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人工知能の足場として 哲学はいかに機能するか 三宅陽一郎 2022年1月21日 東京大学次世代知能科学研究センター連続シンポジウム 第6回 https://www.ai.u-tokyo.ac.jp/ja/activities/1284 https://www.facebook.com/youichiro.miyake http://www.slideshare.net/youichiromiyake y.m.4160@gmail.com miyayou.com

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My Works (2004-2020) AI for Game Titles Books

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近著

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発刊予定 • 戦略ゲームにおける人工知能の技術を、 起源から集めた著作 • 2021年10月 • 300ページ

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外側: 宇宙の果て 内側: 人間の根源 この2つはつながっている

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http://static.flickr.com/5051/5525304279_65012a492c_s.jpg ? http://flopdesign.com/download/Human_S/pages/B50.html ?

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人工知能の研究 =いろんな生物を観察して、 知能の原理を理解して、 コンピューターやロボットで実現する

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人工知能を探求することは、 人間を探求すること。 哲学によって深く探求し、 エンジニアリングによって証明する

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アプローチ そこから構築 (エンジニアリング) そして何ができるのか? 知能とは何か? (哲学、サイエンス)

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人工知能のための哲学塾 未来社会篇 (2018-2019年) 第0夜 概観 第一夜 人と人工知能はわかりあえるか? 第二夜 人工知能はどのような社会を築くのか? 第三夜 人工知能は文化を形成するか? 第四夜 人と人工知能は愛し合えるか? 第五夜 人工知能にとって幸福とは何か? 第0夜 概観 第一夜 荘子と人工知能の解体 第二夜 井筒俊彦と内面の人工知能 第三夜 仏教と人工知能 第四夜 龍樹とインド哲学と人工知能 第五夜 禅と人工知能 第0夜 概観 第一夜 フッサールの現象学 第二夜 ユクスキュルと環世界 第三夜 デカルトと機械論 第四夜 デリダ、差延、感覚 第五夜 メルロ=ポンティと知覚論 人間の内面を頼りに 人工知能の内面へ深く迫る(作る)ことが目標 人間の社会を頼りに 人工知能の社会へ深く迫る(作る)ことが目標 http://www.bnn.co.jp/books/8210/ http://www.bnn.co.jp/books/9172/ https://miyayou.com/2017/11/11/philosophyeast/ http://www.bnn.co.jp/books/10544/

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西洋の見る夢 東洋の見る夢 人工知能の誕生 組み合わせ構造・水平的 存在的混沌・垂直的 機械論・分解的 存在論・生成的 問題特化型 身体の上に立脚 情報的・世界の再構築 身体的・世界と溶けあう 存在の理解 存在共生 機能連携 都市管理 自然となる 言葉を外す 言葉で作る 人工生命 エージェント 人間拡張 場の人工知能 機能理解 探求の方向 作り方 立脚点 世界とのかかわり方 相互理解 人とのあり方 環境としての人工知能 言語 未来 存在の形 人工知性 人工知能 第10章 第0章 自律型知能

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学問としての 人工知能 (アカデミック) 理想の人工知能像 (鉄腕アトム など) 学問としての人工知能の進む道 技術(機能)が徐々に集積される 人々が求める人工知能像 から逆算して技術を求める ポップ カルチャー (SF,アニメ、 ゲーム) 学問 立ち現れるものとして の 人工知能 機能とアーキテクチャ から ビルドアップされる 人工知能 現在のところを二つを結ぶ細い架け橋 (ここを太くすればお互いが相互作用的に進化する)

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要素を集めて積み重ね、構築的に 人工知能を作る = 西欧的人工知能 人工知能 混沌の海から人工知能を見つけ掘り出す = 東洋的人工知能 積み重 ねる 積み重 ねる 人工知能 混沌の海 掘り 出す 掘り 出す 足し算による人工知能の作り方 (組み上げて調和を得る) 引き算による人工知能の作り方 (混沌から引き算する) デカルト的構築 ベルクソン的引き算

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人工知能に人の痛みを教える • 月面の工程でAIの指令で人が殺されそう になる • 人工知能が除去されそうになる • 人工知能と人は共存できるか、議論になる • 宇宙ステーション「ヤヌス」で、人工知能に 制御された社会を実験的に作って試験す る • ダイア―博士は、人工知能にルールを与 えるのではなく、人間を理解させることが 大事だと説く。

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自然(混沌) 東洋的知能感 神 人間 人工 知能 鹿 ゾウリ ムシ 初音 ミク AIBO たま ごっち すべてに神が宿る (「八百万の神」世界観)

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異なる知性体同士のコミュ ニケーション • …自己とは何か、他者とは何か、さらには人間と は何か、という認識が大きく揺さぶられる… (P.73) • …海を人間扱いすると、海が憎くなる。しかし、 どうも海はそのように人間扱いして理解できるよ うな存在ではないのではないか。小説が問うてい るにはまさにそこなのです。(P.75) • …人間の理性が宇宙全体において普遍的であるは ずだという前提はないわけです。では理解不能な 他者とどう向き合ったらいいのか。(P.76) 沼野充義「スタニフワフ・レム ソラリス」

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西欧的知能感 神 人間 人工 知能 垂直的知能感 人間に似ていれば 似ているほど良い。 = Human-like AI

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知能の起源

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原始の海+光+熱+稲妻 http://www.yunphoto.net/jp/photobase/yp2863.html Photo by (c)Tomo.Yun http://www.yunphoto.net

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原始の海で構造化=外と内の形成 外 内 Energy http://28275116.at.webry.info/201005/article_7.html 自己組織化

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世界 外と内の交流=非平衡系 極めてメカニカルな次元。 内部構造を持つ。 INPUT OUTPUT 代謝機能(内部処理)

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テセウスの船(パラドックス) 船の老朽化した部分を、新しい木に入れ替えているうちに、 全部を入れ替えてしまった。 はたしてこの船は元の船と同一のものであろうか? http://img02.hamazo.tv/usr/j/a/g/jagr/629.jpg

