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生成AIによる Cloud Native 基盤構築の 可能性と実践的ガードレールの 敷設について 2025/4/22 CloudNative Days Summer 2025 プレイベント @nwiizo 30min #CNDS2025

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nwiizo 株式会社スリーシェイクで プロのソフトウェアエンジニアをやっているものです 格闘技、読書、グラビアが趣味でよく本を紹介してます 人生を通して"運動、睡眠、読書"をちゃんとやりたい 2

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about 3-shake 3

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We are Hiring!! 3-shakeは一緒にSRE界隈を盛り上げてくれる仲間を大募集中です! Mobility、FinTech、通信など大規模SREを存分に経験できます (最近社内はGenAI / GPU / Kubernetesが盛り上がってます) 是非、カジュアル面談しましょう!!!! 4

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本日のアジェンダ 1. 生成AIとCloud Nativeの現在地 2. 実践的なプロンプト設計 3. ガードレールの構築の手引き 4. ガードレールを超えて行動するMCP 5. まとめ 5

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1. 生成AIとCloud Nativeの現在地 6

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2025年のAI活用状況 (1/2) 開発プロセスが本質的に変化しようとしています。完全に夜明け前です。 単なるコード生成から「問題解決支援」へ AIは「道具」から「思考パートナー」に進化 実装の正確さより意図の理解が重要に 利用パターンの多様化 単発指示→会話型→継続的協働へと発展 コンテキスト理解力の向上で長期的な議論が可能に 7

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2025年のAI活用状況 (2/2) コードレビュープロセスの変容 AIが事前レビューを担当 人間は高次の設計判断に集中 レビュー品質の標準化 ボイラープレートコードからの解放 定型コードの自動生成 カスタマイズポイントの明示 保守性を考慮した生成 8

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生成AIによるCloud Nativeの実際⋯ 実際のところは⋯ 完璧を求めず「ある程度必要」な取り組み 変化を楽しむマインドセットの醸成 細かいハルシネーションを起こすので知識よりも探索能力を重視する 現場での実感 以前は「動かない定義」や「架空の機能」に悩まされた 今ではモデルの精度が上がり問題が大幅に減少 価値を生む作業に集中できる環境に 9

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生成AIでIaCはさらなる変化を遂げている 抽象度の向上 コード記述 → 宣言的定義 → 意図ベース定義へ 「何を」ではなく「なぜ」を中心とした記述(省略) ビジネス要件からインフラ定義への直接的な翻訳 アクセシビリティの民主化 専門知識の要求度が低下 インフラ構築の裾野拡大 DevOpsの真の実現へのステップ 10

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生成AIでIaCはさらなる変化を遂げている 実験と探索の加速 プロトタイピングサイクルの短縮 複数アプローチの並行検証が容易に 「もし〜だったら?」の実験コスト激減 機能やドキュメントを調べて、実行できるか確認してみたいな作業がギュっとなりま した 11

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生成AI時代のIaCの価値 ガバナンスとコンプライアンスの強化 ポリシーのコード化と自動適用及び自然言語での表現 変更理由の明示的記録と追跡及び背景の記録 監査対応の自動化と簡素化 知識の形式知化と共有 暗黙知のコード化と組織資産化 ベストプラクティスの自動適用 個人スキルギャップの影響低減 12

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生成AI時代のIaCの価値 人間の創造性への集中 反復的作業からの解放 アーキテクチャ設計や戦略的判断への集中 「何を構築するか」より「なぜ構築するか」に注力 生成AIによるIaCは、インフラストラクチャをソフトウェアのように扱うというIaCの 本来の約束をようやく完全に実現しつつある 13

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生成AIによるIaCにはまだ課題が残っています 依然として残る文脈理解の壁 設定意図を完全に理解することが難しい 企業固有のプラクティスの習得が困難 プロジェクト全体を通した一貫性の欠如 具体的な課題例 AWS IAMポリシー生成時に過剰な権限を付与しがち リソース間の複雑な依存関係の理解が不十分、作り直しがち コスト最適化を考慮しない設計提案 14

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生成AIによるIaCにはまだ課題が残っています 品質の非均一性 同じプロンプトでも結果に一貫性がない モデルバージョンによる出力差が大きい IaCのリファクタリング能力に限界がある (背景を知らないので消しちゃいけないやつ消したりする) 人間との出力差 未だにスピードが主な優位点となっている 経験豊富なインフラエンジニアの知識を超えることは少ない 15

