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問題のある研究慣習 (QRPs: questionable research practices)
有意になるまでサンプルサイズを増加させる
測定・分析した変数のうち一部だけを報告する
結果を見てから作った仮説を,あたかもデータ収集前
からあったかのように報告する(HARKing:
hypothesizing after the results are known)
といった,現代の観点からは問題のある研究・報告にお
ける実践のこと
第1種の誤りの確率を(大幅に)増加させる
Bem (1987)などに見られるように,以前は問題な
いと認識されていたり,むしろ推奨されてさえい
たりした(池田・平石, 2016)
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(John, Loewenstein, & Prele, 2012)
John, L. K., Loewenstein, G., & Prelec, D. (2012). Measuring the prevalence of questionable research practices with
incentives for truth telling. Psychological Science, 23, 524–532. doi: 10.1177/0956797611430953
池田功毅・平石界 (2016). 心理学における再現可能性危機:問題の構造と解決策. 心理学評論, 59, 3-14.