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スクラムに向かない情シスチームの スクラムマスターが CSMを取得して2年の間に思ったこと ニフティ株式会社の情シス担当者 小浦 由佳

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話し手の来歴 2021年4月 属人化文化の情シスチームをトコロテン式に任される    5月 現状を打破するためスクラムを開始       乏しい知識を頼りにスクラムマスターになる    12月 認定スクラムマスターを取得する  2022年 属人化比率削減目標を達成しチームが安定稼働する 2023年4月 スクラムチームに       べつの業務が属人化したチームが合流する ※2021年3月、感染症流行によりフルリモートワークとなる

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CSM研修に臨んだ理由 1. 自分がやっていることに自信がもてなかった 2. 自信がもてないのにメンバーを巻き込んでいる不安があった 3. 抱えているプロダクトが10数個ある情シスチームがスクラム を実践したいとき、どうすべきか答えがほしかった

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CSM研修でいまの情シスチームでスクラムを 適切に実施するにはどうしたらいいか聞いてみた Q:私のチームはプロダクトが10数個ある情シスで、運用業務も 多く含まれます。私のチームで適切にスクラムを実施するにはど うしたらいいでしょうか。 A:その状況はかなり困難ですね。   むりにスクラムをやらなくてもいいと思いますよ。 現状は講師も推奨できない体制だとわかった

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研修を通じて学んだことで最も重要だと感じたこと それは、 正しいスクラムを実践し続けようとすること 講師の「スクラムは組織を映す鏡」という言葉が 最も胸に響いた あきらめず積極的に、仕事を、チームを変えていこう と思った

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10数個のプロダクトがあるチームのSMが CSM取得後、約2年の間にやったこと、感じたこと ● 10数個あるプロダクトをすべてフラットに考え、プロダクト 横断的にプロダクトバックログアイテム、スプリントバック ログアイテムを優先順位順に並び変えた ● プロダクトの隔てなく、開発メンバー全員が優先順位が高い タスクをとれるように業務共有を促した ● スクラムのアクティビティのファシリテーターをローテー ションし、全員がスクラムチームの主人公になるようにした 結果、課題だった属人化とコミュニケーション不足が解消した

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CSM初めての更新のためにやること 認定スクラムマスターの資格は2年更新 更新するために以下が必要 ● 更新料($100) ● Scrum Education Unit (SEU※)の登録×20 ※SEUとは、スクラムに関する勉強に費やした時間の単位 (1時間=1SEU)

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今後挑戦したいこと ● 4月からの新体制でも属人化解消、コミュニケーション充実 化を達成したい ● 現在マネージャーがプロダクトオーナーの意思決定部分を 担っているので、代理プロダクトオーナーにその権限も委譲 できるように働きかけたい ● スクラムチーム全員がスクラムをさらに理解できるように勉 強会を開きたい ● 他のチームにもスクラムを導入してみたい

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CSM研修を通じて ● スクラムの素晴らしさを改めて知った ● 情シスチームでのスクラムはやはり難しいことを知った ● (あくまで自分比ではあるが)自信が持てた より良いチームになって、 より良いプロダクトを提供できるように 正しいスクラムを実践し追求していきたいと強く思うようになった