  外出自粛を受けて利用が急 拡大 (2020年8月 約180万人/月 →2021年8月 約400万人/月) 47

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Deep Tech エネルギー& 環境 医療機器& ヘルスケア データ&AI 高度な機器& 電子機器 宇宙 インフラ& サステナブル建築 医療バイオテック& 創薬 素材& 産業バイオテック CO2 循環経済 食料&農業 Industry 4.0& 自律機械 地球規模の課題解決にインパクトを与えるDeep Tech 設立 2019年10月(京都大学発スタートアップ) 事業内容 核融合炉関連技術、装置の研究開発、製作 「City-Tech Challenge」 にて最優秀賞を受賞! 京都フュージョニアリング株式会社 48

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スタートアップ数 x10 官民協働実践数 x10 グローバルユニコーン x10 49 東京都が掲げる「10×10×10 イノベーションビジョン」

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世界の各都市の拠点と連携し、エコシステム間のネットワークを強化 Tokyo Innovation Base 今秋プレオープン 東京駅から5分 育成プログラムの提供 スタートアップの相互派遣 50 “Tokyo Innovation Base”の構築

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アーリー以前のスタートアップ支援の場に  行政や民間主体など各地の特色ある支援拠点の横の連携を拡大!  全国各地のSU支援の東京での活動拠点、世界の施設との連結点に  海外マーケットや投資家のゲートウェイ機能を果たすことで、 早い段階からグローバル市場を見据えて資金やリソースを集めるSUを拡大! 出所:VEC「ベンチャー白書2021」、NVCA「NVCA Yearbook 2022」 22 44 50 27 28 29 プレシード シード アーリー ミドル レイター [スタートアップに対する投資件数の割合] 単位:% 国内外から様々な関係者が集まり、アーリー以前のSU等に重点的な支援を提供する一大拠点の構築に着手 ~ Tokyo Innovation Base ~2023年秋、有楽町でプレオープン! 早い段階からグローバル市場を見据える 様々な支援を繋げる結節点に 51 10×10×10のビジョン実現に向けたポイント  プレシード・シード期の支援を充実させることで、都内のエコシステムが拡大!  学生・若者が集う場に 皆で挑戦者を後押しする一大拠点を創る

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国内外のスタートアップを支援する人が一堂に会し、 アクセラプログラム等の様々な支援メニューを提供 TIBで成長したスタートアップを 都内の民間スタートアップ支援拠点に送り出す ● 多様なプレイヤーの力を結集し、 イベント・プログラムで人が集まる仕掛けを作る 夢や希望を持つ学生・若者のたまり場を提供 ● 都内各地のスタートアップ拠点とのネットワークを形成 ● 集まった人たちに便利なサービスを提供 企業や行政による支援機関のワンストップサービスやサテライトなど、 関連の様々な機能を集積 TI B 拠 点 拠 点 拠 点 拠 点 拠 点 拠 点 拠 点 52 開設場所 所在地 東京都千代田区丸の内3丁目8‐3 床面積 9,950.57㎡ (・1階:4,399.86 ㎡) ・2階:3,494.49 ㎡ ・3階:2,056.22 ㎡ SusHi Tech Square 2・3階 Tokyo Innovation Base 大きなプラットフォームへ

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参加者 26,000+ 参加国・都市 国 60+ 都市 290+ SU企業 300+ VC 450+ 54 2023年2月開催 City-Tech.Tokyoの実績

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2024年5月 「世界中から東京に集まる1か月間に」 55

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2024年5月15日(水)16日(木) @東京ビッグサイト ■2023年秋、事前登録開始 ■同時期に500,000人参加のイベントを併催 ■世界中の国・都市からブース出展を募集 商談数 3,000件 参加者 40,000人 スタートアップ 400ブース アジア最大規模のスタートアップイベント 56

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世界中を繋ぐイノベーションカンファレンスへ 57

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プロジェクト拡大に向けたStep 事務局開設 プレオープン 常時開館 本格オープン 実践を重ね来年5月へ Tokyo Innovation Base(TIB) Step1 (9月) Tokyo Innovation Base(TIB) SusHi Tech Tokyo 2024 グローバルSUプログラム Step2 (11月下旬頃) Step4 (2024年5月) Step3 (2月上旬頃) 8月末 SusHi Tech Square 1階開館 イベント開始 (毎週1回程度) フルスペックサービス 58 来年5月の“SusHi Tech Tokyo 2024”に向けて実践を積み重ねる

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第5部 持続可能な未来を つくるために

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「DX(Digital Transformation) 」 × 「GX(Green Transformation) 」 =「SX(Sustainable Transformation) 」 DX (Smart TOKYO) GX (Zero Emission) SX 60

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