Link
Embed
Share
Beginning
This slide
Copy link URL
Copy link URL
Copy iframe embed code
Copy iframe embed code
Copy javascript embed code
Copy javascript embed code
Share
Tweet
Share
Tweet
Slide 1
Slide 1 text
エンジニアオリエンテッドでないベンチャーで レガシーシステムと新規事業に立ち向かう内製チームを 一緒に作っている話
Slide 2
Slide 2 text
情シスやってるよ 採用やってるよ 属性を確認させてください PM/POやってるよ コーチ/SMやってるよ 2 属性を教えてね エンジニアやってるよ メタラーだよ
Slide 3
Slide 3 text
自己紹介 3 @yuk4w4 をフォローしてね 湯川正洋 (@yuk4w4) エンジニア / 自称アジャイルコーチ あるいは プロの無職 SIerでBtoCのWebサービス開発・運用に7年ほど 2018年2月にPLAN-Bに転職 Java / Node.js / AWS / Serverless / Microservices / Agile / Lean が右上についてるスライドは撮影禁止でおねがいします
Slide 4
Slide 4 text
4 世界中の人々に「!」と「♡」を 私たちは誰もやらない、やるべきことに向き合い 今ある常識を変え、これからの常識をつくることで 顧客の想像を超える感動を届ける。 MISSION
Slide 5
Slide 5 text
デジタルマーケティング領域をワンストップでサポート 5 PLAN-Bについて
Slide 6
Slide 6 text
6 ALL PLAY Kaizen Making
Slide 7
Slide 7 text
7 ALL PLAY Kaizen Making
Slide 8
Slide 8 text
コンテキストを共有 8 人数: 30人弱 プロダクト: 5-6コ、案件あったりなかったり 内訳: ● 開発エンジニア(バック+フロント+DevOps) x 17+ ● プロダクトマネージャー x 3 ● その他 x 3 (ぼくはここ) ● マネージャー以上 x 3 コンテキストを共有
Slide 9
Slide 9 text
Before
Slide 10
Slide 10 text
エンジニアの個人商店化 10 Beforeのものがたり 個人商店化 = 仕事が個人に直接やってきて、さばいちゃう ● 運用や問い合わせが個人に集中(しかも隠れる) ● お客さん(ビジネスサイド)からは早くリリースしてよって言われる ● サービスがいい店だと、お客さんのために何時間でも残業しちゃう
Slide 11
Slide 11 text
エンジニアの個人商店化 11 QCDSとかでいうところの圧倒的D重視 結果どうなったかというと ● スコープを独自に変更 ● 納期が迫ってきたらテスト終了 ● そもそも品質担保が完全に個人で閉じちゃってた ○ 設計・テストのレビューをやらないとか ○ かろうじてコードレビューだけはあった(逆に言うと、ここまでこないと歪みがわからない) Beforeのものがたり
Slide 12
Slide 12 text
障害と運用作業、属人化も進む 12 Beforeのものがたり 必要なテストをやらない 必要な運用機能を削る 問い合わせが個人に来る 障害が増える 温かみのある 手作業運用が増える 調整できない 優先順位つけられない 新規開発にかけられる時間が減る (=ROIが悪い)
Slide 13
Slide 13 text
障害と運用作業、属人化も進む 13 Beforeのものがたり 理想のリードタイム 現実のリードタイム 突発や定常の運用 別件の障害対応 保守性の低いコード
Slide 14
Slide 14 text
障害と運用作業、属人化も進む 14 Beforeのものがたり 暗黙知あるよ ナレッジマネジメントという面で見てみると 暗黙知あるよ 暗黙知あるよ 失 敗 を 再 発 明 す る うわ、またいつものパターンやん・・・ えっ、それならxxxしたら良かったのに
Slide 15
Slide 15 text
Kaizen
Slide 16
Slide 16 text
大きな転換点 16 大きな転換点 1. 組織変更とチーム作り 2. 1枚のカンバンに全てのプロダクトをのせる 3. 可視化とふりかえり
Slide 17
Slide 17 text
大きな転換点 17 大きな転換点 - 組織変更とチーム作り 1. 組織変更とチーム作り 2. 1枚のカンバンに全てのプロダクトをのせる 3. 可視化とふりかえり
Slide 18
Slide 18 text
