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もしかしたら役立つかもしれない、 まなみの仕事術 令和元年5月 作成者:まなみ@GMOペパボ

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2019年5月、所属する事業部に新たなチームが新設されました。 新しいことに立ち向かう機会がきっと増えるので、チームメンバーを対象に 私の経験や考え方を伝えようと思って頭の中の整理を始めました。 すると、そのチームに関わらず、働く上で大切にしたいことや自分なりのコツがあることに 気づいたので、少し幅を広げて「まなみの仕事術」として社内で発表をしました。 (2019年5月27日実施) これは、その時の資料です。※一部改変あり 新しいことを始めるとき、案件をゴリゴリ進める上での何かヒントになれば、幸いです。 はじめに

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ちょっとだけ自己紹介 清水 愛実(まなみ) 1989年生まれ、東京都出身 叔父はとんかつ屋「とんかつ専門店 しみず」 中高バスケ部 (高校は女子バスケのマネージャー) 日本大学女子ラクロス部 (ポジションはGK) 2017年からBリーグにハマり、 今では全力のアルバルク東京ブースターです。

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略歴 2012年4月 GMOペパボ株式会社(当時は株式会社paperboy&co.)入社 - 福岡での3ヶ月のCS研修を経てカラーミーショップCSに配属 2013年7月 プロモーション戦略部に異動 - SUZURIローンチのときのタイアッププロモーションなど企画 2015年 minne積極投資時期にCMやオフラインイベント出展など担当 2017年1月 minne事業部マーケティングチームに異動 - 素材販売や食べ物カテゴリの導入など新規開拓を担当 - minneのハンドメイドマーケットのスポンサー、ステージを担当 2018年4月 minneのハンドメイドマーケット2018の統括を担当 2018年5月 社長室マーケティング統括チームに異動 2019年1月 minne事業部マーケットグループに異動 - minneのハンドメイドマーケット2019の統括を担当 2019年6月 EC事業部カスタマーサクセスチームに異動 なにか新しいことを始める時にゴリゴリ推進してきました!

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では、本編のスタートです。

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新しいチーム、新しいことが始まるときはわくわくドキドキしますね。 「前例がないことを進めるのか…!ハードルも高そう、、」なんてまた違うドキドキもあります。 でも、大丈夫。 ペパボやサービス、ユーザーさんへの愛があるみなさんは無限の可能性を秘めています。 あとはやってみて、改善して、またやってみるだけ。 ここでは、新しいことに挑戦するときのまなみ流のマインド、業務推進のコツをお伝えします。 これからのちょっとしたヒントとして、受け取ってくれたら嬉しいです。

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マインド編 The sky is the limit.

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新体制になり新しいミッションがある =やりたいことができます。 「この企画面白そう!」「minne作家さんとこれやったら絶対良い!」 この パッション、大事。 自分の経験と直感、日々の作家さんとのふれあいの中で見つけた種は実を結ぶかも 知れません。 そのパッションがあれば、あとは事業に当てはめて企画立案し、推し進めていけばOK。 企画に落とす考え方は、数をこなすことで身につくので繰り返しやっていきましょう。

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企画を考え 実行に持っていくまでの 考え方のヒントを少しお伝えします。

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企画は植物です。 種を見つける 芽を出させる 育てる

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企画は植物です。そのこころは? 種を見つける =調べる 芽を出させる =組み立てる 育てる =アウトプットする ブラッシュアップしたら 実現に向けていざプレゼン! 芽は世の中に転がっている。 自分の中にないなら、 調べまくってアンテナ張って 引き出しを増やそう。 調査しよう、研究しよう、 不可能はない。 施策の種を見つけたらまず 自分で企画を組み立ててみる。 ◆目的(なぜやるのか) ◆ゴール(やるとどうなるのか) ◆目標(これくらいの成果がでたら OKまたは見込めそう) ◆手法(どうやるのか) 具体的な展開例があればなおよし! 荒くていいのでアイデアを 周りに話してみる。 最初から完璧なものは作れない。 温めるだけでは育たない。 光を当てよう。 自分が持ってない視点に気づけて さらに強いアイデアにつながることも!

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【例えば】企画立案~決裁まで 週末イベントで見た作家さんの作 品、めちゃめちゃ人気出そうなん だけど大量生産できないかな…? 作家さんも1日の生産数に限界ある って言ってたし・・・ 大量生産できる企業さんと組めば いいのでは?!そういう企業や事 例を探してみよう! ◆目的 作家の活動機会の拡大、事業拡大 ◆ゴール minneがライセンスを販売し、 大量生産のラインができることで 作家の作品が世に流通する ◆目標 3作品のライセンスを販売する ◆手法(具体案) 動物モチーフの作品を複数プロデュー ス→ライセンスを生産メーカーに買っ てもらう→生産→流通 事業として可能性があるか、 試 算 もしてみよう! あ!ちょうどいいところに先輩が! 「こういう企画をやりたいと思って 考えてみたんですが、ちょっとだけ 見てもらえませんか?」 「確かに!そこ抜けてました!作家 さん側のメリットをもっと出したほ うがいいですね。ちょいと加えてみ ます!」 →ブラッシュアップ! 決裁者を捕まえていざプレゼン! フィードバックをもらってさらに 詰めて磨きをかけよう。実行OKが でたら後はゴリゴリ進めるのみ! 種を見つける 「調べる」 芽を出させる 「組み立てる」 育てる 「アウトプットする」

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育つ育たないは結果として、 とにかく種まきから芽を出すまでを 速く!たくさん! どんなに小さくてもやり続けることが必要です。 きっと自分とサービスの成長に繋がります!

