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趣味コミュニティを本気でやったら 仕事になった話 株式会社コミュカル CEO チャラ電Mitz 2024.2.7(Wed) コミュニティ運営勉強会 vol.14 趣味コミュニティ運営を語る x スクショ 投稿

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そもそも趣味コミュニティの定義 考えたことありますか? 趣味のためのコミュニティ って思うでしょ? 実はもっと奥が深い

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何がテーマじゃなく 誰が集まるのか?

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テーマ 参加者の目的 遊びや関心事 対象テーマの情報を得たりそのテーマでの交流を楽しむのが目的 「趣味」わかりやすい例 テーマ 参加者の目的 ビジネススキル 仕事に関連しており仕事に活かすのが目的 「趣味じゃない」わかりやすい例

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テーマ 参加者の目的 遊びや関心事 ① 対象テーマの情報を得たりそのテーマでの交流を楽しむのが目的 ② 仕事に関連しており仕事に活かすのが目的 ビジネススキル ③ 仕事に関連しており仕事に活かすのが目的 ④ 仕事と関係はなく対象のビジネススキル自体が好きなので参加 遊びや関心事がテーマでも 参加者によっては 趣味じゃない可能性もあり ⇒ ② ビジネススキルテーマでも 参加者によっては 趣味の可能性もあり ⇒ ④ ②の例)写真がテーマのコミュニティ に参加する「プロの写真家」 ④の例)ビジネスツールのコミュニティに参加する「ツールが個人的に好きな人」

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松岡 光隆 Mitz(みっつ) 株式会社コミュカル 代表取締役 CEO ● 元ITエンジニア(10年以上) ● COBOL Java ・ JavaScript ・ Python など ● IoTやブロックチェーン関連の開発経験 ● 年間200以上コミュニティイベントに参加 ● 登壇経験 約150回 ファシリテート 約500回 ● コミュニティイベント運営 約600回 ● エンジニア経験&コミュニティ活動きっかけで起業 数百名から数千名のコミュニティがメイン 多いものでは1万人以上のコミュニティを推進・サポート中 2B、2C、趣味コミュ、社内コミュなど多数運営中 コミュニティ運営勉強会 主催 CMX Connect TOKYO 運営メンバー CLS高知 運営メンバー などなど コミュニティのプロやってます!

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テーマ 参加者の目的 遊びや関心事 ① 対象テーマの情報を得たりそのテーマでの交流を楽しむのが目的 ② 仕事に関連しており仕事に活かすのが目的 ビジネススキル ③ 仕事に関連しており仕事に活かすのが目的 ④ 仕事と関係はなく対象のビジネススキル自体が好きなので参加

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イベントグループ 約8,000名 YouTube登録者数 約10,000名 支部多数 主催メンバー 15名

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4 500 3000 8000 8300 創設期 組織化期 拡大期 成熟期 変革期 RP ACo mmu n it y Now

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時期 出来事 補足 ポイント 2018.1 Mitz|RPAに興味を抱く ・仕事上 RPA担当ではなかった 2018.2 立ち上げメンバー集め ・RPA関連のオフラインイベントに参加して、参加者と会話し 仲間を募る ・同じ関心事をもつメンバー同士での対面会話が熱量を高 めるのに最適 2018.3 RPACommunity 立ち上げ ・毎月異なる会場でオフラインイベント ・注目ワードのため毎回100名以上が参加 ・初回からSNS発信とTogetterの流れを意識したイベント構 築(数千~万超のviewを実現) ・バズワードや注目ワードを効果的に採用することで人数を 集める ・特定企業や製品にこだわらない公平性を重視 ・コンテンツや登壇者や進行にこだわり営業感は徹底的に 無くし参加者満足度を高める ・参加者のSNS拡散への促しも行う仕組みを取り入れること で業界注目度も高める ・満足度と注目度の高さのおかげで無償会場提供も容易 2018.8 他コミュニティとコラボイベント ・会場を持つ企業のコミュニティ ・特定製品ではなくジャンル盛り上げの観点で合意 ・コラボイベントはお互いにとって良い刺激だが、双方(どち らか)の営利に繋がらないのが重要 2018.12 初の支部誕生(大阪支部) ・支部立ち上げまでは実質1か月掛かっていない ・支部初イベントの参加者は100名超え ・東京開催したオフラインイベントに大阪から来てくれた参 加者が大阪主催者として立候補、対面は強い ・イベントページ作成や告知拡散や各種調整ゴトは全て Mitz&Ayyで担うことで支部主催者の負担を減少 2019.1 RPACommunity メディアスポンサー誕生 ・Mitz|RPAメディア運営企業からスカウトを受け転職 ・RPAメディア企業がメディアスポンサーに ・対象ジャンルのメディア企業がスポンサーになることで公 平性の維持と同時に良質な情報取得と発信も実現 2020.3 オンライン化(コロナ禍) ・移行期間1か月未満(数週間) ・初オンラインイベント参加者は約100名 ・Zoom開催としたが、運営側でZoom操作をとにかく徹底習 得し参加者へ情報共有 2020.3 YouTubeチャンネル作成 ・オンライン化と同月にYouTubeライブも併用化 ・ZoomとYouTubeの需要比較を実施 2020.7 YouTube動画品質向上化 ・Zoomライブ⇒動画編集⇒YouTubeアーカイブ形式に ・良質なアーカイブに対する需要があると判断しイベント動 画の事後編集対応を開始(専任者を立てる)

