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#DevReljp #DevRel どの種は何の花を咲かす? DevRelのターゲットオーディエンスを知ることの意味

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Taiji Eddie Hagino @taiponrock Please follow me! Senior Developer Advocate My books for low-code programming: “Hajimete-no Node-RED”, “Node-RED Katsuyo Manual” (Kogakusha) “Practical Node-RED Programming” (Packt Publishing), etc. My books for developer relations: “Developer Marketing DevRel Q&A”, “Developer’s Career with English” (Impress R&D), etc. My books for OutSystems: “Rapid Application Development with OutSystems” (Packt Publishing) * Foreword Hairdresser Musician Software Engineer Web Designer Product Developer R&D Developer IT Architect Tech Evangelist Dev Advocate Dev Advocate Community Manager 1997 GLUONS Inc. CEO Accurate Systems SOS Factory Udagawa Office Beaux Cheveux 一般社団法人エンドユーザーコンピューティング協会 理事 一般社団法人コミュニティマーケティング推進協会 フェロー 筑波大学 情報学群 情報メディア創成学類 非常勤講師 名城大学 情報工学部 非常勤講師

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We are learning about… 1. DevRelとはそもそもなんなのか? 2. 種をまく人とその畑 3. 6つの種類の花 4. まとめ

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DevRelとはそもそもなんなのか?

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DevRel(Developer Relations)は、企業や技術コミュニティと開発者の関 係を強化し、開発者が企業の技術や製品を効果的に利用できるよう支援する ための取り組みです。 元々は、主にソフトウェア業界において、企業のAPI、SDK、クラウドサー ビスなどを普及させることを目的に登場しました。 DevRelの起源や本質について、次のようにまとめます。 ChatGPT に聞いてみた

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※ https://dev.to/

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DevRelは種まき DevRelは種まきです。まだ畑は耕されてすらいないかもしれませ ん。そんな中に、乱暴に種を蒔いて短期間で芽が出てくるのを期 待されても困ってしまいますね。 畑を耕し(市場開拓)、正しい場所に種を蒔き(ポテンシャルユーザ ーへのリーチ)、然るべきステップで育て上げて(イベント実施、 コミュニティの育成)、ようやく芽が出ます(プロダクト、サービ スへの興味)。そこから花を咲かせる(コア・ユーザーになる)まで 導いて、枯れないようにケアをする(チャーンの防止)、そんな一 連の流れを技術力を以てリードしていくのがDevRelです。

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広報(Public Relations、PR)とは、企業や組織が自らのブランドイメージ や評判を向上させるために、外部のステークホルダー(顧客、メディア、投 資家、一般社会など)とのコミュニケーションを管理・促進する活動を指し ます。目的は、良好な関係を築き、信頼を得ることで、組織やブランドの認 知度を高め、ポジティブなイメージを形成することです。 ちなみに「広報」 についても聞いてみた

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言葉にとらわれすぎて本質を見失わないように

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種をまく人とその畑

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自分の企業での立ち位置はなんなのか? → ビジネスゴールは? KPIは? OKRは? 自分の仕事の市場はどこなのか? → 業種・業界、ポジション・役職 種をまく人、そしてまく畑

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自分はなんなのか? Tech Evangelist Dev Advocate Community Manager Tech Writer etc.

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GOALの例 • 自社とユーザー(開発者)の間に信頼関係を築く • 自社のブランドを確立する(開発者にとって魅力的) • ユーザーがコミュニティを成し、開発者エコシステムが作られる • コミュニティというマーケットを通じて販売チャネルが拡大する など

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KPI/OKRの例 • イベントの登壇数、リーチした開発者の数 • ユーザー企業内に、開発者イベントで登壇できる人材を育てた数 • 自社内に、 開発者イベントで登壇できる人材を育てた数 • トークコンテンツ、マテリアルを作成/貢献した数 • ハンズオンワークショップを企画し運用を軌道に乗せたかどうか • ユーザーコミュニティをバックアップし、醸成できたかどうか など

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畑はどこなのか? Clients Reseller ISV Partner SI Partner etc.

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畑はどこなのか? Large Enterprise Commercial Small and Mid-sized Business Academia etc.

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6つの種類の花

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ターゲットオーディエンスは誰なのか? → 開発者(Developer)であることは間違いない まかれる種

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製品開発エンジニア 製品に関するフィードバックや改善点の提供 新しいニーズや市場トレンドの共有 製品使用中の課題や問題点の報告

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受託開発エンジニア NDAに縛られていることへの理解・共感 工数管理配下での効率的な勉強方法 技術的なサポートや知識の共有

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研究職エンジニア 新技術に対する実証実験や検証の支援 対象技術の第一人者とのコネクション 他分野の専門知識や技術リソースの共有による協力

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CIO/CTO 最新技術や業界動向に関する情報共有とインサイト の提供 ビジネス課題に対する実践的なソリューションやベ ストプラクティスの共有 他企業や専門家との連携による技術的なコラボレー ションの機会

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スタートアップ ビジネスや技術に関するフィードバックやアドバイ スの提供 資金調達やパートナーシップの機会の共有 成長や拡大のためのネットワーキングや協力の支援

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学生 技術的なスキルや知識の習得を支援するリソースや メンターシップの提供 実践的なプロジェクトやインターンシップの機会の 共有 キャリアパスや成長に関するアドバイスや成功事例 の共有

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結果としてみんな求めているのは ベンダーが自分たちの状況を個別に理解してくれて 手の届いていないかゆい部分に手を伸ばしてくれて 自分たちが利用する製品やサービスがImproveしてくれる コミュニティ・開発者エコシステム

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DevRelの8ステップ ■Developer Relations 1. 認知 2. 開発者へのリーチ 3. トライアル 4. 開発者体験 5. 信頼 6. チャーン防止 7. ファン・フォロワー 8. インフルエンサー・コミュニティリーダー

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まとめ

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見渡してみると 実は畑はつながっていた

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Developer Ecosystem 製品開発 エンジニア 受託開発 エンジニア 研究職 エンジニア CIO/CTO スタートアップ 社内エンジニア 学生

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大切なのは ゴールを見失わ ないこと

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どの種をまいても同じ花が咲くんだぜ

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1. 畑を耕し(市場開拓) 2. 正しい場所に種を蒔き(ポテンシャルユーザーへの リーチ) 3. 然るべきステップで育て上げて(イベント実施、コ ミュニティの育成) 4. ようやく芽が出ます(プロダクト、サービスへの興 味) 5. そこから花を咲かせる(コア・ユーザーになる)まで 導いて 6. 枯れないようにケアをする(チャーンの防止) どこにまいて、どう育てるか

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Datadog

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38 Single platform for all your observability needs

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Datadog プラットフォーム 39

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https://www.datadoghq.com/free-datadog-trial/

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Q&A

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Thank you!