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ヒントは社外からもやってくる。 A社「minneと一緒にイベントをやりたいです!こういう形でできませんか?」 うーん、面白そうだけど試算しても 利益出なさそうだし、担当できる人 もいないからすぐ断ろう。 ① すぐの実施は難しいかも知れないけ れど、この案をminneにも先方にもメ リットある形にできないかな?一度 考えてみよう! ② さあ、あなたはどちらで考える?

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どちらも間違った判断ではない。 大事なのは「何」を見ているか 判断が速く、しっかり返答しよう という意思は◎ ただ、運用を考えすぎて「中身」を 見ていないのがもったいない。 チャンスを逃してしまう可能性も! 提案の目的や内容に着目し転換して 考えられているのが◎ お問い合わせや投げかけをくれる方の 熱量は無碍にせず、向き合おう! すぐの実施は難しいかも知れないけれど、 この案をminneにも先方にもメリットある 形にできないかな?一度考えてみよう! ② うーん、面白そうだけど試算しても利 益出なさそうだし、担当できる人もい ないからすぐ断ろう。 ①

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できない理由を探すんじゃなくて、もらった案をヒントに できることに変換する癖 をつける。 自分だけではできないことも社内外の仲間ができれば 実現するかもしれない! パートナーシップを意識して、真摯に向き合おう。

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小技編 Strategy is in the detail.

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社外、社内のたくさんの人と関わって仕事を進めていく上で 押さえるポイントがあります。 ネゴる ボールは即パス 記録を残す 上長にはお早めに 考え過ぎない プロに頼れ 優先順位!優先順位!優先順位! 全アクションに期日を 足も武器になる 担当者のハートを掴め

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ネゴる ● 相手と自分の主張の妥協点を見出す作業(所感を伺い、交渉しやすくする) ● 通したい企画は真っ向勝負でプレゼンする前に決裁者を巻き込んで提案~所感を 聞いてみる(気持ちは短時間で。ランチとかでもgood) ● 上司の頭の中の課題やお気持ちを読み取って、納得しやすい案・伝え方をする 経験積んで伸ばしたい、読み力と交渉力

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ボールは即パス ● 取引先から来たメール、電話はすぐ返す。でも丁寧に! ● 自分で温めていても案件は進まない。ラリーをスムーズにすれば着実に進んでいく ● 自分のさじ加減で仕事をしない=相手の状況を考えてパス出し (相手の勤務時間とか決裁にかかる時間を頭に入れて先手を打つ) 次のパスを待つ間に別のことを進められるので有効な時間を創出できる! (タスクがパンパンになりにくい!)

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記録を残す ● 金額、契約等に関わる重要なことはメール(またはSlackなど)でログを残す (言った言わないのトラブルを避けるため、エビデンスを残す) ● オープンな場所に議事録やメモを残す (社内外問わず。属人化しない&次回以降の参考になる) 「あとで」は絶対やらないのですぐやろう

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上長にはお早めに ● 上長のスケジュールはいつもチェックしておく! ● 意外と朝が狙い目。または隙間で。短時間を有効に使う! ● 短時間で話せるように要点をまとめておく。でも資料作りに時間はかけない コミュニケーションのスピードを上げる工夫と配慮が大事

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考え過ぎない ● 行き詰まったら早めに相談! ● 考えを形にする速度を上げ、回数を増やす=チーム全体のスピードアップ 相談されたら、わかることを一言でも教えよう

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プロに頼れ ● 事業部外の人にも教えを請う→事業のスピードアップ、自分のレベルアップにもなる ▼直近ではマーケ戦略が全社に向けて相談会を開始!積極的に情報を仕入れよう。 (マーケ戦略=マーケティング知識豊富なメンバーが揃った戦闘力が高い特戦隊的なチーム) 頼れる人を増やすには交流も大事!身近な社内イベントは特に参加をおすすめ。普通に楽しい。 慰労会、歓迎会、お花見、、とりあえずちょっと顔出すでもOK!社員旅行は楽しい。

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優先順位! 優先順位!優先順位! ● やること増えてくると忘れがち。 ● 少し未来のことをイメージして「何からやったらスムーズに進むか」で判断する 2分でできること(申請とか頼まれた資料印刷とか)はそのときにやってしまうほうが楽!

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足も武器になる ● 目で見る、聞く、直接話す。時には体感することも大事 ● 現場を直接見たり調査に行ったり、足を運んで世界を見よう! 社外に出よう!引き出しを増やそう!

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全アクションに期日を ● 小さなタスクにも「◯月◯日 ◯時までに完了する」など明確な期日を切る ● 頼まれたタスクには必ず期日をつけて、頼まれた人にも報告しておく ● 自分のタスクの整理、優先度付けのモノサシにもなる 優先度を考えて、状況によって一度設定した期日をずらすのはOK まずは期日を切って自分の中で整理することが大事

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担当者のハートを掴め ● 他社の人との取り組みを成功させる鍵は、仲良くなる(もちろん節度を持って)こと! ● 担当者の心を掴む→担当者の熱量が上がる→相手の社内に通しやすくなる ● まずは「相手のことを知る」 「 お土産作戦 」 招待されたイベント、仲良くしたい人への差し入れなど、、 相手が好きそうなものをチョイス。東急とかヒカリエにも豊富にあるよ。

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仕事は一人では成立しない。 周りを見たら仲間がいる。 困っていたら助け合おう。 チーム一丸となって結果を出そう! 以上!