古のJavaを使うということ / JJUC CCC 2016 Spring
by
zer0-u
×
Copy
Open
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
Slide 1
Slide 1 text
古のJavaを使うということ #ccc_m71 JJUC CCC 2016 Spring ぜろゆ
Slide 2
Slide 2 text
#ccc_m71 目次 * 自分について - これは誰ですか? * 出会い - これはJavaですか? * コメント - これは消せますか? * テスト - これは直せますか? * 周りに広める - これは使えますか? * 古のJava - これは変えられますか?
Slide 3
Slide 3 text
#ccc_m71 自分について - これは誰ですか? * ぜろゆ * 文系出身・プログラミング(ほぼ)未経験で就職 * 社会人3年目 * Twitter:@zer0_u
Slide 4
Slide 4 text
#ccc_m71 出会い - これはJavaですか? * Javaで「Hello,World!」できる程度で入社 「Java完全にマスターした」 * 研修で「動くものをつくる」魅力にはまる → 自分でもコードを書くように * よりよいものを作るために勉強&写経 * JUnit実践入門 * リーダブルコード などなど
Slide 5
Slide 5 text
#ccc_m71 出会い - これはJavaですか? * 配属! * 知ってるコードを書くとコンパイルエラーが出る → (o・д・)??? * どうやらJavaにはバージョンというものがあるらしい * じゃあ、この現場で使ってるJavaは?
Slide 6
Slide 6 text
#ccc_m71 出会い - これはJavaですか? >>> J2SE1.4 の気配を察知 <<<
Slide 7
Slide 7 text
#ccc_m71 J2SE1.4 - これはバージョンアップできますか? * 諸般の事情によりバージョンアップ不可 * この現場にいる限り逃げられない ↓ このときのぜろゆ (o・д・) 。○(とはいえ書けるものが少ないだけでしょ?)
Slide 8
Slide 8 text
#ccc_m71 出会い - これはJavaですか? ↓ いまのぜろゆ (o・д・) 。○(そう簡単な話でもなかったんだよなぁ)
Slide 9
Slide 9 text
#ccc_m71 コメント - これは消せますか? * 業務 - 保守(不具合修正)が9割 * 自分がゼロからコードを書くことはまずない * 誰かの書いたコードを読んで修正・追加がメイン * 状況 * バージョン管理あり * コードレビューあり
Slide 10
Slide 10 text
#ccc_m71
Slide 11
Slide 11 text
#ccc_m71 コメント - これは消せますか? (o・д・)「うわぁ、コメントアウトめっちゃいっぱいある」 (o・д・)「バージョン管理してるし消しちゃえ」 (o・д・)「小手先で直すとコード汚くなるな...」 ..... (o・д・)「できた! コードレビューお願いします!」
Slide 12
Slide 12 text
#ccc_m71 コメント - これは消せますか? (*‘∀‘)「ここ何で消したの?」 (o・д・)「え? コメントアウト邪魔じゃないですか?」 (*‘∀‘)「修正範囲は最低限だって言ったよね?」
Slide 13
Slide 13 text
#ccc_m71 コメント - これは消せますか? * 用語「修正範囲」 * 限りなく狭いほうがよいとされているもの * 同じ問題を解決できる複数の手法がある場合、 修正されるコードの行数が少ないほうが良い
Slide 14
Slide 14 text
#ccc_m71 コメント - これは消せますか? * 用語「修正範囲」 * 限りなく狭いほうがよいとされているもの * 同じ問題を解決できる複数の手法がある場合、 修正されるコードの行数が少ないほうが良い * 特に既存の部分を(コメントも含め)削除することは できる限り避けるべきである
Slide 15
Slide 15 text
#ccc_m71 コメント - これは消せますか? (o・д・) (とはいえこれ半端に手を入れても意味なさそうだが) (o・д・)「わかりました、やりなおします」 (o・д・) (どうする?)
Slide 16
Slide 16 text
#ccc_m71 コメント - これは消せますか? (o・д・) (どうする?) 1. 先輩のいうことを受け入れる 2. 強行突破する(同じ主張を繰り返して折れるのを待つ) 3. 何か素敵な策を思いつく
Slide 17
Slide 17 text
#ccc_m71 コメント - これは消せますか? (o・д・) (・・・!) (o・д・) (修正範囲を妥当に見せかければあるいは) ・・・ (o・д・)「できました!もう一度レビューお願いします!」
Slide 18
Slide 18 text
#ccc_m71 コメント - これは消せますか? * ここで取った作戦 * 「できる限り不具合を酷く見せる」 * 史上最悪の不具合に見せかけるためにひたすら 発生条件を増やし続けて1週間 * 修正しても致し方ないと思える範囲を広げれば コメントアウトの削除も許されるはず…! * 一部コメントアウトの削除はあきらめる → コメントアウト部分の削減に成功!