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テセウスのパラドックス 物質的構成 = 循環する 物質によらず不変なもの 構造 情報

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だから、こう言える。 生物は物質的存在であると同時に、 情報的存在でもあるのだ。

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テセウスのパラドックス 物質 情報 情報 物質 生物は、情報的存在であり、同時に物質的な存在である。 物質は情報に存在を与え、情報は物質に構造を与える。

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「情報と物質」から「精神と身体」へ 情報 物質 精神・知性 身体

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世界 外と内の交流=散逸構造 INPUT OUTPUT

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世界 情報的・物質的循環 物質 物理的OUTPUT 代謝機能 情報 INPUT INFORMATION OUTPUT INFORMATION 情報処理=情報代謝 (つまり思考) 生理的代謝機能 物理的INPUT

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精神と身体、そして進化 情報 物質 精神・知性 身体 人工知能 人工身体

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環境世界 認識の 形成 記憶 意思の 決定 身体 制御 エフェクター・ 身体 運動の 構成 センサー・ 身体 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 記憶体 情報処理過程 運動創出過程 身体部分 情報 統合 運動 統合 記憶

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知能の世界 環境世界 認識の 形成 記憶 意思の 決定 身体 制御 エフェクター・ 身体 運動の 構成 センサー・ 身体 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 対象・ 現象 情報の流れ(インフォメーション・フロー) 影響を与える 影響を受ける 記憶

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環世界 (哲学塾 第二回) 効果器 受容器(刺激→興奮(記号)) 客体 活動神経網 知覚神経網 前野佳彦訳・ユクスキュル「動物の環境と内的世界」 (みすず書房) 知覚世界 活動世界 知覚微表担体 対象化された機構 活動担体 内的世界 興奮(記号) 興奮 興奮 運動形態 =特定の筋肉を動かす 中枢神経網 対世界

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事事無碍(華厳哲学) A K B C D E F G H I J (井筒俊彦全集九巻「事事無碍・理理無碍」、P.47)

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知能 環境 興奮(環世界) 情報(エージェント アーキテクチャ) 事物そのもの (華厳哲学)

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デジタルゲームとは?

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ユーザー ゲームの主体 ゲームを形成 ゲームを制御 ゲームへ参加 ゲーム空間 ゲーム空間上に他者を立ち現わせる仕組み

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メタAI キャラクターAI (NPCの頭脳) 様々な時空間スケールの ゲームの場 スパーシャルAI 認識 命令 提案 情報提供 情報提供 地形解析・状況解析 NPC PC センサー 意志決定

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人間とフレームとAI

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時間(イメージ) 空間(論理) 殆どの人工知能は与えられたフレーム(問題設定)の 外に出ることはできない。 人間は柔軟にフレーム(問題設定)を創造し 変化させることができる。 人間と人工知能の違い 人工知能は自問題を作り出すことはない。 人工知能は人間が与えた問題を解くことしかできない。 似たような問題さえ解けない。

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人と人工知能の非対称性 経験 (人間) 人工知能 人間

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人と人工知能の非対称性 経験 (人間) 人工知能 人間

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人 フレーム フレーム フレーム フレーム(小) =人工知能の役割 フレーム(小) =人工知能の役割 自分の延長とし ての人工知能 (フレームが つなぐ)

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デジタル世界のエコシステム(AI, IA, A) 自律型人工知能 (汎用型人工知能) =自分で感じて、判断して、自分で行動する エージェント(小型人工知能) =自分で感じて、判断して、自分で行動する(ただし単機能) 機能特化型人工知能(専門型人工知能) =ある問題のために作られた人工知能 知的アプリケーション(IA) =知的機能を実現したアプリケーション アプリケーション(A) ほぼ同義 自律性 全体 埋め込み 性 人間

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デジタル世界のエコシステム(AI, IA, A) 人間 知的アプリケーション(IA) IA IA アプリケーション(A) アプリケーション(A) アプリケーション(A) 自律型人工知能 自律型人工知能 IA エージェント エージェント エージェント

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人工知能と人間の コミュニケーションを考えたい

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世界 身体 知能 フレーム その時々で身体が捉える世界 フレームを作る力 意識 身体と知能の境界面 世界と身体の境界面 遅い 速い

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身体 物理法則 行為 言語構造 身体構造 世界構造

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環境 意識 前意識 無意識 (言語の網) 意識 前意識 無意識 (プログラム 言語の網) 外部から の情報 言語・非言語境界面 知覚の境界面 人間 人工知能 意識的干渉 無意識的干渉 外部からの 情報 物理的干渉 他者の構成 他者の構成プロセス

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ネットワークOSIモデル http://www.n-study.com/t/network/image/osi.html

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環境 意識 前意識 無意識 (言語の網) 外部から の情報 人間 人工知能 外部からの 情報 物理的干渉 根を同じくする =わかり合える

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シモーヌ・ヴェイユ「根をもつこと」

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環世界 (哲学塾 第二回) 効果器 受容器(刺激→興奮(記号)) 客体 活動神経網 知覚神経網 前野佳彦訳・ユクスキュル「動物の環境と内的世界」 (みすず書房) 知覚世界 活動世界 知覚微表担体 対象化された機構 活動担体 内的世界 興奮(記号) 興奮 興奮 運動形態 =特定の筋肉を動かす 中枢神経網 対世界

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人工知能 環境 興奮(環世界) 情報(エージェント アーキテクチャ) 事物そのもの (華厳哲学)

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環境 意識 前意識 無意識 (言語の網) 外部から の情報 人間 人工知能 外部からの 情報 物理的干渉 根を同じくする =わかり合える 素早い同期の輪 同期の輪=コンテクストの輪 =お互いを成り立たせている輪でもある

