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RPALT 関西スペシャル RPA導入時における業務分析 2020/6/17 (火) 廣瀬 智史(ひろせ さとし) #RPALT

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1 ◼ はじめに ◼ 自己紹介 ◼ 伝えたいこと ◼ 業務分析方法 ◼ 業務分析および業務改革ステップ ◼ 業務分析時のコツ ◼ (参考)業務分析および業務改革が進められない場合 ◼ まとめ Agenda #RPALT

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2 はじめに ◼ このLTの目的 ✓ RPA導入後に、思ったほど効果が出ていないから助けてほしいという依頼が多い ✓ 効果が出ていない原因の大半は、業務分析、改革を行わずにRPAを導入してしまったこと ✓ そのような企業を少しでも減らすためのLTであり、このドキュメントを作成した ◼ 主な対象者 ✓ RPAを導入する予定の企業、担当者 ✓ RPAを導入したが、いまひとつ効果が出ていない企業、担当者 ✓ RPA導入を現在進行形で進めている方、ベンダ-の方 ◼ 資料の扱いについて ✓ この資料は発表後にPDF形式でアップする予定なので、そちらをご参照ください (後でConpassから資料格納完了のメールが飛びます) ✓ 資料の扱いについては、ご自身の勉強や参考情報としての使用は許可します ただしSNSでの拡散や共有はNGとさせていただきます

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3 自己紹介 ◼ 経歴 ・ 新卒TIS入社 保険関連のシステム保守開発に従事(VB.net/C/JAVA, Oracle) ・ bizroboに触って、RPAをやりたくなり、現職へ転職 ・ 地獄のSAP導入でアメリカに行って5kg痩せた後、Uipathでのロボ開発プロジェクトへ参画 ◼ 趣味 ◼ RPA経験 ・ 某大手メーカーの経理部、SCM部、人事部に対して構想策定~開発(Uipath)、導入を経験 ・ 某大手保険会社に対して、要件定義~開発(BizRobo)、導入を経験 (メンバーが足りていないこともあり、がっつり開発・導入までやっています) ◼ 一言 6/23のRPALTにも参加しますので、是非そちらも見てみてください (ロボ開発におけるTipsを発表予定) #RPALT これらの趣味をお持ちの方 はぜひ熱いメール、リプを お待ちしています

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4 伝えたいこと ◼ RPA導入前に、業務分析および分析後の示唆を 活かした業務改革を実施すべき!!! ✓ 業務改革せずにRPA導入するということは、散らかっている+狭く段差のある部屋にルンバを導入 するようなものであり、掃除どころか役に立たないルンバの管理までしなければならなくなる ✓ このようなことは当たり前のこととして皆が理解しているが、現状として業務改革どころか業務分析 をきちんと実施しない企業は多いように見受けられる #RPALT 業務分析&業務改革前 業務分析&業務改革後

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5 ◼ RPA導入前の業務分析方法として、AS-IS業務フロー図作成、業務量調査、業務構成比率表の作成 など、現状の業務を徹底的に洗い出すことから始めるのがセオリ-である。 ◼ プロセスマイニングなどのツールは、業務量調査や業務フロー図を自動で出力してくれるすばらしいものだが ERPやSaaSの導入し、イベントログを取得する必要があるので、先にその企業のデジタル化が求められる。 ◼ ERPを新しく導入する際に、業務改革を行うパターンが多いので、その際にRPAやプロセスマイニングツール など業務効率を図るツールを導入する前提で物事を進めるのもよいと思う。 #RPALT 業務分析方法 デジタル化が進んでいない企業では、まずERP刷新など分析できるだけのデータを蓄積する環境を作りましょう Comment