Slide 19
Slide 19 text
#ccc_m71 コメント - これは消せますか? (まとめ) * 最善のコードを書くためには被害状況を盛ることも大事 * コメントアウト一つといえど舐めてかかってはならない * 現状のコードにはそれなりの理由があって成り立っている ことがわかった * とはいえJavaDoc形式でコメントアウトするのはやめろ * Javaっぽい話はこの次から →
Slide 20
Slide 20 text
#ccc_m71 テスト - これは直せますか? * 業務 * 誰かの書いたコードを読んで修正・追加がメイン * 状況 * バージョン管理あり * コードレビューあり * テストコードなし * 仕様ほぼなし (都度ベストな対応を考える)
Slide 21
Slide 21 text
#ccc_m71 テスト - これは直せますか? * 用語「動作確認・保証」 * 画面上で操作を行い、不具合が修正されているか・ 別の不具合が起きていないか・過去に修正した 不具合が再発していないかを確認すること * 開発者でも同じように動作確認・保証を行う
Slide 22
Slide 22 text
#ccc_m71 テスト - これは直せますか? (o・д・)「画面ぽちぽちするの面倒」 (o・д・)「JUnitとかいうのあるんでしょ?」 (o・д・)「テストコードが大事って知ってるもん」 (o・д・)「テストファースト!」
Slide 23
Slide 23 text
#ccc_m71 テスト - これは直せますか? プライバシーに配慮して一部に目隠しを施しています
Slide 24
Slide 24 text
#ccc_m71 テスト - これは直せますか? _人人人人_ > ない <  ̄Y^Y^Y ̄
Slide 25
Slide 25 text
#ccc_m71 テスト - これは直せますか? (o;・д・)「な、なければ書けばいいんだよ」
Slide 26
Slide 26 text
#ccc_m71 テスト - これは直せますか? _人人人人人人人人_ > 突然のJ2SE1.4 <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
Slide 27
Slide 27 text
#ccc_m71 テスト - これは直せますか? * JUnit (基礎知識) * 現在の主流はJUnit4 * アノテーションを使って簡易に記述できることが特長 * アノテーションが利用できるのはJ2SE1.5から
Slide 28
Slide 28 text
#ccc_m71 テスト - これは直せますか? _人人人人人人人人_ > しかしJ2SE1.4 <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
Slide 29
Slide 29 text
#ccc_m71 テスト - これは直せますか? (o;д;)「今からJUnit3勉強しても間に合わない...」 (o;д;)「関連オブジェクト多くてテストできない...」
Slide 30
Slide 30 text
#ccc_m71 テスト - これは直せますか? (o・д・)「...!」
Slide 31
Slide 31 text
#ccc_m71 テスト - これは直せますか? (o・д・)「テストしたいコード部分は1クラスのみ」 (o・д・)「確かCSVファイルをDBっぽく使えるものがある」 (o・д・)「この部分だけ抽出してテストを書けないか?」
Slide 32
Slide 32 text
#ccc_m71 テスト - これは直せますか? * 書けた http://bit.ly/1srLofN
Slide 33
Slide 33 text
#ccc_m71 テスト - これは直せますか? * やったこと(概要) * JDK8が有効になっているeclipseを別で用意 * DBUnit+MySQLでDB接続を再現 * テスト対象コードは本番に載せるものをほぼコピー (o・д・)「後方互換バンザイ」
Slide 34
Slide 34 text
#ccc_m71 テスト - これは直せますか? * 周囲への説明 (o・д・)「これがあれば開発者の画面テストがほぼ不要」 (*‘∀‘)「ほんとに?デグレ起こさない?」 (o・д・)「これが(修正前)→こうだったのが(赤) →こうして(修正後)→こうじゃ(緑)」 (*‘∀‘)「まぁ最初のテストとしてはよさそうだね...」 (o・д・) (お、まずまずの感触)
Slide 35
Slide 35 text
#ccc_m71 テスト - これは直せますか? * 結果 * 当該不具合についてはテストコードで修正の妥当性を 確認できるようになった * 周囲にJUnitの存在と有用性を少しアピールできた * 継続して実行する基盤を作る前に異動...