組織変更ビッグバン 18 大きな転換点 - 組織変更とチーム作り プロダクトごとのチームからロールごとの組織図にし、責任を明確化 Dev DevOps プロダクト マネージャー
Slide 19
Slide 19 text
組織変更ビッグバン 19 大きな転換点 - 組織変更とチーム作り 案件のあるプロダクトごとに、ロールチームをまたがったチームができる Dev DevOps プロダクト マネージャー プロダクト プロダクト プロダクト プロダクト
Slide 20
Slide 20 text
まさに混乱期 20 大きな転換点 - 組織変更とチーム作り 個人商店がいきなりショッピングモールになっても認識が合わない チームの自走力があがるまで半年近くかかったケースも… 出典: チームビルディングを考える上で知っておきたいタックマンモデル【組織開発】
Slide 21
Slide 21 text
ドラッカー風エクササイズが定着 21 大きな転換点 - 組織変更とチーム作り 何が得意なのか? どういう風に仕事をする? 大切に思う価値は何か? 期待されている成果は? 何が得意なのか? 大切に思う価値は何か? チームにどう貢献をする? みんなが期待している成果 何が得意なのか? 大切に思う価値は何か? チームにどう貢献をする? みんなが期待している成果 助けてほしいことは何か? Version 1 Version 2 Version 3
Slide 22
Slide 22 text
心理的安全性ゲームをやったり 22 大きな転換点 - 組織変更とチーム作り
Slide 23
Slide 23 text
爆弾解除ゲームやったり 23 大きな転換点 - 組織変更とチーム作り 最近はSwitch版がもあるよ - Keep Talking and Nobody Explodes 伝えたいことが伝わってない!?生死をかけた爆弾解除ゲームで学ぶコミュニケーション改善
Slide 24
Slide 24 text
大きな転換点 24 大きな転換点 - 1枚のカンバンに全てのプロダクトをのせる 1. 組織変更とチーム作り 2. 1枚のカンバンに全てのプロダクトをのせる 3. 可視化とふりかえり
Slide 25
Slide 25 text
属人タスク、隠れタスク、ここをあぶりだす 25 1枚のカンバンに全てのプロダクトをのせる なんか大変そう そんなに大変そうじゃないのかな? 見るからにやばそう あ、たおれた
Slide 26
Slide 26 text
1枚のカンバンに全部のせた 26 1枚のカンバンに全てのプロダクトをのせる ※公開にあたりぼかしをいれています
Slide 27
Slide 27 text
1枚のカンバンに全部のせた 27 1枚のカンバンに全てのプロダクトをのせる
Slide 28
Slide 28 text
影響をうけたインプット 28 1枚のカンバンに全てのプロダクトをのせる
Slide 29
Slide 29 text
<標語> シュリケンを さすやつはえらい なぜなら問題解決のために いち早く動いたニンジャだから いろんなグッズたち 29 1枚のカンバンに全てのプロダクトをのせる スタンドアップで、問題や課題・不安があったり他メンバーのに気づいたりしたらさすと 次のアクション(有識者・他チームにサポートを頼む、MTGを設定するなど)が決まる
Slide 30
Slide 30 text
いろんなグッズたち 30 1枚のカンバンに全てのプロダクトをのせる スタンドアップで、問題や課題・不安があったり他メンバーのに気づいたりしたらさすと 次のアクション(有識者・他チームにサポートを頼む、MTGを設定するなど)が決まる 42 2月の月間シュリケン数 Facebookからなんか英語のやつきてるので 助けてぇ チャットで情報が流れて消えていくので 何か寄る辺がほしい JuicerでのA/Bテストの仕様について おしえちくり〜
Slide 31
Slide 31 text
いろんなグッズたち 31 1枚のカンバンに全てのプロダクトをのせる 担当チームの判断で 遅れている・進んでないものに 次々とのせていく プロダクトマネージャーの判断で 止める判断をしたもの はりたくないやつ
Slide 32
Slide 32 text
最近は物理カンバンが拡がり中 32 1枚のカンバンに全てのプロダクトをのせる ※公開にあたりぼかしをいれています
Slide 33
Slide 33 text
大きな転換点 33 1. 組織変更とチーム作り 2. 1枚のカンバンに全てのプロダクトをのせる 3. 可視化とふりかえり 大きな転換点 - 可視化とふりかえり
Slide 34
Slide 34 text
実は物理カンバンだけじゃない 34 大きな転換点 - 可視化とふりかえり
Slide 35
Slide 35 text
