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© Findy Inc. 2025.01.29 みんなで学ぶ!品質改善を加速する テスト設計と管理⼿法LT 動作確認やテストで漏れがちな観点3選 1 ファインディ株式会社 テックリード ⼾⽥ 千隼 @starfish0206

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© Findy Inc. 2 今⽇話すこと ● テストや動作確認に対する考え⽅ ● 漏れがちな観点 ○ 絶対に間違ってはいけない要素 ○ 本当に更新された? ○ クライアントPCの⽇時設定 ● まとめ

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© Findy Inc. テストや動作確認に対する考え⽅ 3

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© Findy Inc. 4 早く気づき、速攻で修正する ● 不具合が出ることが問題ではない ○ 気づかずに本番デプロイしてしまったことが問題 ○ 早い段階で気づくかどうか ■ unit test ■ CI ■ build ■ e2e test ■ ステージング環境でのQA ■ etc ● 早い段階で不具合に気づき、即修正できれば問題ではない

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© Findy Inc. 漏れがちな観点 5

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© Findy Inc. 6 絶対に間違ってはいけない要素 ● なにがあっても絶対に間違ってはいけない3⼤要素 ○ ⼈の名前 ■ 綴りや似たような漢字などで間違いやすい ○ ⽇時 ■ 年⽉⽇に加えて曜⽇と時刻まで要確認 ■ 特に年⽉⽇と曜⽇は間違えるケースが多い ■ 必ずカレンダーと合わせて指差し確認 ○ ⾦額 ■ 単位と桁数、カンマまで指差し確認 ● 特にメールや印刷物にこれらが含まれていた場合は、チェック体制を普段よりも厚くするべし ○ メールや印刷物は後から修正することが出来ない ○ ごめんなさいで済まない事態になりかねない ● 指差し確認は基本中の基本!怠ってはいけない。

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© Findy Inc. 7 本当に更新された? ● 何かしらのデータが更新される画⾯ ○ 「⼊⼒内容を変更して更新ボタンを押下した時に成功する」という動作確認では不⼗分 ○ 本当にデータベースのデータが更新されているのかがわからない ■ フロントエンドが「そういうふうに⾒せているだけ」なのかもしれない ■ データの更新に失敗しているのに「保存しました」って出している不具合かも。。。 ○ 更新ボタンを押下した後に、データの編集画⾯や詳細画⾯をリロードして表⽰する ■ ブラウザリロードを実⾏すると画⾯が再読込され、データの再取得が⾏われる ○ 「ドラッグアンドドロップでデータを並び替える」機能で並び替えが出来てるように⾒えている が、データの更新に失敗していた。というケースは意外と多い

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© Findy Inc. 8 クライアントPCの⽇時設定 ● ⽇時のチェックをフロントエンドで⾏っていた場合、⽇時がクライアント端末に依存する ● パソコンの⽇時設定を未来の⽇時に設定 ○ コンテンツが表⽰されるかどうかを確認する ○ IR関連や特定の⽇時に公開することが特別な意味を持っている場合、確認項⽬に⼊る ○ ⽇時チェックを厳密に⾏う必要がある場合は、サーバー側の⽇時を使ってチェックが安全 ● ⽇時チェックや⽇時の⼀覧を出⼒する機能の場合に漏れがち

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© Findy Inc. まとめ 9

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© Findy Inc. 10 まとめ ● 不具合を憎まず、仕組みやフローを疑え ○ どれだけ早く気づくことができるかどうかの勝負 ● ⾒えてるもの以外のものを疑う ○ 「保存に成功しました」というメッセージで、本当に保存されていると確信してはいけない ● 指差し確認で救われる⼈たちがいることを忘れずに

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© Findy Inc. ご清聴ありがとうございました 11