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社会⼈2年⽬エンジニアが考える ⽣成AI時代に求められること 2025.10.09 KDDIアジャイル開発センター株式会社 開発1部 藤原 健之

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1 KDDI Agile Development Center Corporation アジェンダ 1. ⾃⼰紹介 2. 激変した私のAIとの関わり⽅ 3. ⽣成AI時代にエンジニアに求められること ◦ ⽣成物・プロダクトへの「責任」 ◦ システム全体を「俯瞰する⼒」 ◦ 「⼈間⽬線」でのアイデア・改善 ◦ ⼈間・AIとの「コミュニケーション」 4. まとめ

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2 KDDI Agile Development Center Corporation ⾃⼰紹介

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3 KDDI Agile Development Center Corporation ⾃⼰紹介 藤原 健之 ふじわら けんし ⼊社時期︓2024年4⽉(社会⼈2年⽬) 職種︓ソフトウェアエンジニア 担当案件︓シチズン時計様 デジタルヘルスケア 出⾝/在住︓岡⼭県/愛知県(岡崎市) 出⾝⼤学︓豊橋技術科学⼤学 ⼤学院(修⼠) 趣味︓筋トレ・ゲーム(最近はドラクエウォーク)

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4 KDDI Agile Development Center Corporation ⾃⼰紹介 普段の業務内容 • シチズン時計株式会社様とスクラムチームを組んで モバイルアプリ開発(Health Scan) • Flutter ◦ 開発⾔語︓Dart ◦ マルチプラットフォーム開発が可能 • Android・iOS • ⽣成AIによるコーディング アシスタントを使⽤ ◦ GitHub Copilot • コード補完・チャット機能・エージェント 機能、など

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5 KDDI Agile Development Center Corporation 激変した私のAIとの関わり⽅

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6 KDDI Agile Development Center Corporation 激変した私のAIとの関わり⽅ 学⽣時代 • AI翻訳ツール ◦ 論⽂和訳・英語の論⽂執筆 • ChatGPT ◦ 実装で躓いた時に質問 ◦ 当時も妥当そうなコードの出⼒が出来ていたが、結局⾃分で調べた ほうが速いことが多かった I've inherited my father's recklessness and have been losing out ever since I was a child. 親譲の無鉄砲で⼩供の時から 損ばかりしている。

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7 KDDI Agile Development Center Corporation 激変した私のAIとの関わり⽅ 2024年︓⼊社1年⽬ • 新⼈研修後にFlutter未経験でFlutterの案件にアサイン ↓ • Flutterの基礎知識を⾝につけて1⼈でもタスクを取るように • GitHub Copilotを活⽤ ◦ エラーの解消⽅法が分からない → Ask機能でエラーの原因を探る ◦ 記述⽅法が分からない → コード補完でそれっぽいコードを出⼒ ◦ 他の⽅への相談を最⼩限に抑えられた ◦ ⼀⼈でタスクをとってもある程度はなんとかなるという⾃信 今のAIって すごい…

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8 KDDI Agile Development Center Corporation 激変した私のAIとの関わり⽅ 2025年︓⼊社2年⽬ • GitHub CopilotにAgent modeが登場︕ ◦ ⾃律的にタスクをこなすAgent ◦ プロジェクト内のコードを参照しコーディング・回答 ◦ デザインの画像を与えてUIを構築 ◦ MCP(Model Context Protocol)によりGitHub、JIRAとの連携 すごい機能に感動する反⾯、エンジニアがコードを書く機会が減ってきている • エンジニアがこれから求められることは何だろうか︖ • これからエンジニアが意識すべきことは︖

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9 KDDI Agile Development Center Corporation ⽣成AI時代にエンジニアに求められること

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10 KDDI Agile Development Center Corporation ⽣成AI時代にエンジニアに求められること 4つ 1. ⽣成物・プロダクトへの「責任」 2. システム全体を「俯瞰する⼒」 3. 「⼈間⽬線」でのアイデア・改善 4. ⼈間・AIとの「コミュニケーション」