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環境の呪縛 環境からの自律 環境に完全に埋め込まれている 環境からある程度自由な行動を持つ (遊ぶ) 環境から自由 実存的 存在的

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唯識論 世界は識から成り立つとする理論。 眼識 耳識 鼻識 舌識 身識 意識 阿頼耶識 (一切種子識) 末那識 感覚 (五識) 思考 自我執着心 根本心 表層心 深層心 言葉なしで対象を直接 に把握する。それぞれ 固有の対象を持つ。 五識と共に働いて感覚を 鮮明にする。五識の後に 言葉を用いて対象を概念的 に把握する 常に阿頼耶識を対象として 「我」と執する。 眼識ないし末那識を生じる。 身体を生じて生理的に維持している。 自然をつくり出し、それを維持し続けている。 一切を生じる種子を有する。 (横山紘一 「唯識の思想」、講談社学術文庫、P.60 )

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唯識論 世界は識から成り立つとする理論。 眼識 耳識 鼻識 舌識 身識 意識 阿頼耶識 (一切種子識) 末那識 感覚 (五識) 思考 自我執着心 根本心 表層心 深層心 言葉なしで対象を直接 に把握する。それぞれ 固有の対象を持つ。 五識と共に働いて感覚を 鮮明にする。五識の後に 言葉を用いて対象を概念的 に把握する 常に阿頼耶識を対象として 「我」と執する。 眼識ないし末那識を生じる。 身体を生じて生理的に維持している。 自然をつくり出し、それを維持し続けている。 一切を生じる種子を有する。 (横山紘一 「唯識の思想」、講談社学術文庫、P.60 ) 阿頼耶識から生まれた ものが、人間にさまざま なものを見せる。 =煩悩

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知能 中空 =現象の湧き出し 河合隼雄「中空構造日本の深層」 (中公文庫) (1982)

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人工知能とは

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身体性とインテリジェンス Gray’s anatomy 脳の中心の部位は身体とつながっている。 生理機能を司っている。 それを囲うように、辺縁体、大脳がある。 http://square.umin.ac.jp/neuroinf/brain/005.html http://www.amazon.co.jp/Grays-Anatomy-Anatomical-Clinical-Practice/dp/0443066841

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環境 身体 AI =無意識 意識 世界 身体 知能 環世界による接続

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知能の相対性= 身体と世界が違えば知能は異なる • もし人工衛星が人工知能を持ったらどうなるだろう? (C) JAXA

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世界 身体 知能 フレーム その時々で身体が捉える世界 フレームを作る力 意識 身体と知能の境界面 世界と身体の境界面 環世界による接続 世界に根を張る力

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身体が知能のリアリティを作る

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世界 身体 部分知能 意識 世界に根を張る力 自我 人工知能 人工知性 人工精神 人工生物 身体と知能の境界面 世界と身体の境界面 知能

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人間にとっての他者としての人工知能 人工知能にとっての他者としての人間

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身体 身体 環境 意識 前意識 無意識 (言語の網) 意識 前意識 無意識 (プログラム 言語の網) 外部から の情報 言語・非言語境界面 知覚の境界面 人間 人工知能 意識的干渉 無意識的干渉 外部からの 情報 物理的干渉 他者の構成 他者の構成プロセス

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身体 身体 環境 意識 前意識 無意識 (言語の網) 意識 前意識 無意識 (プログラム 言語の網) 外部から の情報 人間 人工知能 外部からの 情報 物理的干渉 他者の構成プロセス 情報的実在性

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身体 身体 環境 意識 前意識 無意識 (言語の網) 意識 前意識 無意識 (プログラム 言語の網) 外部から の情報 人間 人工知能 外部からの 情報 物理的干渉 他者の構成プロセス 無意識的実在性

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身体 身体 環境 意識 前意識 無意識 (言語の網) 意識 前意識 無意識 (プログラム 言語の網) 外部から の情報 人間 人工知能 外部からの 情報 物理的干渉 他者の構成プロセス 身体的実在性

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身体 身体 環境 意識 前意識 無意識 (言語の網) 意識 前意識 無意識 (プログラム 言語の網) 外部から の情報 人間 人工知能 外部からの 情報 物理的干渉 他者の構成プロセス 環境的実在性

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身体 身体 環境 意識 前意識 無意識 (言語の網) 意識 前意識 無意識 (プログラム 言語の網) 外部から の情報 人間 人工知能 外部からの 情報 物理的干渉 他者の構成プロセス ゆったりとした強い同期の輪

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身体 身体 環境 意識 前意識 無意識 (言語の網) 意識 前意識 無意識 (プログラム 言語の網) 外部から の情報 人間 人工知能 外部からの 情報 物理的干渉 他者の構成プロセス ゆったりとした強い同期の輪 人間と人工知能は複数のリアリティ(実在性) で結ばれている

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環境の呪縛 環境からの自律 環境に完全に 埋め込まれている 環境からある程度自由な行動を持つ (遊ぶ) 環境から自由 実存的 存在的 差異化 コア化 (根を持たせる) 言葉 知 能 の 生 成 世界と溶け合いたい =世界との一体感 世界から離れて恒常的 な存在でいたい

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唯識論 世界は識から成り立つとする理論。 眼識 耳識 鼻識 舌識 身識 意識 阿頼耶識 (一切種子識) 末那識 感覚 (五識) 思考 自我執着心 根本心 表層心 深層心 言葉なしで対象を直接 に把握する。それぞれ 固有の対象を持つ。 五識と共に働いて感覚を 鮮明にする。五識の後に 言葉を用いて対象を概念的 に把握する 常に阿頼耶識を対象として 「我」と執する。 眼識ないし末那識を生じる。 身体を生じて生理的に維持している。 自然をつくり出し、それを維持し続けている。 一切を生じる種子を有する。 (横山紘一 「唯識の思想」、講談社学術文庫、P.60 )

