Link
Embed
Share
Beginning
This slide
Copy link URL
Copy link URL
Copy iframe embed code
Copy iframe embed code
Copy javascript embed code
Copy javascript embed code
Share
Tweet
Share
Tweet
Slide 1
Slide 1 text
働き方のプロトタイピング 伊原 力也 / BA 2016.07.24 @ Adobe Design Jimoto vol.2 in 渋谷
Slide 2
Slide 2 text
@magi1125 • BA(ビジネス・アーキテクツ) • シニア・インフォメーションアーキテクト • HCD-Net認定 人間中心設計専門家 • ウェブアクセシビリティ基盤委員会 WG1委員 • 共著「デザイニングWebアクセシビリティ」 監訳「コーディングWebアクセシビリティ」 • クリエイティブユニットmokuva • 東京生まれ東京育ち、渋谷には週3で通い
Slide 3
Slide 3 text
No content
Slide 4
Slide 4 text
No content
Slide 5
Slide 5 text
No content
Slide 6
Slide 6 text
No content
Slide 7
Slide 7 text
No content
Slide 8
Slide 8 text
No content
Slide 9
Slide 9 text
今日お伝えしたいこと • 働き方のプロトタイピングとは? • 受託側と事業側のどちらでもないスタンスがある • 自分の役割とやり方を適切に選んで「早く帰る」
Slide 10
Slide 10 text
受託側と事業側の どちらでもないスタンス
Slide 11
Slide 11 text
いまの働き方 • UXとかUIとかのデザインをしています • 会社にはほとんど出社していません • 出社してても机にはほとんど座っていません
Slide 12
Slide 12 text
担当プロジェクトの割合 事業会社常駐 50% 受託案件B 30% 受託案件A 20%
Slide 13
Slide 13 text
事業会社常駐でやっていること • ユーザー調査、コンセプト立案、プロトタイピング • 打ち合わせへの参加、ファシリテーション、立ち話 • 月2回リリースでの継続的な改善 • 他アプリのレビューや、設計プロセスの提案 • 月額定額制、ベストエフォート • 1年半ほど継続中
Slide 14
Slide 14 text
受託案件でやっていること • まずは要件定義 • それ以降はさっきとだいたい一緒 • やっぱり会社の自席にはあんまりいない • 一括請負 • 3ヶ月~半年で区切り
Slide 15
Slide 15 text
よく言われる「受託と事業会社の違い」 • 仕事のスタイル • 受託側:様々な業種や案件が並行して進む • 事業側:いちサービスにじっくり取り組む • アウトプット • 受託側:Webやアプリなど対象物が固定されがち • 事業側:サービス周囲の様々なものが対象
Slide 16
Slide 16 text
よく言われる「受託と事業会社の違い」 • 進め方 • 受託側:課題を受け、イチから作り、納期に追われる • 事業側:課題を設定、少しずつ改善、目標に追われる • 成果 • 受託側:知りにくい(納品で区切り、追いにくい) • 事業側:逃げられない(区切りなく、追い続ける)
Slide 17
Slide 17 text
良いとこどりできないのか? • 受託の面白さ「視野の広がり」 • 様々な業種や案件の経験 • 長年の歴史を短期間で吸収 • 受託(一括請負)の弱点「区切り」 • 納品で一区切りしてしまう • 仮説検証後もユーザーを見なければUXは向上しない
Slide 18
Slide 18 text
No content
Slide 19
Slide 19 text
受託というスタイルは死ぬのか? • 単なる制作だけでは厳しいが、 UXデザイナーにおいては、さにあらず • 事業会社がUXデザイナーを抱えるハードル • まだよくわからないものを雇用する難しさ • 第三者の専門家的スタンスの重要さ
Slide 20
Slide 20 text
ユーザー視点&ビジュアルドリブン ユーザー調査 プロトタイピング コンセプト立案 ファシリテーション
Slide 21
Slide 21 text
受託案件にも良いフィードバック • やりすぎの防止 • 調査に正解はない、設計にも正解はない • 投げてみないとキャッチできるかわからない • 必要なものを必要なだけ • 割り切りに注力する姿勢 • とりあえず作ってみる姿勢
Slide 22
Slide 22 text
自分の役割とやり方を 適切に選んで「早く帰る」
Slide 23
Slide 23 text
私の生活 • 稼働は8時~17時 • 残業なし、休日稼働なし • 有給は月2日取る • こぼれたら自宅作業
Slide 24
Slide 24 text
No content
Slide 25
Slide 25 text
No content
Slide 26
Slide 26 text
プレイヤーとしてコスパを上げるには • 机にいない顧問UXデザイナーとして先鋭化 • やらないものを決めること • やり方を調整して加速すること
Slide 27
Slide 27 text
やらないものを決めること • 相性が悪い案件はやらない • 資料は作らない • フィニッシュワークはやらない
Slide 28
Slide 28 text
相性が悪い案件はやらない • 広告プロモーション系は回避 • タスク実行型のアプリ系や大規模ガバナンス系を選択 • コンセプトを割とロジカルに反映できる • プロトタイピングでもある程度方向を示せる • 方向性、一貫性、流れ、実現可能性などが重視 • 自分が短時間で出せるアウトプットとの相性がいい
Slide 29
Slide 29 text
資料は作らない • 社内の承認を取る、開発仕様、証跡といった資料は クライアント担当者に作業をお任せする契約に • 受託側がやって千本ノックになるより、 会社のルールを知る担当がやったほうが早い • 合意形成の場の運営はするけれど、 振り返りの資料は作らない、という割り切り
Slide 30
Slide 30 text
フィニッシュワークはやらない • ビジュアル表現はアートディレクターにお任せ • とはいえ割とアグレッシブな進行も • ミーティング中にPhotoshopでその場でデザイン、 アートボードを駆使して設計込みでいきなりデザイン • 詳しくは 9月2日のAdobe MAX Japan C-15 にて!
Slide 31
Slide 31 text
やりかたを調整して加速すること • どこを調整するのか? • マクロな時間の使い方:ワークフローを変える • ミクロな時間の使い方:MTG時間の使い方を変える
Slide 32
Slide 32 text
ワークフローの変更 • 要件定義→調査分析→設計→デザイン→実装 • 要件自体が移り変わる、設計して気づく、 動いてからわかる、動かせないことがわかる… • いろいろひっくりかえる • 調査→ホワイトボード→プロトタイピング→テスト • 資料はサブ、合意形成の場そのものをメインに • 議論に必要なネタを集めたり作ったり • プロトタイプは「舵を取るため道具」
Slide 33
Slide 33 text
時間の使い方の変更 • とにかく「持ち帰らない」こと。持ち帰ると死ぬ • どこまで決めたら良いのかを先に考える • 必要な材料は揃え、足りない場合はその場で作る • ホワイトボードで積極的にファシリテーション • せめて「あと何があれば決まる」まで進める
Slide 34
Slide 34 text
まとめ
Slide 35
Slide 35 text
まとめ • 受託側と事業側のどちらでもないスタンスがある • 受託は面白い、でも事業側も知りたい、制作だけはしんどい • 実は「UI/UX顧問」を求めている事業会社、割とあるはず • 第三の選択を、UXデザイン+プロトタイピングで • 自分の役割とやり方を適切に選んで「早く帰る」 • やらないことを決める(怖いけど) • 「モノづくり」から「場作り」に転換する • 持ち帰らずに決めていく、そのためのプロトタイピング
Slide 36
Slide 36 text
Adobe XD やろうぜ!
Slide 37
Slide 37 text
No content
Slide 38
Slide 38 text
No content
Slide 39
Slide 39 text
ありがとうございました @magi1125