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災厄を生き延びるデザイン 宿屋が紡ぐ被災者支援のカタチ

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DMM.com Experience Designer
 黒崎BASE オーナー 一般社団法人民泊観光協会(JAMTA)石川支部 河西 紀明Noriaki Kawanishi @norinity1103

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地域の顔が見える民泊 地域社会に機能する拠点

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能登町被災の様子

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加賀市被災の様子

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やどかりプロジェクトとは 公式サイト:https://yadokari-project.com/ 1/2より発足した全国の民泊事業による民間プロジェクト \シビックテックハッカソンで誕生/

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welcome 帰宅ができなくなった被災者の方が 負担なく一人でも多く宿を借りられるようにしたい

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旅館・ホテルの対応 行政の対応 民泊ができうる対応 図説引用:@natoriyuichiro 組織や時系列で異なる支援のあり方 要配慮者への対応とインフラの回復が基本 生命維持に必要な緊急支援物資の手配など 行政の案内で大多数の避難者の受け入れ 少人数/短期間の瞬発的な対応 5名以上の家族や要介護者、ペットの同伴など 上記で条件があわない自主避難者の受け入れ

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民泊のビジネスモデルが強みを活かし 社会的に機能するモデルケースをつくる 災害大国日本で再現可能な継続支援の形を作りたい

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特定のOTAを介さず独自サイトを立ち上げ施設情報の透明化 特定のOEMに依存しない/ 自主的な支援活動 誰もが情報にアクセスして判断しやすいように

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小さなお子さんがいる 家族が沢山いる 大事なペットも一緒に ご高齢なご家族 落ち着いて 先々のことを決めたい 在宅ワークの方 こんな被災者家族が来ていました 1次避難所や旅館やホテルがマッチしない方々を分散的な受け入れ 40組 120名以上の受け入れを行いました

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行政のコールセンター への被災報告 3 大事な人へ状況の共有 1 宿泊施設のチェックイン と名簿の記入 2 罹災証明の手続き 4 必要なものを要望する 5 短期と長期で 次の住まいを考える 6 安全な場所が確保できた後のフォロー 不確かな情報を遮断し生活移行に備える 生命維持の次に大切なのは正しく適切な情報へのアクセシビリティ

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1/2~3/1までの流れ ・小塩辻BASE ・大和BASE ・大和BASE 別館 ・LOG BASE 被災者から連絡に応じ 状況のヒアリング Webサイトでの情報開示 受け入れのマッチング 自主避難先として 被災者受け入れ 行政が案内する「みなし仮設」や 暫定定住先への移行支援 生活物資の供給など welcome

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公益社団法人 シビックフォース 後援・協力団体 活用ツール ノーコードで運用構築し関われる人を増やす 民間は信用の担保が難しいため後ろ盾としても Webサイト制作 CMS構築 オンライン決済 寄付の外貨対応 デザインシステム アセットマネジメント セキュアな ドキュメンテーション メーリングリスト作成 オープンチャットと併用 カスタマサポート

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寝具/生活雑貨類 布団セット・タオルなど 生活家電 炊飯器・レンジ 掃除機など 食品/ベビー用品 お米・カップ麺 おむつ など ペット用品 ペットフード・爪とぎ ペットキャリーなど 必要な物資をダイレクトに支援(Ethical消費) \フェーズによって変動する需要と供給/

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全国有志による寄付 / 物資支援 継続的な寄付募集 / レポートの発信 「自分も力になりたい」全国の皆さんの受け皿に

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Amazon Japanとの連携(たすけあおうNippon) 民間事業同士の強みを生かした連携で、行政の苦手とする範囲をカバー

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被災地や避難先の状況やフェーズで内容が異なるためデータの収集は重要 顔が見えるからこその支援の解像度

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デザイナーがSocial Designを考える必要性 社会課題や防災などでも活躍の機会は非常に多い

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自分自身を救えなければ有事に行動ができない 備えよ、常に(=Be Prepared)

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仕事や行事を通して社会との関係性を育むことが防災につながる 日々の積み上げ / 地域との関わり方

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現地ボランティアだけが復興支援ではないので興味を持ち続けましょう Ethical消費や経済活動での支援の在り方

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令和6年能登半島地震 地域支援プロジェクト 協賛・協力団体 運営事業者 黒崎BASE 石川県加賀市を中心に民泊事業の展開、地域 産業と雇用の創出を手掛けるゲストハウス兼 デザインスタジオ。 60名を超えるソーシャルクリエイターが地域 復興支援をバックアップしています。 被災者復興支援の活動紹介 避難所としての宿泊施設の無料提供 一般の家庭と同様に、台所、風呂、洗濯 機、冷暖房の設備や備品は全て揃ってお り、すぐに生活を始めることができます。 寄付で頂いた生活雑貨など必要な場合は配 布いたします。 生活移行支援・復旧支援 中長期の生活に適した環境の提供ととも に、地域不動産事業者や教育事業者と連携 し、新しい生活に向けた移行のサポートを 行い、お子様から高齢者、ペット連れの方 にもフォローを行っています。 生活支援物資の供給 全国のみなさまから届いた支援物資を引き 受けて、被災地の皆さまや、避難をしてい る被災者のみなさまに向けて食品、生活雑 貨、家電などフェーズに応じたさまざまな 物資を分配・配送を行っています。 民泊×復興支援 帰宅ができなくなった地震被災者の方が、 負担なく、ひとりでも多く宿を借りられるように。 生活物資 寄付募集中 Amazonの復興支援活動「たすけあおうNippon」の企画にて 「やどかりプロジェクト(黒崎BASE)」が掲載されています。 やどかりボランティアスタッフが被災者の個別の要望に答えて支援物資の購入や運搬を行っています。運搬 作業の燃料費、灯油の補充、食材の買い出しなどを始め被災者の環境構築費用に当てさせていただくために 現物での寄付も非常にありがたいです。活動レポートは #やどかりプロジェクト で各SNSで共有されていま すのでぜひチェックをお願いします。 Stripeを活用したクレカ決済の寄付も受け付けています。 令和6年能登半島地震 生活支援プロジェクト 「ほしい物リスト」を活用して全国から生活物資を募集してます。 東日本大震災などの過去データを参考に令和6年能登半島地震の被災地支援のた めの「ほしい物リスト(ウィッシュリスト)」を公開しています。 以下のQRコードより読み込んだURLにて商品を購入することで物資の供給拠点 である黒崎BASEに発送され、ボランティアスタッフを介して被災者さんにダイ レクトにお届けします。新しいフェーズに移行する被災者家族の健やかな生活環 境づくりを応援しませんか? 家電系 電気ケトル 電子レンジ トースター 冷蔵庫 炊飯ジャー ホットプレート IHクッキングヒーター コードレス掃除機 ドライヤー 洗濯機 足腰を守るマットレス 布団セット 敷きパッド/毛布 寝具系 食品系 お米 カップ麺/缶詰系 粉ミルク / おむつ 現場で求められている物資の寄付のお願い ※一例です

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Thank you for your attention ! @norinity1103