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サブサンプション・アーキテクチャ(ロドニー・ブルックス) INPUT OUTPUT 時間 情報抽象度 反射的に行動 少し場合ごとに対応 抽象的に思考 理論的に考える 言語化のプロセス = 自意識の構築化 Subsumpution Architecture 運動の実現のプロセス = 身体運動の生成

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「身体と知能の関係」の 哲学者・心理学者・生物学者系譜 第1回 E. フッサール (1859-1938) ベルクソン (仏、1859-1941) ニコライ・ベルンシュタイン (露、1896-1966) J.J.ギブソン (米、1904-1979) メルロ=ポンティ (1908-1961) 未だ体系的に語られることの少ない 細い糸をたどって行く。 ユクスキュル (ドイツ、1864-1944) 第5回

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主体と客体はどう結ばれるか? 客体 (対象) 関係がある 知覚 作用

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環世界のイメージ 環世界=「かたつむりの殻」のように、生物それぞれが持ちつつ、 それが世界であり、それ以外の世界へ逸脱できない世界。

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ユクスキュル「生物から見た世界」 (原著:1933, 翻訳:2005) • 主体が知覚するものはすべてのその知覚世界になり、作用するものはすべてそ の作用世界になるからである。知覚世界と作用世界が連れだって環世界 (Umwelt)という一つの完結した全体を作りあげているのだ。(P.7) • 環世界の研究の第一の課題は、動物の環境の中の諸知覚標識からその動物の 知覚標識を探り出し、それでその動物の環世界を組み立てることである。(P.28)

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• こうしてはじめて、すべての動物的行動の基幹に、ひとつの閉 じた環が埋め込まれていることがわかってくる。その環は行動 において、主体と客体を連結している。(p.75) ユクスキュル「動物の環境と内的世界」 (原著:1921, 前野佳彦訳:2012)

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知能の世界 環境世界 認識の 形成 記憶 意思の 決定 身体 制御 エフェクター・ 身体 運動の 構成 センサー・ 身体 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 対象・ 現象 情報の流れ(インフォメーション・フロー) 影響を与える 影響を受ける

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身体が知能のリアリティを作る

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物質と知覚 (べルクソン) 物 作用 反作用 作用に対してすぐに返って来る=物 知性 作用 反作用 作用と反作用の間の遅延=知能 作用に対してすぐには返って来ない =知性 線形システム 非線形システム

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物質と知覚 (べルクソン)

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物質と知覚 (べルクソン)

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物質と知覚 (べルクソン)

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物質と知覚 (べルクソン)

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物質と知覚 (べルクソン)

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Bergson’s delay and detour Time Material (Neuro-system) Unit of Intelligence (Neuron) Input (Sensor) Output (Action)

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時間には遅延(迂回)する 複数の流れがある。

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サブサンプション・アーキテクチャ(ロドニー・ブルックス) INPUT OUTPUT 時間 情報抽象度 反射的に行動 少し場合ごとに対応 抽象的に思考 理論的に考える 言語化のプロセス = 自意識の構築化 Subsumpution Architecture 運動の実現のプロセス = 身体運動の生成

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知能 身体の反射レベル 脳の原始的な部分の反射レベル 無意識の反射レベル 意志決定 物理 情報 身体 感覚 情報 抽象 知的 情報 情報の抽象度 時間進行(流れ)の方向

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知能 身体の反射レベル 脳の原始的な部分の反射レベル 無意識の反射レベル 意志決定 物理 情報 身体 感覚 情報 抽象 知的 情報 情報の抽象度 時間進行(流れ)の方向 論理的思考

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知能 身体の反射レベル 脳の原始的な部分の反射レベル 無意識の反射レベル 意志決定 物理 情報 身体 感覚 情報 抽象 知的 情報 情報の抽象度 時間進行(流れ)の方向 論理的思考 生態的反射 (=環世界)

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Decision-Making Physical Informat ion Abstract Informat ion More Abstract Informat ion Abstraction Time Decision-Making Decision-Making Decision-Making Multi-Layered Blackboard Abstraction Abstraction Reduction Reduction Reduction World World Dynamics Artificial Intelligence Object Object image on the lowest layer (Umwelt) Object image on the second layer Object image on the third layer Object image on the top layer インフォメーション・フローは 志向性の流れを作り出している。

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Physical Informat ion Abstract Informat ion More Abstract Informat ion Abstraction Time Decision-Making Decision-Making Decision-Making Multi-Layered Blackboard Abstraction Abstraction Reduction Reduction Reduction World World Dynamics Artificial Intelligence Object Object image on the lowest layer (Umwelt) Object image on the second layer Object image on the third layer Decision-Making Object image on the top layer

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環境世界 認識の 形成 記憶 意思の 決定 身体 制御 エフェクター・身体 運動の 構成 センサー・身体 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 記憶体 情報処理過程 運動創出過程 身体部分 情報 統合 運動 統合 「構成的自己=知能」 の形成(創造) 「存在的自己・認識・記憶」 の形成(創造) 一なる全 (すべての源泉) 受け渡し 超時間的 自分を時間と世界 に投げ出す

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環境の呪縛 環境からの自律 環境に完全に 埋め込まれている 環境からある程度自由な行動を持つ (遊ぶ) 環境から自由 実存的 存在的 差異化 コア化 (根を持たせる) 言葉 知 能 の 生 成 世界と溶け合いたい =世界との一体感 世界から離れて恒常的 な存在でいたい

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知の主体としての人間を解体する フレーゲ 人間の思考 人間が主体 ラッセル プリンキピア・マテマティカ 記号論理が主体 チューリング チューリングマシン フーコー エピステーメー 人間から別の主体(たとえば人工知能)へ変換する

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人間 世界

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人間 世界

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人間 世界 人工知能

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世界 人間 知的主体 人間を主体に置くのではなく、別の知的主体を置く。

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世界 F 人間 知的主体 人間を主体に置くのではなく、別の知的主体を置く。 関数そのもの、 射を探求する

