Slide 1

Slide 1 text

1⼈で始めた技術コミュニティ活動を 1年で経営層に公認してもらうまで 2019.08.05 CMC MeetUp Vol.13 LT

Slide 2

Slide 2 text

2 ⼤橋 衛(オオハシマモル) 1974/10/01(44歳) アプリエンジニア12年 インフラエンジニア4年 クラウドエンジニア5年 社内Techコミュニティプロデューサー 全社Publicクラウド適⽤戦略策定(CCoE) 5GサービスPF構築戦略策定 趣味︓スノーボード、旅⾏、DIY KDDI株式会社

Slide 3

Slide 3 text

#TechOn東京 ハッシュタグ

Slide 4

Slide 4 text

Tech-on 〜Networking for Techies〜とは︖ 『技術者同⼠を、⼈と⼈とのネットワーキングで繋ぐ』 IT技術のナレッジは⽂書化されない/できない/陳腐化が早い ホンモノのナレッジは⼈と⼈との緩い繋がりの中にこそある

Slide 5

Slide 5 text

Tech-on/Tech-inが⽬指すもの 「KDDIへのコミュニティ⽂化の注⼊」 ・外の⽂化と触れ合うこと ・外のモノサシで内を⾒れること ・好きなことで輝ける場があること

Slide 6

Slide 6 text

すべては1枚の公募告知からはじまった

Slide 7

Slide 7 text

2018.05.11 記念すべきキックオフ l合計27名もの参加希望が︕ lキックオフも盛⼤に開催

Slide 8

Slide 8 text

KDDI社員 社外技術者 KDDI社員 KDDI社員 社外向けDevRel 社内向けDevRel

Slide 9

Slide 9 text

Tech-onイベント(社外向けDevRel)

Slide 10

Slide 10 text

Tech-inイベント(社内向けDevRel)

Slide 11

Slide 11 text

Tech-on/in活動 1年間の活動実績('18/05〜'19/05) 2018/05/11(⾦) キックオフ 毎週1回 DevRel事務局 週次定例会 毎週1回 コアメンバーによるコンテンツ検討会 隔週1回 DevRel戦略会議 (エヴァンジェリズム研究所 ⻑沢⽒との戦略議論定例会) #01 7/9(⽉) 「開発現場に効くサーバーレス」 #02 9/7(⾦) 「マネージドサービスだけに頼らないコンテナ基盤」 #03 11/12(⽉) 「Agile for Developers 〜やってみよう︕お作法だけじゃないアジャイルレシピ〜」 #04 1/15(⽕) 「APIでつなぐ・つながるFinTecher」 #05 3/11(⽉) 「xR meets Everything~VR/AR/MRが変える⽇常と取り巻く技術たち~」 #06 5/13(⽉) 「What can AI(I) do?」 #01 8/20(⽉) 「挑戦者〜渦に⾶び込む者たち〜」 #02 10/09(⽕) 「挑戦者Ⅱ〜失敗を恐れず⾛れ〜」 #03 12/10(⽉) 「挑戦者Ⅲ〜ないしょの戦い教えます〜」 #04 2/20(⽔) 「Tech in the young」 #05 4/24(⽔) 「平成最後のTech-in」 #00 12/07(⾦) 「AWS Recap & re:Invent 初参加報告会」 #01 2/07(⽊) 「社内事例から⾒るサーバーレスアーキテクチャー」 #02 4/18(⽊) 「AWSにおけるNWトラフィックの捌き⽅」 計14回開催

Slide 12

Slide 12 text

参加者数推移 計 14回 で 延べ 1100⼈超 の参加者を動員︕ 0 200 400 600 800 1000 1200 2018/7/9 2018/8/20 2018/9/7 2018/10/9 2018/11/12 2018/12/7 2018/12/10 2019/1/15 2019/2/7 2019/2/20 2019/3/11 2019/4/18 2019/4/24 2019/5/13 累計参加者 参加者数 累計 1149 名

Slide 13

Slide 13 text

何をしてきたのか︖

Slide 14

Slide 14 text

Tech-on/in運営指針 • ブランディングポリシーの明確化 • 社外コンサルの採⽤ • 中⻑期計画への組⼊れ • 期待値制御を⼊れた幹部報告 • プロモーション活動の徹底 • コミュニティ・マーケティングの実践 • アウトプットファースト • オフラインファースト • コンテキストファースト