物理とデジタル、なんのため? 35 大きな転換点 - 可視化とふりかえり 物理 こっちが正 (うちでは) スタンドアップで見るため 全体を一目瞭然にしたい 面積で制約を設けたい
Slide 36
Slide 36 text
物理とデジタル、なんのため? 36 大きな転換点 - 可視化とふりかえり デジタル あくまでもトラッキング用 チケットごとの工数 列ごとの日時 開発費用の算出
Slide 37
Slide 37 text
Metabaseによる活動の可視化 37 大きな転換点 - 可視化とふりかえり 上: いわゆるストーリーポイントの 合計の推移と、予測精度 下: とあるチームの各メンバーごとに なんの活動が多いか
Slide 38
Slide 38 text
ボトルネックに着目したふりかえり 38 大きな転換点 - 可視化とふりかえり 不安だったことの洗い出しと 感覚バーンアップチャート メンバーが当時思っていたことと 事実バーンアップチャート 新たに試したことに対する Good / Bad から考える 形にこだわらず、まあまあフリースタイル
Slide 39
Slide 39 text
最近ではFun!Done!Learn!も 39 特に勉強会やイベントの ふりかえりで効果的なことが多い ScrumFestOsaka2019 → 4人参加し、人ごとに色を分けてる 大きな転換点 - 可視化とふりかえり
Slide 40
Slide 40 text
ふりかえりを通してナレッジを展開する 40 大きな転換点 - 可視化とふりかえり Dev DevOps プロダクト マネージャー プロダクト プロダクト プロダクト プロダクト
Slide 41
Slide 41 text
ふりかえりを通してナレッジを展開する 41 大きな転換点 - 可視化とふりかえり
Slide 42
Slide 42 text
大きな転換点 42 1. 組織変更とチーム作り 2. 1枚のカンバンに全てのプロダクトをのせる 3. 可視化とふりかえり 大きな転換点 - オマケ オマケもあるよ
Slide 43
Slide 43 text
ペアプロ、モブプロ、モブワークが始まった 43 大きな転換点 - オマケ 実装が予想より長くなる要因は? ● 使ったことない技術 ● 特定の人だけがプロで待ちになる ● レビューで指摘された → 物量より「つまずき・手戻り」が多い ペアとかモブでやれば「つまずき」を減らせてフローがよくなる 暗黙知も共有できてメシがウマい モチベーションモブも根付いてきてる(「モチベモブやろうズェ」)
Slide 44
Slide 44 text
Extreme PLAN-B 略して XP(意図的にややこしくした) 44 大きな転換点 - オマケ 社外の勉強会や本で得た知識を素振りする場 XP自体をなぜやるのかを インセプションデッキで素振り カイゼンジャーニーの プラクティスを頭から素振り DevLOVE関西でえたことを 現場のみんなと素振り
Slide 45
Slide 45 text
コスプレ (コスチュームプレゼンテーション) 45 大きな転換点 - オマケ 他の人のプレゼンを、なりきりでやっちゃう ● 現場のコンテキストに合わせた解説 ● 自分で用意するより圧倒的高クオリティ ●
Slide 46
Slide 46 text
やっぱりこれ 46 大きな転換点 - オマケ
Slide 47
Slide 47 text
After 結果どうなったか
Slide 48
Slide 48 text
個人商店から1年かけてチームに 48 結果どうなったか
Slide 49
Slide 49 text
カンバンを中心に、個人ではなくチーム・組織の判断で動けるようになった 技術的負債を生む生まないの判断が組織的にできるようになった 計画づくりをすることでリードタイムが短縮 49 結果どうなったか 理想のリードタイム 現実のリードタイム(少しカイゼンされた) 突発や定常の運用 別件の障害対応 保守性の低いコード
Slide 50
Slide 50 text
楽しい感がでてきた…が、責任が少ないかも 50 結果どうなったか カイゼンやペア・モブワークで 失敗や学習を相談できるようになったで も、快適ゾーンにいてるかも 離職率が他部署に比べて低い!
Slide 51
Slide 51 text
各チームでカイゼンがまわるようになった 51 結果どうなったか ロールチームでは… ● フロントエンドチームやdevopsチームで独自の物理カンバン発生 プロダクトチームでは… ● 仮説検証重視MVPをまわすカンバンチーム ● xxxのノウハウや資産を活かしたスクラム+カンバンチーム
Slide 52
Slide 52 text
開発組織はよくなってきた 自走もできてきてる 次として他の事業部や 間接部門(管理、人事)に越境(トゥギャザー)中!
