Slide 1

Slide 1 text

“SRE” in 2030 SREが認知されて 10年経過した、 今から5年後のSRE @tnir - 2025-06-27 @MoneyForward Nagoya #srenext

Slide 2

Slide 2 text

@tnir Takuya Noguchi X: @tn961ir ● https://github.com/tnir ● https://gitlab.com/tnir

Slide 3

Slide 3 text

#DevFest @tn961ir @tnir (Takuya N) ● Software engineer-turned SRE since 201x ● sre lounge first timer ● Ruby (25y+) / Rails (18y+) ● GitLab Core Team (2015-) / Rails contributor (7.x-8.0) ● Participated in Next ’18 (SF) / ‘25 (LV) ● AWS Summit Tokyo/Japan (2012-2025) ● Technical debts ❤ ● CTO at Stmn, inc. (SRE NEXT 2025 sponsor) 🏯

Slide 4

Slide 4 text

https://note.com/mihomorikazu/n/n0b66d2dc591c

Slide 5

Slide 5 text

SRE at Google “production” engineering by Ben Treynor 2003 Modern APM New Relic APM by Lew Cirne 2009 AWS in Tokyo 5 years after launch AWS in US 2011 SREcon14 by USENIX (UNIX) “Keys to SRE” 2014 SRE NEXT 2020 sre lounge (2019-) 🎉 2020 SRE NEXT 2025 with AI 2025

Slide 6

Slide 6 text

#DevFest @tn961ir SRE NEXT ● SRE NEXT、5周年おめでとうございます! ● 2030年はSRE NEXT開始10周年(見込み) ○ 10年熱量高く続くカンファレンスはそれほど多くない ● 2030年が楽しみですね

Slide 7

Slide 7 text

私の歩んだ道

Slide 8

Slide 8 text

#DevFest @tn961ir SREになるまで ● “SRE” という言葉が生まれる前から「そういう動き」をしてき た ● 「そういう動き」とは? ○ 情報を収集する ○ 課題を特定する ○ 課題を解決する ● LLMがやっていることと同じ! ○ LLMにおいて、特に「情報を収集する」は高速・大容量 ● SREが既にいる組織にジョインしたことがない

Slide 9

Slide 9 text

#DevFest @tn961ir 具体例: ツールと文化 ● アーリーフェーズにおいてSRE文化醸成は難しい ● →ツールや技術から先行する ● 1. ツール ○ 非Git → GitLab ○ BugSnag → Sentry (現) ○ 自前チャット → Slack (現) ○ (無) → Datadog (On-call, IDP) (現) ● 2. 文化 ○ オンコールローテーション ○ API managementによる責任範囲の分割化

Slide 10

Slide 10 text

#DevFest @tn961ir 具体例: SLI/SLO、ポストモーテム ● SLI/SLO ● ポストモーテム

Slide 11

Slide 11 text

#DevFest @tn961ir SRE/SREingのあとのキャリア ● VP/CTOになった ● 一方でいつまでもSREをやっていてはいけない ○ 「経営」する→ビジョンを描く ● 他社を見ていても、SRE/Platform Eng.をやった結果、VP Eng/CTOになるケースは多いのではないか(雑な印象) ● SREが経営に与えるインパクト→大

Slide 12

Slide 12 text

#DevFest @tn961ir SRE/SREingを育てる ● 2020年くらいから以下の理由でこれまでに触れてこなかっ たSWE/SREに遭遇 ○ 組織を変えた ○ 複数組織を同時に見るようになった ○ コロナによるリモート・多様性の時代に突入した ■ ジュニアエンジニアを見ることが多くなった ● キャリアデベロップメント大事 ○ (SREに限らないが) ○ ジュニア→ミドルの過程でエンジニアとして停滞することがある

Slide 13

Slide 13 text

ストラテジーと テクニック

Slide 14

Slide 14 text

#DevFest @tn961ir Googleに学ぶ ● Google Cloud Next (ex-GCP Next) ▶技術 ● App Engine (2006-) ● Docker/Kubernetes (2015-) ▶プロダクトマネジメント ● Google Workspace (ex-Apps for Business) (2006-) Event in Nagoya (Apr 2025) by us

Slide 15

Slide 15 text

#DevFest @tn961ir SRE Agent ● Azure SRE Agent (preview) (MS Build, May) ● Bits AI (limited public) (DASH, Jun) ● Sentry Seer (GAed?) (Jun) ● AIOpsから自律型へ ● AIOpsにおいてはエンジニアが能動的に見に行かないと始 まらない ● コードベースと密に結合したSRE活動をAIが自律的に進め ていく時代に

Slide 16

Slide 16 text

AI・多様なSWE時代

Slide 17

Slide 17 text

#DevFest @tn961ir AI・多様なSWE時代 ● AIや多種多様なSWEがじゃんじゃん機能リリースする時代

Slide 18

Slide 18 text

#DevFest @tn961ir データを守る ● SaaSビジネスにおいてデータの重要性が大事 ○ (特にSSoTである一次データ) ● 現時点のAI・人間SWEでは気付かれにくい状態ではあるの ではないか ● 仕事としてはどんどん増えていきそう

Slide 19

Slide 19 text

#DevFest @tn961ir SRE組織は必要なのか? ● AIがコードを書き、レビューし、エラー・障害も対応していく 時代 ● これまで以上に「小さなチーム、大きな仕事」が強い意味を 持っていくだろう

Slide 20

Slide 20 text

#DevFest @tn961ir コードベースに触れる ● IaC的な意味ではないコードベースに触れる時間を増やして いく ● SREとして、これまで触れてこなかった言語・スタックに触れ る機会も多くなりそう

Slide 21

Slide 21 text

#DevFest @tn961ir 未来のSREと野望 ● アプリケーションコードに踏み込んだSREがこれまで以上に 重要 ● 2030年を待たずとも自動化されたSRE actionは進化し、人 間がやってきた仕事を侵食しそう ● SWEをSREに育ていくの楽しい(観察) ○ 「AI」がなかった時代には体験できなかったイベントがたくさん発生す る☺

Slide 22

Slide 22 text

No content