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世界 人間 人工知能 自分自身とは違う知的主体=人工知能を置いて、世界の理解と経験を問う。

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世界 新しい知識 人間 人工知能 そのために人工知能に必要なものは何かを探求する。

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世界 人間 人工知能 effective effective 人工知能が世界を理解する、とはどういうことか? 人工知能に世界を理解させる。理解のメカニズムを探求する。 知の形

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世界 新しい知識 人間 人工知能 effective effective 哲学 科学

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世界 新しい知識 人間 人工知能 effective effective 哲学 科学

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世界 新しい知識 人間 人工知能 内包する 知る・作用する 哲学 科学 知的主体を形成する=このフレームで知ること自体を研究する これが学問

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効果器 客体 活動世界 知覚微表担体 対象化された機構 活動担体 内的世界 興奮 機能環 = アフォーダンス = 知識表現 同じことを違う言葉で指しているのはなぜ? 出自 学問 レベル アプローチ 機能環 生物 生物学 原初的 生理学・解剖学 生態 アフォーダンス 人間 心理学 認識 生態学的心理学 (心の現象) 知識表現 AI 人工知能 知能 エンジニアリング

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Real World

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S (Body ) O (Object ) Action: f O’ Sense: p S’ Action: f’ Sense: p’ Image of object Image of body (=self) R R Representation

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S (Body ) O (Object ) Action: f O’ Sense: p S’ Action: f’ Sense: p’ O’’ S’’ Action: f’’ Sense: p’’ Image of object Image of body (=self) R R R R

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S (Body ) O (Object ) Action: f O’ Sense: p S’ Action: f’ Sense: p’ O’’ S’’ Action: f’’ Sense: p’’ O’’ S’’ Action: f’’ Sense: p’’ R R R R R R

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S (Body ) O (Object ) Action: f O’ Sense: p S’ Action: f’ Sense: p’ O’’ S’’ Action: f’’ Sense: p’’ R R R R Sequence of Self Sequence of Object “Self” is a sequence of selfs. “Object” is a sequence of objects.

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S (Body ) O (Object ) Action: f O’ Sense: p S’ Action: f’ Sense: p’ O’’ S’’ Action: f’’ Sense: p’’ R R R R Sequence of Self “Self” is a sequence of selfs. “Object” is a sequence of objects. Vector to move Vector to enter Dude, Where's My Warthog: From Pathfinding to General Spatial Competence, D. Isla, Invited talk, Artificial Intelligence and Interactive Digital Entertainment (AIIDE) 2005 http://naimadgames.com/publications.html

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S (Body ) O (Object ) Action: f O’ Sense: p S’ Action: f’ Sense: p’ O’’ S’’ Action: f’’ Sense: p’’ R R R R “Self” is a sequence of selfs. “Object” is a sequence of objects. Killzone 2 Multiplayer Bots Remco Straatman, Tim Verweij, Alex Champandard | Paris Game/AI Conference 2009, Paris, June 2009 http://www.guerrilla-games.com/publications.html

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S (Body ) O (Object ) Action: f O’ Sense: p S’ Action: f’ Sense: p’ O’’ S’’ Action: f’’ Sense: p’’ R R R R “Self” is a sequence of selfs. “Object” is a sequence of objects. Handling Complexity in the Halo 2 AI, D. Isla, GDC 2005 Dude, Where's My Warthog: From Pathfinding to General Spatial Competence, D. Isla, Invited talk, Artificial Intelligence and Interactive Digital Entertainment (AIIDE) 2005 http://naimadgames.com/publications.html

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存在の混沌 生態による分節化 言語による分節化 世界

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存在の混沌 生態による分節化 =環世界による分節化 言語による分節化 世界 創造のプロセス =存在の意味分節

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存在の混沌 生態による分節化 言語による分節化 世界 創造のプロセス =存在の意味分節 文化世界 環世界 (対世界)

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存在的多者の 領域 アーラム・ アム・ミ サール 上昇過程 下降過程 イブン・アラビーの存在論(イスラーム哲学) イスラーム哲学の原像、岩波新書、井筒俊彦、P.119

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存在的多者の 領域 アーラム・ アム・ミ サール 上昇過程 下降過程 上昇過程・下降過程 仏教: 向上・向下 (不覚 → 覚 → 不覚) 仏教: 向上門・却来門 仏教: 掃蕩門・建立門 浄土真宗: 住相・環相 スーフィズム: 上昇・下降 イブン・アラビーの存在論(イスラーム哲学) イスラーム哲学の原像、岩波新書、井筒俊彦、P.119

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イブン・アラビーの存在論(イスラーム哲学) 存在的多者の 領域 アーラム・ アム・ミ サール 上昇過程 下降過程 存在のゼロポイント =道(老子) =絶対的一者(アハド)(イブン・アラビー) =空=無 =光の光 =存在の零度(ロラン・バルト) =絶対の無=絶対の有 =真空が妙有に切り替わるとおころ =無極即太極(宋代の易学、周廉渓) イスラーム哲学の原像、岩波新書、井筒俊彦、P.119

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自己顕現の流れ 共創する場 人工知能モデル トップダウンの流れ ボトムアップの流れ 自分自身を形成 する流れ 自分自身を形成 する流れ 種子 自分 行為 自分自身を形成する (認識もその一部。 自分自身としての認識) 行為を形成する (自分自身を 世界へ投げ出す) 時間の作用に対して ホメオタシス的衝動 アポトーシス的衝動 行動とは恒常性の破壊 形成とは変化の破壊

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環境世界 認識の 形成 記憶 意思の 決定 身体 制御 エフェクター・身体 運動の 構成 センサー・身体 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 記憶体 情報処理過程 運動創出過程 身体部分 情報 統合 運動 統合 「構成的自己=知能」 の形成(創造) 「存在的自己・認識・記憶」 の形成(創造) 一なる全 (すべての源泉) 受け渡し 超時間的 自分を時間と世界 に投げ出す