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時期 出来事 補足 ポイント 2020.7 スポンサー企業募集開始 初月から3社がスポンサーに ・各スポンサー専用の支部を構築 ・良質なアーカイブ意識が功を奏してスポンサー契約が順 調に拡大 ・スポンサーは情報提供と登壇に特化し運営は主催メンバ ーが行うことで営利感の低さを維持 2021.10 Mitz・Ayy|コミュニティ運営特化で起業 ・スポンサー企業の安定化と各種SNSの安定化もあり独立 コミュニティに本気で取り組んだ結果、起業に至る ~ ■継続していること ・申し込みアンケートの活用(参加者への展開) ・ライブアンケート活用 ・匿名で声を拾う仕組み ・ライトニングトーク専門支部の活用 ■試行錯誤(で 断念したもの) ・スポンサー企業に焦点を当てた動画制作 ・毎月のオンラインマガジン発行 ・イベント公式レポート制作 ・グラレコ専用支部 ■その他施策(一部紹介) ・主催メンバー刷新(本人意思を確認の上で選択)×2回 ・FBグループ⇒Slack⇒Discord ・すべてのアクションデータを記録活用 2024.1 YouTube登録者数 10,000名達成 ・開始当初より専任者1名で実施 ・3年半で約300本の動画をUP ・常に数値情報を把握しイベント施策にも繋げている 2024.2 対象属性の異なる支部立ち上げ ・新たなスポンサー企業を迎えていままでと異なる属性向け イベントを企画中 ・おごらず妥協せず常に試行錯誤とチャレンジを続ける意識

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趣味から仕事になった本気ポイント 「目的」「誰」「どうなる」の徹底検討 • コミュニティの目的を決める、これだけだと正直足りない 参加者の目的、運営側の目的、そしてコミュニティの目的を個別に検討 • 誰に誰が情報を届けるかを徹底的に追及、特に「誰向け」を徹底検討 対象調査|生息場所(SNS等)、活動時間帯 直接ヒアリングも数百人を対象に実施 • 関係者すべての現状だけでなく、その先どうなる(どう在りたいか)も徹底検討 参加者、登壇者、運営者、運営企業など全てにおいて意識

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参考

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趣味から仕事になった本気ポイント 「まずはプロ参加者」となれ! よく「参加者の立場で考える」という言葉を目にするが、参加者になったことが ない(本気で参加したことがない)人は参加者の立場で考えることはできない 運営側のプロになるには、まずはトコトン参加してプロ参加者になるべき 様々なタイプのコミュニティに潜入 参加者視点でアクションし、その時の自身の心境・運営側の対応・周りの動きを全 て捉え、把握分析を行う 参加者にとって 何が望まれて 何が望まれないのか、何がアクションを生み 何がア クションを阻害するのか を参加者の立場で体験し運営者の視点で分析する

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趣味コミュニティが 成功・仕事に繋げられるパターン例 取り組む 属性・人数 が多い 個々の 熱量が高い 趣味 まだ同種の コミュニティ が無い 対象が バズってい る 変化を前提 とした施策 が打てる まだ同種の コミュニティ が無い ITやSNSに 長けた運営人材

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お悩みなコミュニティ運営者さん いつでも相談乗ります

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ご清聴ありがとうございました