Slide 36
Slide 36 text
#ccc_m71 テスト - これは直せますか?(まとめ) * 「テストが大事」という金科玉条にこだわると進めない * できる範囲のことで全力を尽くす * JDK8が有効な開発環境を用意する * 自分が触るコードだけでもテストを書く * 疑う人には実演が効果的 * 画面ぽちぽちにかかる時間を計っておくとなおよし
Slide 37
Slide 37 text
#ccc_m71 ここまでのまとめ - これはJavaですか? (o・д・)「少しずつコードも読みやすくなってきた」 (o・д・)「(自分のところだけとはいえ)テストコードも書いて デグレが起きづらくなってきた」 (o・д・)「この取り組みを広めたら製品はよりよくなるはず」
Slide 38
Slide 38 text
#ccc_m71 ここまでのまとめ - これはJavaですか? _人人人人人人人人人人人人人人_ > そううまくいくわけがない < Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y
Slide 39
Slide 39 text
#ccc_m71 周りに広める - これは使えますか? * ここまででわかったこと * 製品をよりよくするためにはコードの改善も必要 * 不要なコメントアウトの削除 * テストコードの追加 など * 一部ではなく全体的な改善が製品の品質向上に 役立つはず * とはいえいちいち前提を説明して回るのは面倒
Slide 40
Slide 40 text
#ccc_m71 周りに広める - これは使えますか? (o・д・)「これをほかの人にも広めたい」 (o・д・)「ちょうどいい機会(略)あるし伝えてみようか」 ・・・ (o・д・)「ということで、一気にとはいわずとも少しずつ 改善していくと全体の効率が云々」
Slide 41
Slide 41 text
#ccc_m71 周りに広める - これは使えますか? (´ー`)「それ、お客様の業務にとっては どんなメリットがあるの?」 (o・д・)「直接は関係ありませんが、何か不具合が見つかった 際に修正する効率が上がります」 (´ー`)「それ別にコードを書かなくても達成できるよね?」
Slide 42
Slide 42 text
#ccc_m71 周りに広める - これは使えますか? (o・д・) (そうだけどさぁ) (o・д・)「コードを書く手間はありますが 自動で確認できる以上は活用しない手はないかと」 (´ー`)「動作確認は最悪外部の人に依頼できるし、 開発者は不具合修正に集中してほしい」
Slide 43
Slide 43 text
#ccc_m71 周りに広める - これは使えますか? (o・д・) (そういう) (o・д・) (話じゃ) (o・д・) (ないんだ) (o・д・) (YO!!!!!!!) (o・д・) (とはいっても通じないんだろうなぁ) (o・д・)「はい、わかりました」
Slide 44
Slide 44 text
#ccc_m71 周りに広める - これは使えますか? (o・д・)「自分1人だと効果アピールが弱いのかな」 (o・д・)「仲間を増やして全体が効率化していることを 示せばさすがに認められるはず」
Slide 45
Slide 45 text
#ccc_m71 周りに広める - これは使えますか? * また別の日 (o・д・)「こうすると開発が早くなるんだよー」 ('ω') 「でもこれ書けるようになるまで時間かかるでしょ」 (o・д・)「そんなにかからんよ、普段書いてるコードと ほとんど同じだし」 ('ω') 「であれば目視確認のが早いんじゃない?慣れてるし... それにテストコードが間違ってたらどうするの?」 (o・д・) (Oh...)
Slide 46
Slide 46 text
#ccc_m71 周りに広める - これは使えますか? (o・д・)「もういいや...自分のとこだけがんばろ」
Slide 47
Slide 47 text
#ccc_m71 周りに広める - これは使えますか?(まとめ) * コードを書いて品質を向上させるという考え方は 意外と少数派 * まずは自分の行動で範を示すしかない (その前に異動したけど) * 仲間を増やすにはわかりやすい実績が大事かもしれない
Slide 48
Slide 48 text
#ccc_m71 古のJava - これは変えられますか? * 古いJavaのままでも「製品として成立させる」ことは可能 * セキュリティの話は省略 * Javaを使っている製品のライフサイクルなども考慮して バージョンについて話す必要がある * サポートが切れそうな製品のJavaを無理に上げる 必要があるか?
Slide 49
Slide 49 text
#ccc_m71 古のJava - これは変えられますか? * 開発者個人として古のJavaに出会ったときに打てる手(1) * 現行のJDKベースの開発環境を確保 * 製品に必須ではない部分(テストコード等)は 現行のJDKベースで書く * 必須でないところは最低限の手間で書く * IDEの設定でコメント部はできる限り薄い色にする * 見えなければどうということはない * だからJavaDoc形式でコメントアウトはやめろと
Slide 50
Slide 50 text
#ccc_m71 古のJava - これは変えられますか? * 開発者個人として古のJavaに出会ったときに打てる手(2) * 実績を積む * 自分が手を入れた部分でデグレを起こさない * 修正にかかるコスト(工数)の可視化
Slide 51
Slide 51 text
#ccc_m71 古のJava - これは変えられますか? * 開発者個人として古のJavaに出会ったときに打てる手(3) * 最善を学び続ける * 取るべき手段をできるだけ増やす * そのまま適用できるケースはないが 状況の中で最善を尽くすには最善を知るしかない
Slide 52
Slide 52 text
#ccc_m71 古のJava - これは変えられますか?(まとめ) * 正しい製品を正しく作るために * 今まで作り上げたものを直視する * コメントアウトにも相応の事情がある * コードを使って品質を向上させる手段があることを示す * まずは自分のところからテストを書く * 仕様はテストコードで示す勢い * 最善を学び続ける
Slide 53
Slide 53 text
Thank You! #ccc_m71