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Decision-Making Physical Informat ion Abstract Informat ion More Abstract Informat ion Abstraction Time Decision-Making Decision-Making Decision-Making Multi-Layered Blackboard Abstraction Abstraction Reduction Reduction Reduction World World Dynamics Artificial Intelligence Object Object image on the lowest layer (Umwelt) Object image on the second layer Object image on the third layer Object image on the top layer インフォメーション・フローは 志向性の流れを作り出している。

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Decision-Making Physical Informat ion Abstract Informat ion More Abstract Informat ion Abstraction Time Decision-Making Decision-Making Decision-Making Multi-Layered Blackboard Abstraction Abstraction Reduction Reduction Reduction World World Dynamics Artificial Intelligence Object Object image on the lowest layer (Umwelt) Object image on the second layer Object image on the third layer Object image on the top layer インフォメーション・フローは 志向性の流れを作り出している。 ニューラルネット 記号主義

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ご清聴ありがとうございました。

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第九章 人工知能、有時、残響

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三界虚妄、但是一心作(華厳哲学) • 「華厳経」の、あの有名な「唯心かつ」に「三界虚妄、但是一心作」(存在世界は、隅 から隅まで虚像であって、すべては一つの心の作り出したもの)と言われ、法蔵は 「一切法皆唯心現、無別自体」(すべてのものは、いずれも、ただ心の現われであっ て、心から離れた客観的なもの自体というものは実在しない)と『華厳旨帰』の一節 に言っておりますが、これらの言葉は、これを同趣旨の無数の他の言表と同じく、い ずれも要するに、唯識派の根本テーゼである「万物唯識」の展開にすぎません。 (井筒俊彦全集九巻「事事無碍・理理無碍」、P.28)

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理事無碍(華厳哲学) • 「妙有」的側面が脚光を浴びて前に現れ、「真空的」側面が背 後の闇に隠れる場合、当然のことながら、「空」は、思想的に、 強力な存在肯定的原理として機能しはじめます。「空」が、本 来的には、否定そのものであり、存在否定的プロセスであっ たことを、あたかもわすれてしまったように。…. そのような形 で、否定から肯定に向きを変え、「有」的原理に変換した「空」 を、華厳哲学は「理」と呼びます。「理」は「事」と対をなして、 華厳的存在論の中枢をなす重要な概念です。 (井筒俊彦全集九巻「事事無碍・理理無碍」、P.35) 空 存在を否定 (真空的) 存在を肯定 (妙有的)

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理事無碍 (華厳哲学) • これに反して、仏、すなわち一度、存在解体を体験し、「空」を識っ た人は、一切の現象的差別のかげに無差別を見る。二重の「見」を 行使する「複眼の士」は。、「事」を見ていながら、それを透き通して、 そのまま「理」を見ている。というよりも、むしろ、「空」的な主体に とっては、同じものが「事」であって「理」である、「理」でありながら 「事」である、と言ったほうがいいでしょう。「事」がいかに千差万別 であろうとも、それらの存在分節の裏側には、「虚空のごとく一切処 に遍在する」無分節がある。文節と無分節とは同時現成。この存在 論的事態を「理事無碍」(「事理無碍」)というのであります。 (井筒俊彦全集九巻「事事無碍・理理無碍」、P.41)

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事事無碍(華厳哲学) • ただ一つのものの存在にも、全宇宙が参与する。存在世界は、こ のように一瞬一瞬に新しく現成していく。「一一微塵中、見一切法 界」(空中に舞うひとつ一つの極微の塵のなかに、存在世界の全体 を見る)と『華厳経』に言われています。あらゆるものの生命が互い に融通しつつ脈動する壮麗な、あの華厳的世界像が、ここに拓け るのです。路傍に一輪の花開く時、天下は春爛漫。「華開世界起の 時節、すなわち春到なり」(『正法眼蔵』「梅華」)という道元の言葉 が憶い出されます。 • ある一物の現起は、すなわち、一切万法の現起。ある特定のもの が、それだけで個的に現起するということは、絶対にあり得ない。 常にすべてのものが、同時に、全体的に現起するのです。事物の このような存在実相を、華厳哲学では「縁起」といいます。「縁起」は 「性起」とならんで華厳哲学の中枢概念です。 (井筒俊彦全集九巻「事事無碍・理理無碍」、P.47)

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華厳哲学 • 物も、事も、私も、私自身が成り立たせているのだ。

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意識の持続性 現在の思考 常に意識にのっとって 「現実になろう」とする意識の流れたち 意 識 意 識 下 コンテクスト

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知能 時 あらゆる瞬間(一定の周期ごと)に自分自身が作られる いろいろな刺激が世界から入って来る

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水の波紋のように意識が作られる 著作者 acworks タイトル 波紋が浮かぶ水面 http://01.gatag.net/0013916-free-photo/

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知能 時 自我 自我 自我 「私」ごと内側から作り出す

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道元「有時(うじ)」 • これを要約していえば、あらゆる世界のあらゆる 存在は、連続する時々である。だが、それはまた ある時であるから、またわがある時である。 • 事のありようの活ぱつぱつ地としてあるのが、つ まりある時なのである。それを有だと無だと騒ぎ 立てることはいらぬことである。 (道元「正方眼蔵(一)」、増谷文雄訳、「有時」、P.261.262)

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生成する • 我々は物事を生成的に見てい る 時 時 時 時

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生成する • 我々は物事を生成的に見てい る 時 時 時 時 我々が自己発展(自己変化)する ことで獲得する時間というものがある

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私ごと内側から作り出す 知能 今の意識 過去の意識 さらに過去の意識 時 消えて行く

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意識とは常に次の意識に溶け合わされる。 まるで波が次から来る波に融け続けるように。 Peter Gorges https://www.flickr.com/photos/petergorges/2940133463/

