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超属人化組織の 情シスでスクラム ニフティ株式会社 インフラシステムグループ 小浦

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情シスとはなんぞや 「情報システム」の略称 社員が業務で使用するシステムを管理している部隊 情シスの仕事の基本は、社内システムの開発・管理を行い、社内業務がス ムーズに進むよう管理・サポートすること

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情シスの仕事はスクラム向きではない プロダクトが多数(14 個)ある パッケージの導入はウォーターフォールで行われる

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それでもスクラムをやった理由 シャイな人が多いチームでいきなり 「なんかうまく行かないから朝会やろうぜ!」と始めるよりも 「スクラムを始めます。スクラムにはデイリースクラムという朝会のようなも のがあって…」という” 型の説明” の方が 心理的なハードルは低い 組織改革の手段として明解だから

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スクラムを始めるに至った経緯 ● 機構改革で2つのチームが1つに合体した ● 2チームとも属人的に業務を行う文化があり、チームというより個の集 団状態だった ● 14個あるプロダクトを並行に進めており、全体の優先順位がわからな かった ● 感染症流行によりフルリモートワークになり、コミュニケーションの機会 がなかった 属人化 優先順位が わからない コミュニケーショ ン不足

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1年半スクラムやってどうなったか もっともブラックボックスなプロダクトの運用を6割シェアできるように なった ● とにかく何でも見える化・マニュアル化・業務共有 ● デイリースクラムで毎朝顔を合わせて業務シェアや雑談 ● レトロスペクティブで相互理解を深める 属人化 コミュニケーショ ン不足

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1年半スクラムやってどうなったか プロダクト横断的に優先度の高いタスクから取り組めるようになっ た ● プロダクトバックログアイテムを一元化した ● 一元化したアイテムに下記を設定し、優先順に並べ替えた ①期限 ②優先度 ③ユーザー価値 優先順位が わからない プロダクトが 多すぎて…

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スクラムは情シスやコーポレート部門でも 実践できる 抱えているプロダクトが多岐にわたっていて差込みの依頼も多いチームなので 工夫は必要 仕組みに乗っかってやってみる気持ちで、 まずはお試しで1スプリントやってみることをおすすめします 「ニフティのスクラム」に情シスよりのチームのスクラムマスターが書いた 「属人化解消のために戦っている話」が載っています。ぜひ読んでみて下さい