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旭川高専デジタル人材育成講座 『Python入門(1)』 2023年11月6日(月) 笹岡久行(ささおか ひさゆき) 旭川工業高等専門学校 電気情報工学科 (ご注意)本資料は当該講座以外では個人の学習目的での利用可

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はじめに

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講師紹介(自己紹介) ● ホームページから引用 (https://researchmap.jp/)

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COMPASS 5.0事業「K-DASH」(AI・数理データサイエンス分野)

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(文部科学省ホームページから引用)

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旭川工業高等専門学校 デジタル人材育成事業

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プログラミング言語「Python」とは?

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Pythonって? ChatGPTの回答から

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Pythonって?(続き) ChatGPTの回答から

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Pythonって?(続き) Googleの検索結果(https://www.rd.ntt/se/media/article/0074.html)から

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Pythonって?(続き) Googleの検索結果(https://www.internetacademy.jp/)から

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プログラミング言語のシェア ホームページ(https://cmc-japan.co.jp/)から引用

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「Python入門」講座について

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本日の目的 1. Pythonの特徴を説明できる. 2. Pythonで簡単な計算できる. 3. Pythonで簡単なグラフを描くことができる.

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Python入門の講座についてのお願い ● 60分×4回のオンライン講義だけでは全てを修得するのは難しいです. ● もし可能であれば,ぜひご自分でいろいろと試して,学んでください.

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Pythonの教材 とても多くの無料で学べる教材があります.例えば, 1. 公式サイト https://www.python.org/ 2. 東京大学「Pythonプログラミング入門」 https://utokyo-ipp.github.io/ 3. 京都大学「プログラミング演習Python2021」https://repository.kulib.kyoto- u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/265459/1/Version2021_10_08_01.pdf 4. 東京工業大学「Python早見帳」https://chokkan.github.io/python/index.html 5. 筑波大学(三谷先生) https://mitani.cs.tsukuba.ac.jp/book_support/python/python_slides.pdf 6. さくらインターネット株式会社「初学者向けTellus学習コース」 https://tellusxdp.github.io/start-python-with-tellus/index.html など

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「Python」を使ってみる!

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Google「Colaboratory」https://colab.research.google.com/ WebブラウザでPythonのプログラミングが可能 もし,Googleのアカウントがあるとオンラインで成果の保存も可能

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Pythonで簡単に四則演算ができます. 「+」...足し算 「-」...引き算 「*」(アスタリスク)...掛け算 「/」(スラッシュ)...割り算 「%」・・・剰余(割り算の余り)を求める 「**」・・・累乗(n乗)

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計算例

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問題1「0.1 + 0.1 + 0.1」の答えは? セル(四角の中)へ式を入力し,「Enter」キーを押す.

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(ご参考)丸め誤差とは IT用語辞典(https://e-words.jp/)から引用

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(ご参考)丸め誤差を防ぐ方法(chatGPTの回答) いくつか方法を示してくれるので,ぜひ自分で真偽を確かめてみてください.

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2次方程式を解いてみる!

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ルート(平方根)の計算 mathライブラリにある「sqrt」を利用します. ※ライブラリとは,既にプログラミングされているもの これを読み込むために,初回のみ「import」文を使います.

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2次方程式の解の公式 xを求めたい時,a, b, cはそれぞれの方程式の係数もしくは定数項

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Pythonに2次方程式を解いてもらう ● セルの中に入力し,実行 ○ 「#」はコメントなので,入力の必要はありません。 「import」や「if」はPythonの命令です。 今回はそのまま入力してください。

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答え

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問題2 解は?(もし時間があれば...) ● 例題のプログラムを参考にして,a, b, cの値(「変数」)を変更し,結果を確認 してください。 (1) x2 + 32x + 255 = 0 (2) 5x2 + 2x + 15 = 0 ● もし時間がなければ,すみませんが,各自確認してみてください. ○ プログラムは,後日,ホームページにおいておきます.

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簡単なグラフを書いてみよう!

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お願い ● 繰り返し,データ構造やライブラリについてはよくわからないと思います. 今回は,サンプルを参考にしてみてください. ● サンプルを書き換え,グラフが描けることをご確認ください. ● 今回利用するライブラリの詳細な説明は下記URLのホームページや各種書籍 などを参考にしてください. 「matplotlib」ホームページ https://matplotlib.org/ ● (ご参考)さくらインターネット株式会社『初心者向けTellus学習コース』 「Matplotlibの使い方」 https://tellusxdp.github.io/start-python-with-tellus/lesson3.html

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(ご参考)ライブラリについて ● 有名なライブラリ ○ 「matplotlib」:グラフを描いたり,データを可視化する時によく使うライブラリ https://matplotlib.org/ ○ 「pandas」:データ解析を行う時によく使うライブラリ https://pandas.pydata.org/ ○ 「scikit-learn」:機械学習の有名なアルゴリズムが組み込まれたライブラリ https://scikit-learn.org/ ○ 「NumPy」:高速に大規模な計算を行う時によく使うライブラリ https://www.numpy.org/

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準備 ● 関数のグラフを描いてみよう。 ○ 指数関数や2次関数 などの数学の授業で習った関数を描かせてみよう。 一度だけ入力し,実行してください。(何も結果は表示されなければOK)

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グラフを書いてみよう!(1) 『 y = x 』のグラフ ↓ 行番号は無視してください。 3行目で「y = x」の「x」の部分を定義 (難)5行目 xが取る範囲を定義 (難)6行目 グラフを描く範囲を定義 (難)7行目 x, yの座標に点をプロット (難)8行目 補助線(灰色の線)を表示

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グラフを書いてみよう!(2) 『 y = x 2』のグラフ ↓ 行番号は無視してください。 3行目で「y = x2」の「 x2 」の部分を定義 (Pythonでは「**」で◯乗を意味します。)

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問題3 グラフを描いてみよう(もし時間があれば...) ● 例題のプログラムを参考にして,グラフを確認してください。 (1) y = 5x + 3 (ただし,x は -10 から 10の範囲) (2) y = x2 -4x + 3 (ただし,x は -5 から 5 の範囲) ...演習2での2次方程式の例題 ● もし時間がなければ,すみませんが,各自確認してみてください. ○ プログラムは,後日,ホームページにおいておきます.

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まとめ

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今回,学んだこと 1. Pythonとは? 2. Pythonを使って簡単な計算をする方法 3. Pythonを使って簡単なグラフを描く方法 ● Pythonを使いこなせるともっと多くの楽しいことができます。 ● ぜひ,勉強はもっと続けてください。 ○ 腕に自身がある方はKaggle等への参加も検討してみてください。 ○ Kaggle ホームページ https://www.kaggle.com/ ● もしご都合がつくようであれば,この後の講座も受講してください. (ご注意)本資料は当該講座以外では個人の学習目的での利用可