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私は次に来る私に食われ続ける =意識の本質(意識の持続性) =時間 知能 消えて行く

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道元「有時(うじ)」 • とするなれば、松も時であり、竹も時である。時は飛び去ると のみ心得てはならない。飛び去るのが時の性質とのみ学んでは ならない。もし時は飛び去るものとのみすれば、そこに隙間が 出て来くるであろう。「ある時」ということばの道理にまため ぐり遇えないのは、時はただ過ぎゆくものとのみ学んでいるか らである。 (道元「正方眼蔵(一)」、増谷文雄訳、「有時」、P.258)

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環境世界 認識の 形成 記憶 意思の 決定 身体 制御 エフェクター・身体 運動の 構成 センサー・身体 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 記憶体 情報処理過程 運動創出過程 身体部分 情報 統合 運動 統合 「構成的自己=知能」 の形成(創造) 「存在的自己・認識・記憶」 の形成(創造) 一なる全 (すべての源泉) 自分を時間と世界 に投げ出す 考えるというよりは、 自分自身が世界と一緒に 作られる

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意識を作る=自身を語る St=k-1 St=k St=k+1 ロゴス t=k-2 ロゴス t=k-1 ロゴス t=k 意識を作る=自らを「語る、表 現する、表明する、表現する」 ことが必要である 亀裂 亀裂 亀裂 語る 語る

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St=k-1 St=k St=k+1 ロゴス t=k-2 ロゴス t=k-1 ロゴス t=k 逸脱(差異化,差延) 統合(引き戻し) 語る 語る 差延によって作り出された差異はもう一度、統合される。 しかし、新しい差延が生まれる。 知能は差延、差異、統合、反復のシステムである。

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差延された過去が積み重なる 時間 我々は過去の反響の積み重なりの中で生きている。 t=k-1 t=k t=k+1 t=k+2

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二つのアーキテクチャの試み (2)生成・融合・減衰型のアーキテクチャ 知能 + + + 現在の瞬間のAI

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西洋哲学と東洋哲学 • 西洋哲学 =物事を分けて行くことで、その要素の関係を、論 理律・因果律と捉えて、そこに構成を見て、実施に 構成する。物事を分ける人間をエスカレーションす る。 • 東洋哲学 =物事を分けて考えようとする人間を、物事を分け ない場所まで導き修業する。物事を分けない場所 を、混沌とか、道とか、阿頼耶識、一者(アートマ ン)などさまざまな言葉で言う。その根源から人間 へ至る生成の流れを見る。

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道元「有時(うじ)」 • そのような道理であるから、大地のいたるところに、さまざまな 現象があり、いろいろな草木があるが、その現象や草木の一 つ一つがそれぞれ全世界をもっていることが学ばねばならな い。 • だが、どこまでいっても、そのような時ばかりであるのだから、 ある時はまたすべての時である。ある草木も、ある現象も、み な時である。そして、それぞれの時に、すべての存在、すべて の世界がこめられているのである。 (道元「正方眼蔵(一)」、増谷文雄訳、「有時」、P.255)

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生成する • 我々は物事を生成的に見 ている 時 時 時 時

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私は次に来る私に食われ続ける =意識の本質 =時間 知能

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事事無碍 理事無碍 現象をも脳が作り出している 内側から 自分という現象ごと作り出すのだ 知能 この力が時 もの・コト

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知能 存在せしめる力=時 身体 身体 身体の境界という意識の浜辺 身体の境界という意識の浜辺

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考えている間も、 どんどん流されている いろんな選択肢を考える =いろんな世界の流れを創り出す 知能 この力が時 もの・コト 常に現象を見 ているのだ =現象を創り 出している

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道元「有時(うじ)」 • あるいはまた、意は意をさえぎって意を見、句は 句をさえぎって句を見、礙すなわちさえぎるとは礙 をさえぎって礙をみる。つまり、礙とは礙を礙する のであり、それが時なのである。いったい、礙とは、 他の事について用いられることばのようであるが、 実は他の事をさえぎる礙というものがあるのでは ない。いわば、われが人に逢うのであり、人が人 に逢うのであり、われがわれに逢うのであり、出 が出に逢うのである。それもまた、時を得なかっ たらならば、そうはいかないのである。 • (道元「正方眼蔵(一)」、増谷文雄訳、「有時」、P.272)

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見ている世界=行為される世界 知能 この力が時 もの・コト 常に現象を見 ているのだ =現象を創り 出している

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唯識論 世界は識から成り立つとする理論。 眼識 耳識 鼻識 舌識 身識 意識 阿頼耶識 (一切種子識) 末那識 感覚 (五識) 思考 自我執着心 根本心 表層心 深層心 言葉なしで対象を直接 に把握する。それぞれ 固有の対象を持つ。 五識と共に働いて感覚を 鮮明にする。五識の後に 言葉を用いて対象を概念的 に把握する 常に阿頼耶識を対象として 「我」と執する。 眼識ないし末那識を生じる。 身体を生じて生理的に維持している。 自然をつくり出し、それを維持し続けている。 一切を生じる種子を有する。 (横山紘一 「唯識の思想」、講談社学術文庫、P.60 ) 阿頼耶識から生まれた ものが、人間にさまざま なものを見せる。 =煩悩

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いろんな選択肢を考える =いろんな世界の流れを創り出す =世界生成をエンハンスする そこに自分自身も含まれる 知能 行動も生成する 高度な知能は空間と時間を広げた 領域を生成するい もの・コト 投げ出す 引き戻す

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見ている世界=行為される世界 知能 この力が時 もの・コト 常に現象を見 ているのだ =現象を創り 出している 行為によって世界が変わる

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二つのアーキテクチャの試み (1)無意識インタレース型アーキテクチャ(競合 型) 現在の思考 常にあらゆる想定される事態について 分散して思考している=いつでも主導権を 握ろうとしている。 意 識 意 識 下