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6 業務分析および業務改革ステップ ◼ 以下は、あるRPA導入プロジェクトで実施した、業務分析および業務改革のステップである ◼ 基本的に以下のステップを踏む必要がある ステップ ユーザ タスク ベンダー タスク 成果物 #RPALT AS-IS Fit-Gap TO-BE 事前準備 現状把握 (プロセス・差異) 標準化阻害要因特定/ 標準化施策定義 標準業務プロセス定義 事前 準備 現状プロセス 説明 ヒアリングによ る業務プロセ スまとめ作業 競合他社との 比較 現状プロセス 作成 &他社との 差異比較 現状業務 プロセスフロー ヒアリング表 各部門 課題表 差異原因 の確認 ヒアリング 標準化 阻害要 因特定 ヒアリング表 RPA化 対象候補 ヒアリングおよび他社との差 異比較がもっとも大切 標準化すべきポイントが分 からなくなるから この範囲だけは+αでお金を払ってでも ベテランorやり手にやってもらうべき 標準プロ セス作成 &RPA 化対象 選定 標準プロセス レビュー 標準プロ セス合意 標準化 範囲特 定&自 動化対 象議論 6週間 3週間 4週間 標準業務プロ セスフロー 標準阻害要 因一覧

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7 ◼ その業務のキーマンをできるだけ早く特定し、そのキーマンとの接触を図る → 業務における課題をたくさん知っている+業務改革における実質の決定権を持っている可能性が高い ◼ 完璧な標準化、共通化は目指さず優先順位を意識して、80点をスピード感をもって達成することを目指す → 部門が違えば文化が違うので、正直100点は不可能であり、途中でだれる可能性が高い ◼ あらかじめ業務担当者に、業務分析やその後の業務改革、RPA導入によって仕事がなくなるわけでなく、 業務が楽になることをお伝えする → ヒアリング時に協力してくれないことがしばしば、、、、 ◼ 伝票登録や予算申請などは、他部門と業務内容が重複している可能性が非常に高いので、 必ずチェックする → RPA導入時に同じロボットで対応できる可能性が高いので、共通化する #RPALT 業務分析時のコツ 業務分析は現状の問題点を洗い出してしまえばプロジェクトとしては勝ちに近いが、そこまでが一番難しい作業 Comment

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8 ◼ 業務分析、および業務改革を行いたいが、以下のような理由で進めるのが難しい場合があると思います ✓ 上層部が予算許可を出さない(RPA導入の予算のみ) ✓ 業務担当者や上司が乗り気ではない ✓ 情報子会社側が、保守対応やDX化案件で忙しくかまってくれない ◼ そのような場合、以下のような手段で進めることも検討してもらいたいと思います ✓ 予算許可を上層部が出してくれない場合は、RPA導入をあえて少し難易度が高く、効果が思ったよ りも出ない業務範囲に導入し、業務分析および業務改革を課題として、上層部に突きつける ✓ 業務担当者が乗り気ではない場合は、メール送信や伝票起票、レポート出力など効果が最も出る ものに絞ってRPA導入を行い、RPAのすごさをまず実感してもらう ✓ 上司が乗り気でない場合は、上司の日常業務に対してRPA導入を行い、必要性を理解してもらう ✓ 情報子会社側がいくら忙しくても、上層部から必要性を突きつけてもらえれば優先順位を変更して 対応せざるを得なくさせる #RPALT (参考)業務分析および業務改革が進められない場合 これらの手段は社内政治を進める上での絡め手であり、下手にやると社内で浮いてしまう可能性もあるので、 信頼のおけるベンダーやコンサルタントに相談するのもありだと思います。 Comment

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9 まとめ ◼ RPA導入時に、業務分析および業務改革をやりましょう ◼ 業務分析は、ヒアリング、現状の課題点を洗い出すのに一番注力する ◼ 業務分析ツールはある程度のデジタル化を完了させてから導入しましょう ◼ 様々なアプローチで、業務分析を実施する方向にもっていきましょう 【最後に一言】 とある会社に所属する身ですが、このような活動を実益をかねた趣味でやっているので 会社の趣旨、意向とはあまり関係ありません。いつでもご相談に乗りますので、 気軽にメールやリプなどしてきてください。 ご清聴ありがとうございました。 #RPALT