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Oracle Cloudで自宅クラウド構築 ~ブロックボリュームのスループット改善編 ~ 合同会社DMM.com プラットフォーム開発本部 なずな (@na2na_chang) 1

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今日話すこと 1. 自己紹介 2. 自宅インフラ構成の簡単な紹介 3. スループットの頭打ちに気づくまで 4. どう改善したか 2

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自己紹介 なずな(@na2na_chang) ➢ 合同会社DMM.com(2024年新卒) ○ プラットフォーム開発本部 マイクロサービスアーキテクトグループ 認可チーム ➢ 認可プロダクトをリプレースするお仕事 ○ PHP → Go ○ MySQL → TiDB Cloud ○ オンプレ → GKE ➢ おうちインフラがハイブリッドクラウド 3

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自己紹介 なずな(@na2na_chang) ➢ 合同会社DMM.com(2024年新卒) ○ プラットフォーム開発本部 マイクロサービスアーキテクトグループ 認可チーム ➢ 認可プロダクトをリプレースするお仕事 ○ PHP → Go ○ MySQL → TiDB Cloud ○ オンプレ → GKE ➢ おうちインフラがハイブリッドクラウド 4

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全体の構成(簡易) ユーザー Cloudflare オンプレ ゲートウェイ MicroK8s (L4, L7) VPN HW依存あり MicroK8s MultiNode MicroK8s OracleCloud Container Engine for Kubernetes ※監視にはGrafana Cloudを利用 ※TerraformやKubernetesマニフェストはmonorepo管理 5

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全体の構成(簡易) ユーザー Cloudflare オンプレ ゲートウェイ MicroK8s (L4, L7) VPN HW依存あり MicroK8s MultiNode MicroK8s OracleCloud Container Engine for Kubernetes 6 ※監視にはGrafana Cloudを利用 ※TerraformやKubernetesマニフェストはmonorepo管理

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スループットの頭打ちに気づくまで 7

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スループットの頭打ちに気づくまで 8

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そう、綺麗すぎるんです。 9

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スループットの頭打ちに気づくまで 気になったのはこの部分 日中跳ねることもなく24MB/sで頭打ちになっている点 10

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どう改善したか 11

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どう改善したか そもそも: 一般的にクラウドにおけるブロックストレージにはスループット上限がある → 存在はなんとなく知っていたが、自分のユースケースで引っかかると思っておらず意識の外だった オンプレでは、SATA接続のSSDが理論値で600MB/s → 1人で使うWebサーバがこれを使い切る方が稀 12

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どう改善したか Oracle Cloudにおいて、スループット改善のために選ぶことのできる方法は2つ 1. ストレージ容量自体を上げる 2. 1GBあたりのはボリューム・パフォーマンス・ユニット (VPU)を増やす 13

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どう改善したか Oracle Cloudにおいて、スループット改善のために選ぶことのできる方法は2つ 1. ストレージ容量自体を上げる 今回はすでにストレージに関して無料枠いっぱいまで使っているため、できれば避けたい 14

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どう改善したか 1. 2. 1GBあたりのはボリューム・パフォーマンス・ユニット (VPU)を増やす 今回は2を選択 指定した範囲内での自動チューニングに対応していたため、 それも選択 24MB/s →90MB/sに向上した。 15

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どう改善したか 結果、ようやく時間帯ごとの波が出るようになった。 スロットル自体は続いているため、次はストレージ容量を上げる必要があるが、 これ以上は無料枠をはみ出すことから、しばらくはこれで行くことにした。 16

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おわりに ● スループット上限にかかるワークロードも当然存在するので、 1人インフラといえど設計の段階で考慮に入れるとよかった ● 物理機材の入れ替え無しに、 Webコンソールからボタンを押すだけで性能を変えられるのがクラウドならではと感じた 17