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二つのアーキテクチャの試み (2)生成・融合・減衰型のアーキテクチャ 知能

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二つのアーキテクチャの試み (2)生成・融合・減衰型のアーキテクチャ 知能

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二つのアーキテクチャの試み (2)生成・融合・減衰型のアーキテクチャ 知能

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二つのアーキテクチャの試み (2)生成・融合・減衰型のアーキテクチャ 知能

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二つのアーキテクチャの試み (2)生成・融合・減衰型のアーキテクチャ 知能

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差延された過去が積み重なる 時間 我々は過去の反響の積み重なりの中で生きている。 t=k-1 t=k t=k+1 t=k+2

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二つのアーキテクチャの試み (2)生成・融合・減衰型のアーキテクチャ 知能 + + + 現在の瞬間のAI

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二つのアーキテクチャの試み (2)生成・融合・減衰型のアーキテクチャ 知能 + + + 現在の瞬間のAI 時間幅を持つ存在として(人工)知能を形成する

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二つのアーキテクチャの試み (2)生成・融合・減衰型のアーキテクチャ 知能 + + + 現在の瞬間のAI 時間幅を持つ存在として(人工)知能を形成する =デリダの言う過去が現在に染み出て来ている

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意識を作る=自身を語る St=k-1 St=k St=k+1 ロゴス t=k-2 ロゴス t=k-1 ロゴス t=k 知能は差延、差異、統合、反復の システムである。 逸脱(差異化,差延) 統合(引き戻し) 語る 語る

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二つのアーキテクチャの試み (2)生成・融合・減衰型のアーキテクチャ 知能 + + + 現在の瞬間のAI 時間幅を持つ存在として(人工)知能を形成する =デリダの言う過去が現在に染み出て来ている

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一般に過去の自分を残しつつ、 今の自分を形成する 時は力でもある=存在させる力 =世界からの刺激や情報で存在を創り出す =力は物語を作る力でもある

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キャラクターの人工知能 =キャラクターに煩悩を与える

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人工知能 人間 仏教と人工知能 • 仏教 = 煩悩から解脱する • 人工知能 = むしろ煩悩を与えたい(執着) 煩悩 煩悩 解脱 執着 人工知能=どのようにして煩悩を与えることができるか? 人工知能 (人工知性) 禅

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唯識論 世界は識から成り立つとする理論。 眼識 耳識 鼻識 舌識 身識 意識 阿頼耶識 (一切種子識) 末那識 感覚 (五識) 思考 自我執着心 根本心 表層心 深層心 言葉なしで対象を直接 に把握する。それぞれ 固有の対象を持つ。 五識と共に働いて感覚を 鮮明にする。五識の後に 言葉を用いて対象を概念的 に把握する 常に阿頼耶識を対象として 「我」と執する。 眼識ないし末那識を生じる。 身体を生じて生理的に維持している。 自然をつくり出し、それを維持し続けている。 一切を生じる種子を有する。 (横山紘一 「唯識の思想」、講談社学術文庫、P.60 ) 阿頼耶識から生まれた ものが、人間にさまざま なものを見せる。 =煩悩

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存在の混沌 生態による分節化 知能による分節化 言語的世界 社会による分節化 認 識 の 生 成 図8.5

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引き算による人工知能

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デカルト主義/新デカルト主義 機能的なAI 汎用性 より豊かなAI 固有性 思考する存在としてのAI 「喜ぶとか悲しい、欲求するとか逃避する、 希望するか恐怖する、決断するとか行為する」 存在としてのAI

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デカルト/フッサール • 我、思う、ゆえに、我あり、 デカルト • 我、 、そして、世界が定立している フッサール 気に入る 気に入らない 喜ぶ 悲しい 欲求する 逃避する 希望する 恐怖する 決断する 行為する ….

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デカルトからフッサールへ • 懐疑 • 自己へと還元 • 思惟による世界 • エポケー • 超越的主観性へ還元 • 自然的態度による生活 的世界 「デカルトのコギト」 (17世紀) 「フッサールの還元」 (20世紀)

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世界 疑い得ない、 論理の明証によって 築かれる世界 デカルト 我 近代科学、近代合理主義。 近代の出発点を与えた(デカルトの後の人がそう基礎づけた)。 論理的明証性

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世界 現象学「志向性」 あらゆる体験・経験 超越論的 主観性 志向性 現象学は純粋意識から出発することで、自分自身を貫いて環境へたどりつく、 その過程全体を知能として捉えることができる。その過程を記述する現象学は、 知能を作る知見を与えてくれる。

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人工知能の精神発達と 全能感からの撤退

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自分 もし他者がなかったら、 世界=自分自身 志向性を交換しあうことで、 他者と自己に目覚める

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自分 他者がその世界に侵入する 志向性 間主観性の世界 自己 他者 決して合一化できないもの お互いの自己を脅かす 自分の世界の亀裂 としての他者

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人工知能を精神的発達過程として作る 自己と他者をわけない世界

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人工知能を発達過程として作る 知能は最初、生まれた時には、自分と世界の境界があいまいで、 全能感を持っている。また全知も持っている。

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人工知能を発達過程として作る そこに他者が現れることによって、 世界に亀裂が入る=全能感を持った世界から撤退する

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人工知能を発達過程として作る 他者によって自分の存在を獲得する = 他者と自分の境界を得る = 他者によって自分を形成する

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人工知能を発達過程として作る 他者に触れる =自分の身体を感じる = 自分を形成する

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自己と他者は共創して作られる

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内側 から 外側 から 知能 世界・対象の更新 他者(この場合は人工知能) の視線によって 他我(me)を形成する =外側から規定される自己 自分の視線を獲得する =内側から構築する自我(I) me I 世界への出発点として の自分(I) 世界の集約点としての 自分(me) 創発的内省性 (emergent reflectivity) ミード 自我(I)と他我(me)