Slide 53
Slide 53 text
今回お話できていないこと 53 結果どうなったか プロダクトマネージャーができたことで変わったこと レガシーシステムからモダンなシステムへの技術的な変遷 全社(非エンジニア)向けに行っているカイゼン活動 興味もたれた方はぜひ後で教えてください! twitter(@yuk4w4)でも
Slide 54
Slide 54 text
Kaizenは終わらない
Slide 55
Slide 55 text
55 ALL PLAY Kaizen Making
Slide 56
Slide 56 text
カイゼンのウラで 56 自称アジャイルコーチ、大地に立てるか 組織変更まではフツーに開発やってた(信頼残高はたまってた) 組織変更後与えられたミッションは… あ、これプロの無職じゃね? 」 「
Slide 57
Slide 57 text
不安 楽しそう 不安 そう 不 安 不安 不安 不安 安 不安 しそう 楽しそう 楽しそう
Slide 58
Slide 58 text
方針を決めた 「みんなハッピー」「全体最適」「オープン」 強い信念とか思いとかはある やってみんとわからんけど、やったらええか
Slide 59
Slide 59 text
他チームのファシったり ふりかえり見に行ったり プロの無職。僕の場合 59 自称アジャイルコーチ、大地に立てるか 10:00 12:00 14:00 16:00 18:00 スタンドアップ全部参加 無敵感だして質問したり シュリケンさしたり シュリケンの解決 ウロウロしたり コードレビューしたり 採用・教育・全社改善 情シス的な割り込み ペア/モブでワーク
Slide 60
Slide 60 text
距離感が近すぎると… なんだか命令みたいになる 距離感が遠すぎる(Whyだけ伝えればええやろとか)と… 思いが一部しか浸透しなかった 組織に依らない立場は距離感が難しかった 60 自称アジャイルコーチ、大地に立てるか
Slide 61
Slide 61 text
みんなアンチなのか…?という勘違い 61 スクラムが失敗した過去(ぼくはよく知らない)にビビってた みんなアンチなのかと思ってた でも、そうじゃなかった 「知らない」「わからない」「やったことない」 自称アジャイルコーチ、大地に立てるか
Slide 62
Slide 62 text
1人じゃやれなかった。何も。 62 自称アジャイルコーチ、大地に立てるか そんな中でも、1人、2人、3人と、ついてくれる人たちが増えた 感 謝 し か な い
Slide 63
Slide 63 text
なんか ついてくる人 ついてきてくれる、フォロワーシップちょおだいじ 63 フォロワーシップちょおだいじ 個人的な 関係値作り 組織的な パワー
Slide 64
Slide 64 text
TEDのはだか踊りに見るフォロワーシップ 64 フォロワーシップちょおだいじ TED - 社会運動はどうやって起こすか
Slide 65
Slide 65 text
心理的安全性ゲームの一緒にやろう系はつよい 65 フォロワーシップちょおだいじ
Slide 66
Slide 66 text
カイゼンジャーニーでいう2人で始める 66 ● 勉強会に一緒にいってみる DevLOVE関西とか! デブサミとか、スクラムフェストとかマインド変わる系のやつ ● 物理的な目に入るものを作って、2人で運用してみる ● 2人だけでも勉強会を始めてみる フォロワーシップちょおだいじ
Slide 67
Slide 67 text
思い浮かべてみてください 67 今まで自分を支えてくれた感謝のフォロワー これから一緒にやりたい人、次の越境先にいる人 (誰もなければ)身近にいるエクストリームな人 フォロワーシップちょおだいじ
Slide 68
Slide 68 text
68 ALL PLAY Kaizen Making
Slide 69
Slide 69 text
てがみをかこう! 感謝のてがみ? ラブレター?
Slide 70
Slide 70 text
てがみをかこう! 感謝のてがみ? ラブレター? さんへ 一緒に しませんか? YES or true
Slide 71
Slide 71 text
Twitterで 覚悟をツイート! #DevKan 来週結果をおしえてね! てがみかいた #DevKan てがみわたした #DevKan
Slide 72
Slide 72 text
エンジニアオリエンテッドでないベンチャーで レガシーシステムと新規事業に立ち向かう内製チームを 一緒に作っている話 誰かが すごいこと、変なこと おもろいことをやり始めたら 「一緒にやらへん?」 って言ってあげたい 言ってあげよう