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ガバメントクラウドと バックエンドチームの変化と成長 2024/07/11 さくらのテックランチ Vol. 7 さくらインターネット株式会社 川村 真吾 1

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自己紹介 名前: 川村 真吾 2016年 さくらインターネット株式会社 入社 所属: クラウド事業本部 クラウドサービス部 ユニット: バックエンドユニット 役職: マネージャー 好きな社内イベント: 有志の読書会 『GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた』 『LeanとDevOpsの科学』 2

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本日のアジェンダ ガバメントクラウド前後のチームの変化について、次のステップでお 伝えします。 1. ガバメントクラウドとバックエンドチーム 2. バックエンドのチーム数と人数の変化 3. バックエンド2チーム時代の課題意識 4. バックエンド4チーム+SRE室の時代へ 5. 更なるチームの変化と成長に向かって 6. まとめ 3

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ガバメントクラウドと バックエンドチーム 4

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さくらのクラウドとガバメントクラウド Q: さくらのクラウドとは? A: 仮想化されたインフラを提供する IaaS 型クラウドサービス 年 出来事 2011/11 さくらのクラウド提供開始 2021/12 「政府情報システムのためのセキュリティ評価制度」 (ISMAP)のクラウドサービスリストに登録 2023/11 2025年度末までにすべての要件を満たすことを条件にガ バメントクラウドに採択 5

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ガバメントクラウドとバックエンドチーム 2025年度末までにガバメントクラウドのすべての要件を満たすた め、さくらのクラウドの開発チームは鋭意ガバメントクラウドの要 件の開発に取り組んでいます。 ガバメントクラウドの各種要件をスピーディーに対応するために、 ガバメントクラウドの前後で、開発チームの体制を大きく見直して います。 次のページ以降で、半期ごとのバックエンドのチーム数と人数の変 化についてお伝えします。 6

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バックエンドの チームと人数の変化 7

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バックエンドのチームの変化と成長 年 ステータス チーム数 人数 増減 2023/04 チーム分割のディスカッション 2 15 - 2023/10 4チームへの分割 4 16 +1 2024/04 継続的な採用活動 4 26 +10 現在 継続的な採用活動 4 30 +4 上記の通り、2023/10に、2チームから4チームへの大きな変化と なりました。 その変化の過程を深堀りして説明します。 8

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バックエンド2チーム時代の 課題意識 9

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バックエンド2チーム時代の課題 バックエンドが2チームの時代は「仮想化」と「課金」という領域 でチームが分割されていました。 「仮想化」の領域は、以下のように多岐に渡るため、サービスの発 展に伴い様々な機能がリリースされる中で、 「仮想化」領域に対す る認知負荷は高まる一方でした。 「仮想化」領域の一例 サーバ、ディスク、アーカイブ、ISOイメージ... データベース、NFS、VPCルータ、ロードバランサ... シンプル監視、DNS、GSLB... 10

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確認した大切なこと 2023年4月以降、開発に関わるメンバーが集まるMTGで、チーム の分割についてディスカッションを始めました。 書籍『チームトポロジー』の話や、私たちが所属するクラウド事業 本部の今後の方針を確認しながら、以下の大切なことを確認しまし た。 チームメンバーは5名〜10名程度で、兼任しない 個人依存の領域について、チームで受ける体制にしたい パラレルで開発を進めることができる体制にしたい などなど... 11

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バックエンド4チーム+SRE室の体制へ 12

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チーム分割前の丁寧なすり合わせ チームの分割に対するディスカッションは、繰り返し毎週行い、み んなで建設的、肯定的にチームの分割について話せる雰囲気作りを 行いました。 また、アジャイルやスクラムに関する読書会を行うなど、改めてマ インドセットについて考える機会を設け、チームの分割に対するデ ィスカッションを深めることとしました。 そして、最終的にチームの分割をする前には、1on1 の形式で伝わる まで話し、納得感がある合意形成を行いました。 上記のような丁寧なすり合わせを経て、次ページからの体制に繋が ります。 13

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4チーム+SRE室の体制へ チーム名 領域 クラウドAPI開発 API、IAMなど ベータ DBアプライアンス、課金システムなど ガンマ PaaS、コンテナなど IaaS基盤開発 サーバ、ストレージ、ミドルウェア運用など SRE室 SRE活動と上記4チームへの開発支援など 各チームとも5〜10名のメンバー数となっており、コミュニケーショ ンが取りやすい人数を維持しています。 14

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新しいチーム体制で重要なこと 新しいチーム体制での重要な方針として、以下を明記しています。 ガバメントクラウドを契機に改善していく、継続的な体制であるこ と 小さなチームで自律的に取り組んでいくこと 一人で速やかな対応ではなく、みんなで取り組んでいくチームであ ること 上記を達成するために、次ページに記載の役割を定義しています。 15

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チームメンバーの役割 名称 範囲 役割 チーム責任者 チーム内 チームのゴールの明確化 開発支援者 チーム内 ふりかえり手法などによる開発支援 テックリード チーム内 最終的な技術の意思決定 シニアエンジニア 横断 横断的な品質管理やアドバイザー それぞれの役割に基づき、チームとしての意思決定を下していき、ガ バメントクラウドのスケジュールに対して、速やかなリードアンドフ ォローをしています。 16

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更なるチームの成長へ 17

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更なるチームの成長へ 2025年度末までにガバメントクラウドのすべての要件を満たすた め、よりパラレルに開発に取り組む必要があります。 イメージとしては、小さな4チームが、採用により大きな4チームな り、その後8チームに分割していくものとなります。 18

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成長のために不可欠なこと 前ページのようなチームの成長のために、現在積極的な中途採用を 行っています。 チームとして成長するために、バックエンドエンジニアの採用だけ ではなく、エンジニアリングマネージャーの採用も必要です。 より一層の自律的なチームを目指し、継続的なチーム分割を行うこ とによって、スピーディーかつ細かなフォローができるバックエン ドチームを目指していくものとなります。 19

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まとめ 20

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まとめ 2チーム時代の課題解決のために、建設的、肯定的なディスカッシ ョンを通して、チームとして大切なことを確認できました。 チーム分割への合意形成のために、丁寧なディスカッションを繰り 返し、伝わるまで話すことができました。 4チーム+SRE室の現在のチーム体制では、領域と役割の明確化によ り、より自律的に、リードアンドフォローしあえるチームになりま した。 今後も、採用によるチーム分割を通して、よりガバメントクラウド へのスピード感を上げていく所存です。 https://www.sakura.ad.jp/recruit/midcareer/ 21

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ご清聴ありがとうございました 22