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情報共有 戦略と戦術 2021-11-27(土) オープンセミナー岡山2021 株式会社リゾーム システム企画・開発部 第四グループ 尾古 豊明

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目次 自己紹介 経歴の深堀 転機 インプット・アウトプットの捉え方 インプット手法 アウトプット手法 情報共有戦略 情報共有戦術 最後に

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名前:尾古 豊明(おこ とよあき) twitter, GitHub: @patorash 所属:株式会社リゾーム システム企画・開発部 役職:専門職 仕事内容: ショッピングセンターに関連するサービス開発 Ruby on Railsで自社サービスの開発・運用(8年目) 自己紹介

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岡山県岡山市にある会社。31期目を迎える。 ショッピングセンター向けのシステム開発・コンサル等 基本的に自社開発。MS系とRails系の2チームがある。 Rails系のチームでは、AWS・Heroku・CircleCI・Mackerel等を使用。 株式会社リゾーム

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経歴の深堀 その1 愛媛大学理学部生物科に進学 サイクリング部に入部 二十歳のお祝い金でデスクトップPCを買う 初めてのPCはIBM Aptiva(スリムタワー) Windows 98 SE Pentium3 667MHz・メモリ128MB・HDD 20GB テレホーダイを契約 先輩から私がテレホーダイを契約したというだけの理由で、サ ークルのホームページを作るように言われる

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経歴の深堀 その2 就職浪人して昼夜バイトしながら某Web制作コースを受講 なぜかネットワークの資格を取っておくことを薦められる ネットワークの資格を持っていたため、某社を薦められる 某社に就職。ネットワークエンジニアとなる(3交代制) 会社都合でPHPプログラマに転身(プログラミング未経験) リーマンショックを迎えるまで、デスマーチの日々

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デスマーチの日々 動かない納期 オレオレフレームワーク 短納期・低単価 ボーナスカット 届かない仕様書 技術力不足 決まらない要件 納期直前の人員投入

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こんなの絶対おかしいよ!

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雑食で本を読みまくっていた 自己啓発 ノート術・速読・速聴 プログラミング システム開発・バグ管理 経営 SEO 資格取得 CCNA、基本情報技術者、ソフトウェア開発技術者、LPIC、簿記3級 会社にOSSフレームワークを採用することの提案・採用 TiDD(チケット駆動開発)の提案・採用 勉強を頑張った20代

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転機

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勉強会に参加 データベース系の勉強会だった記憶 懇親会に参加 他の勉強会のことも教えてもらう twitterやってる人が多いことに気付く twitterを始める 他の勉強会に参加 香川・徳島・岡山・広島辺りに遠征する日々 徐々に主催したり、登壇したりするようになった

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経歴の深堀 その3 30歳で一度独立するも、色々大変だったので1年でやめて就活 31歳でリゾーム入社で岡山に引越し。RubyとRailsを始める 岡山の勉強会に参加。 岡山の勉強会が戦国時代に突入。 勉強会が毎週のようにある。被りまくる。 社内・社外で勉強会、読書会を開催。 Ruby, Railsを中心に活動 Rubyの勉強会以外に中国地方DB勉強会やOkayama.jsで発表 会社的にはデスマーチとは無縁の生活を送る

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インプット=著者との対話 インプット=著者との対話

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アウトプット=行動の一つ アウトプット=行動の一つ

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他人には行動でしか伝わらない 〇〇しようと考えている 〇〇のほうがいいと思っていた 〇〇しないように気を付けている では、他人には伝わらない。 行動で表現しなければならない。アピールしなければならない。 その方法の1つがアウトプットである。

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エンジニアの生存戦略と働き方(2018) 戦略的アウトプットでセルフブランディング 資格をアピールして周囲との差別化 「〇〇を頼める人」になる アウトプットが信頼を生む エンジニアリング×〇〇(なんか)(2020) リモートワークにおけるコミュニケーション 非同期コミュニケーションを前提とした徹底的なドキュ メント化(アウトプット) オープンセミナー岡山での学び

