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GISのデータの種類 1 きた こういち 2024-08改訂版

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2 GISで使えるデータには いくつかの種類があります

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3 大きく分けて 2つの種類に分類されます データ 特徴 代表的なファイル ベクタ ・座標値で表現するため拡大縮小による劣化がない ・細かい形状を表現するのに適している ・属性データを複数保持できるが管理が煩雑 SHAPE, KML, GeoJSON ラスタ ・解像度は、ピクセルの大きさに依存するため拡大縮小で劣化する ・地形や気温のような連続性のあるデータに適している ・構造が単純なため計算や比較がしやすい(1ピクセルに1つの値を保持) GeoTIFF, PNG, JPEG 出典:GIS実習オープン教材

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4 ベクタデータ

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5 ● ベクタデータ(ベクトルともよぶ)とは、座標値 を持った点のデータである。 ● 地物は、ポイント(点)、ライン(線)、ポリゴン (面)で表現される。 出典:GIS実習オープン教材

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6 ● ベクタデータ(ベクトルともよぶ)とは、座標値を持った点のデータである。 ● 地物は、ポイント(点)、ライン(線)、ポリゴン(面)で表現される。 出典:GIS実習オープン教材 (x1,y1) ポイント(点) (x1,y1) (x2,y2) ライン(線) (x1,y1) (x2,y2) (x3,y3) (x4,y4) (x5,y5) ポリゴン(面) 施設、標高点など 道路、河川、等高線など 建物、土地利用など

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7 ● 座標値で位置が決まるため、拡大縮小しても劣化しない。
 ● 形の変更、色などの変更を行うことが可能。
 ● 位置情報の他に、複数の属性情報をもつことができる。
 例)森林データの場合 市町村名、林班、小班、森林面積、
   樹種、林齢、保安林種など
 ● 属性情報をラベルとして地図に表示することが可能
 ● 代表的なファイル形式として、
 ESRIのシェープファイル(Shapefile)があり、
 QGISではジオパッケージ(Geopackage)が標準となっている
 出典:GIS実習オープン教材 ベクタデータの特徴

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8 ● 森林区域の図形は「 ベクタ」データ

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9 ベクタデータの ファイルは、 テキスト45ページ を参照

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10 ラスタデータ

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11 ● ラスタデータとは、ピクセル(画素)で区分され たデータである。 ● ピクセルごとに付与された値を用いて地物を 表現する。 出典:GIS実習オープン教材

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12 ● ラスタデータとは、ピクセル(画素)で区分されたデータである。 ● ピクセルごとに付与された値を用いて地物を表現する。 出典:GIS実習オープン教材

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13 ● 拡大するとモザイクのようになり画像としての荒さが目立つようになる。 高解像度のラスタデータであれば拡大しても粗が目立たなくなるが、 ファイルのサイズが大きくなる。
 ● 地表面の標高値を保持したDEM(Digital Elevation Model)のような地形 の可視化に用いられることが多い。
 ● マスに記録されている情報をGISで変更することは基本的にできない。
 ● 位置情報を保持した代表的なファイル形式として、GeoTIFFがある。
 出典:GIS実習オープン教材 ラスタデータの特徴

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14 ● 画像の地図はラスタデータ 拡大すると粗くなる 地図画像の場合 マス目に色の情報が記録されている

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15 ● 標高ラスタデータを使うと地形解析ができる 標高データの場合 マス目に標高値が記録されている この地図はわかりやすいように標高データを陰影図と重ねています

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16 森林を3D表示

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17 ラスタデータの ファイルは、 テキスト48ページ を参照