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11 KDDI Agile Development Center Corporation ⽣成物・プロダクトへの「責任」 AIが⽣成したコードへの責任(AIは責任を取ってくれません︕) 1. 説明責任 ◦ AIが書いたコードでも、レビューで実装した仕様・意図を説明できなければならない 2. 品質保証 ◦ 脆弱性やバグがないか⾃分の⽬で確かめる ◦ テストコードはAIでも作れるが、どこまでカバーするかなど判断が必要 「書く⼒」から「読む・⾒抜く⼒」へ • AIが書いたコードの正しさ、品質、意図を⾒抜くことが、責任の第⼀歩 • コードの意図を読み取るためにも基礎知識を⾝につけることは⼤事

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12 KDDI Agile Development Center Corporation ⽣成物・プロダクトへの「責任」 私たちのチームで⾏なっている⼯夫 • ⽣成されたコードのレビューが必要な仕組みを導⼊ 1. copilot-instructions.mdのような指⽰書に以下のように出⼒を指⽰ ◦ 「 AI が書いたコードには必ずコメントに made by copilot を付けること」 2. made by copilot がコード上に残っている時はcommitできないようにしている 3. PRのテンプレートに「☑copilot で⽣成したコードは⾃ら確認しているか」

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13 KDDI Agile Development Center Corporation システム全体を「俯瞰する⼒」 AIがコーディングを担う時代、様々な領域に⽬を向ける 1. ビジネス視点 ◦ なぜ作るのか︖誰のどんな課題を解決するのか︖を考え、 ユーザー価値を最⼤化する 2. アーキテクチャ設計 ◦ 技術選定や⻑期的な保守性まで⾒据え、システムの アーキテクチャを設計する 3. プロジェクト視点 ◦ 性能、コスト、開発速度などの複雑なトレードオフを判断し、 限られた時間の中で最適解を導き出す

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14 KDDI Agile Development Center Corporation システム全体を「俯瞰する⼒」 71歳の⽅がFlutterでアプリを作成 • 設計は得意だが、記憶は苦⼿ ◦ Flutterの⽂法・コンポーネントの種類が多すぎて覚えられない ◦ 動くものは作れたが膨⼤な時間がかかっていた • AIが記憶(Flutterの基礎の部分)を補ってくれて、設計に集中してアプリを作れた • 設計する能⼒ > ドメインの基礎知識 になりつつある

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15 KDDI Agile Development Center Corporation 「⼈間⽬線」でのアイデア・改善 AIが気付けない視点で⾃分達のプロダクトを改善 • ⼈間としての感覚を⼤事にする(なんとなく、のような感覚) ◦ 使うのは⼈間、⼈間にとって良いものが分かるのは⼈間のはず 1. デザインなどのUI ◦ ⾊味・⼤きさ・形・配置が気になる ◦ 画⾯が⼀瞬ちらつくのが気になる 2. 使⽤感などのUX ◦ フローが多くてイライラ ◦ A → B → C じゃなくて A → C → B が納得感ある, A + C → B でも良いなど • ⽣成AIが⼈間の感覚を模倣して提案する未来はあるのか…

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16 KDDI Agile Development Center Corporation ⼈間・AIとの「コミュニケーション」 AIによって⽣まれた時間でコミュニケーションを密にとる 1. ⼈間との対話︓ 「何を」「なぜ」を深く共有 ◦ プロダクト・タスクのゴール・課題の整理 2. AIへの指⽰ ◦ 議論した仕様や課題、参照コードなどのコンテキストを伝 える ◦ コンテキストを適切に取得するツールもあるが ⾜りない情報は伝える ◦ どうすれば期待通りの振る舞いをするか試⾏錯誤する なるはやで いい感じに

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17 KDDI Agile Development Center Corporation まとめ

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18 KDDI Agile Development Center Corporation まとめ ⽣成AI時代にエンジニアに求められること 1. ⽣成物・プロダクトへの「責任」 2. システム全体を「俯瞰する⼒」 3. 「⼈間⽬線」でのアイデア・改善案出し 4. ⼈間・AIとの「コミュニケーション」 • ⾃分の感覚をまとめてみましたが、⼤事なことは他にも様々な要素があると思います • AIの進化と共に、エンジニアは変化に柔軟に対応し、変化を楽しめることが⼤事 • 皆さんと愛知でAI時代の新しいエンジニアリングを共に創れることを楽しみにしています︕

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Be a Change Leader. アジャイルに⼒を与え 共に成⻑し続ける社会を創る