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インプット手法 読書 SNSの紹介記事 はてなブックマークの記事 勉強会 読書会 ポッドキャスト

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アウトプット手法 ブログ 勉強会 分報 Wiki チケット UML

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情報共有戦略

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戦略と戦術の 違いとは? 戦略 戦術 現状分析を行い、 課題や問題を整理し、 それを解決するための手立て 戦略を実行するために実行可能な レベルまで落とし込まれた行動

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コミュニケーション を活性化させること

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個人としての戦略 なんでも記事にする 発表駆動勉強 ラストマン戦略 組織として動くときの戦略 継続的にイベントを開催する 発表のハードルを下げる ドキュメント化して暗黙知から形式知に変換する 共通の知識を増やしてコミュニケーションコストを減らす 過疎化を防ぐ 情報共有戦略

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戦略あっての戦術 戦略あっての戦術

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戦略:「なんでも記事にする」に対する戦術 ハマったことはすぐにブログに書く ハマっている最中は逐一、分報に書く 読書の感想をブログに書く 勉強会の感想をブログに書く ふりかえりをブログに書く

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どうして俺はいつも トラブルに遭うんだ…

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ブログのネタが できたぜー!

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戦略:「なんでも記事にする」に対する戦術 ハマったことはすぐにブログに書く ハマっている最中は逐一、分報に書く 読書の感想をブログに書く 勉強会の感想をブログに書く ふりかえりをブログに書く 会社のことをブログに書く

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アウトプットするときの心得

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アウトプットするときの心得 ディスらない その技術を好んで使っている人たちがいる 炎上の火種となりうる 釣りタイトルをつけない 後で見返すと恥ずかしい 炎上の火種となりうる 検索でヒットしやすいようにエラーメッセージは載せる 自分ならではのコンテンツを意識する 何事も自分事に絡めて書く 過去のインプット・アウトプットと繋げる

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戦略:「発表駆動勉強」に対する戦術 とりあえず発表枠で申し込む 「なんか話します」 ネタをストックしておく 大体ブログに書いてるからそれをアレンジする

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戦略:「ラストマン戦略」に対する戦術 ラストマン戦略とは? 何かに一番詳しい人を目指す戦略のこと。 部署やチーム内で一番詳しい、でいい 存在価値をアピールしやすい 若手でも取り組みやすい 私のラストマン戦略 「Railsチーム内でPostgreSQLに一番詳しくなる」 戦術 PostgreSQLの資格を取る(OSS-DB) スロークエリ対策に取り組む

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戦略:「継続的にイベントを開催する」に対する戦術 社内勉強会を月一で開催する イベントの1週間前であることを周知するBotを運用する 誰もネタがない場合は雑談会に切り替える ネタがないからといって、中止にはしない

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戦略:「発表のハードルを下げる」に対する戦術 発表ネタはなんでもいいことを公言する 相談とか 近況報告とか 趣味の話とか

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戦略:「ドキュメント化していく」に対する戦術 レビュー時にコードドキュメントを書くように促す 状況を見て、開発チームのルールに上記を入れる 思いついた課題はすぐにチケットにする チケットテンプレートを準備する READMEを保守する 口頭で伝えた後、その内容を即チャットで送る モブレビュー時は対象行にコメントを残す

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戦略:「共通の知識を増やす」に対する戦術 チームで読書会を行う モブプログラミングを行う ベテランがどう作業するかを見せられる 便利なツールの使い方を指南する モブレビューを行う プルリクの修正点を担当者に説明してもらう その場で修正したほうがいい理由を伝えられる 即時でコメントでも残す

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戦略:「過疎化を防ぐ」に対する戦術 雑談部屋になるべく投稿する おススメの本の話とか 本のセール情報とか 仕事には直接関係ないけれど当たりさわりのない情報 毎日15時からの雑談ルームにはできるだけ参加する 継続することで雑談する文化を育てる 雑談しなくとも、とりあえず場があれば、参加しやすい

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以上!

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最後に

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頑張らなくてもいい

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継続することだけは守る

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あなたのアウトプットが 誰かのインプットになる