Slide 15

Slide 15 text

Tech-on/in運営指針 • ブランディングポリシーの明確化 • 社外コンサルの採⽤ • 中⻑期計画への組⼊れ • 期待値制御を⼊れた幹部報告 • プロモーション活動の徹底 • コミュニティ・マーケティングの実践 • アウトプットファースト • オフラインファースト • コンテキストファースト

Slide 16

Slide 16 text

中⻑期計画への組⼊れ AWS公認化時の知⾒は"コミュニティから得た" 技術者の最新情報追従には"コミュニティが命" 所属技術本部の中⻑期計画の柱に認定

Slide 17

Slide 17 text

• "初年度はデータ取りである"と開始前に定義 • KPIは⽬安/必達⽬標にしない • 上記内容を報告のたびに毎回掲⽰ • 報告義務を逆⼿に取りポジ情報だけを定期報告 • 定期開催/参加⼈数/部⾨数が都度上昇etc • 上⻑を通じ定期的に幹部へ報告 • 過度な期待抑⽌のためポジ情報は⼩出しに 期待値制御を⼊れた幹部報告

Slide 18

Slide 18 text

"社内の意識改⾰"のためのプロモーション 【Tech-on】あらゆるプロモーション⼿段を駆使 l PV数やアクティブ率は現時点では無視 l あくまでエゴサーチのための"種まき" 【Tech-in】社内露出の徹底 l 社内公的サイト登録/Techブログ構築 l 活動内容ではなく"登壇者"を推して評価に繋ぐ プロモーション活動の徹底

Slide 19

Slide 19 text

Tech-onではコミュニティ活動に必要なWebプロモーションを徹底網羅。主役の登壇者 にフォーカスが当たるよう⼯夫。例え今はアクセスが少なくても、後からエゴサーチさ れたときの強⼒な後押しになるので、我々はプロモーション活動を”種まき"と呼ぶ。

Slide 20

Slide 20 text

Tech-inは逆に社内公的ポータル設置やブログの構築、Web社内ニュースなどを徹底活 ⽤してプロモーションを展開。ここでも主役は「登壇者」であり、発表内容はもちろん 所属部⾨/⽒名/写真までも公開。承認欲求を満たし部署や個⼈の評価向上に努めた。

Slide 21

Slide 21 text

経営層はどう⾒たか︖

Slide 22

Slide 22 text

経営層による「コミュニティ活動への⽀援表明」 l 不利益ゼロ&社員エンゲージメントが⾼まる活動を ⽌める理由が⾒当たらない l 所属部⾨や⾃社のプレゼンス向上や内製⼒の向上が 期待できるなら尚更 l 「働き⽅改⾰」「SDG's」への寄与も⽀援の引き⾦に 経営層はどう⾒たか︖

Slide 23

Slide 23 text

経営層による「コミュニティ活動への⽀援表明」 社内から決裁権限を持つ⽀援者が登場 • フォロワーが躊躇なくコミュニティを⽴ち上げ可能に • 最早コミュニティ活動を咎める⼈は誰も居ない環境 社内に起きた”不可避な流れ”

Slide 24

Slide 24 text

経営層による「コミュニティ活動への⽀援表明」 社内から決裁権限を持つ⽀援者が登場 ⾃社に新しい⽂化の潮流を⽣み出した ・・・かな︖ ⽂化⾰命の成就へ

Slide 25

Slide 25 text

まとめ

Slide 26

Slide 26 text

どうやったのか︖ • 複数の⼤きな船に乗せる(⼤義名分の作成) • 定期的かつ期待値制御された上⻑報告 • 意識改⾰の為のプロモーションの徹底 どうなったか︖ ・経営層がコミュニティ活動を⽀援 ・決裁権限のある⽀援者が登場 ・会社にコミュニティ活動⽂化が花開いた

Slide 27

Slide 27 text

詳細は下記にも書いてます♪ http://blog.mamohacy.com/entry/2019/07/05/114927 電磁波に撃たれて眠りたい︕ SlideShare(Mamoru Ohashi) https://www.slideshare.net/ohashimamoru

Slide 28

Slide 28 text

One more thing...

Slide 29

Slide 29 text

No content

Slide 30

Slide 30 text

Are you ready to ’MOSH’!?