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Vibe CodingはIaCと相性が絶望的に悪い Vibe Coding: The Future of Programming https://learning.oreilly.com/library/view/vib e-coding-the/9798341634749/ 生成AIの現実的な限界: 70%問題 IaCは精度が命綱だが、AIはテンプレート的な構成のみ正 確に生成可能 IaCに必要な厳密さとAIの「だいたいあってる」精度の致 命的なギャップ AIは「優秀だが何も確認しない若手開発者」 - 速いがIaC 特有の制約を無視 16

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Vibe CodingはIaCと相性が絶望的に悪い Vibe Coding: The Future of Programming https://learning.oreilly.com/library/view/vib e-coding-the/9798341634749/ 残りの30%の難しさ 70%を登ってきた経験なしで30%を超える難しさ インフラ構成では小さなミスが大惨事に直結、AIのVibe Codingでは検出困難 コードの正確性確保するタイミングでインフラの機能を損 なう可能性 17

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課題を克服するための方向性を考えましょう 効果的なAI活用ワークフロー AIを最初の草稿者として活用: 初期コード生成→人間による洗練 AIをペアプログラマーとして活用: 人間とAIの継続的な対話と検証 AIをバリデーターとして活用: 人間が書いたコードの検証と改善 開発プロセスの適応 AIと人間の役割分担を明確に、プログラマーの終焉ではなく変容が求められる レビュープロセスの強化と頻繁なコミット 生成→ガードレール/ポリシー適用→人による検証→調整のサイクル確立 18

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課題を克服するための方向性を考えましょう AIを賢く使う 具体的で明確な要件提示 AI出力の厳格な検証 理解できないコードはマージしない 技術の素振りのために一回作り直す前提で作る 効果的なプロンプトの共有と再利用 チーム全体でのAI使用基準の統一 19

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2. 実践的なプロンプト設計 20

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プロンプトにおける一般的な問題点 Prompt Engineering for Generative AI https://learning.oreilly.com/library/view/pr ompt-engineering-for/9781098153427/ 1. 曖昧な指示 - 日本語という言語の特性上、曖昧な指示が多い 2. 未定義の出力形式 - 出力の形式や長さが明確に定義されていない 3. 例示の欠如 - 良い名前の具体例が示されていない 4. 評価基準の不足 - 名前の良し悪しを評価する一貫した方法がない 5. タスクの分割不足 - 複雑な命名タスクが単一のプロンプトに任されている 21

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プロンプト設計の失敗パターンと対策 (1/2) 失敗パターン 1. 曖昧な指示 症状: 「良いDockerfileを作って」→何が「良い」か不明確 対策:具体的な条件( 「セキュリティ強化」 「ビルド時間短縮」など)を明示 2. 過度に複雑な要求 症状:一度に多くの要件→コンテキスト混乱、一部無視 対策:タスク分割、ステップバイステップアプローチ 22

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プロンプト設計の失敗パターンと対策 (2/2) 3. 矛盾する指示 症状: 「軽量で高機能な」など相反する要件→最適化困難 対策:優先順位を明確に( 「軽量性を優先、ただし最低限の機能Xは必須」 ) 4. 専門知識の前提 症状: 「普通のやり方で」など暗黙知に依存→解釈違い 対策:明示的なルール提示、例示 5. フィードバックループの欠如 症状:一方的な指示のみ→改善機会損失 対策:評価基準の明示、段階的改善 23

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プロンプトの5つの原則 Prompt Engineering for Generative AI https://learning.oreilly.com/library/view/pr ompt-engineering-for/9781098153427/ 1. 方向性を与える - 具体的な指示や目的を明確に示す 2. フォーマットを指定する - 望ましい出力形式を明確に定義する 3. 例を提供する - 期待する出力のサンプルを示す 4. 品質を評価する - 生成された結果の品質を測定・改善する方法を組み込む 5. 作業を分割する - 複雑なタスクをより小さな段階に分割する 24

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プロンプトの5つの原則の実践例 (1/3) 1. 方向性を与える(Give Direction) × 「ECSクラスタを作成するTerraformコードを書いて」 ○ 「高可用性と費用対効果を重視したプロダクション環境向けECSクラスタを作成するTerraformコードを書いて。   マイクロサービスアーキテクチャを想定し、セキュリティ要件を満たすこと」 2. フォーマットを指定する(Specify Format) × 「Kubernetesマニフェストを生成して」 ○ 「以下の構造で、YAMLフォーマットのKubernetesマニフェストを生成して: - 各リソースは別ファイルとして - コメントは日本語で - リソース名は kebab-case で統一 - インデントは2スペース」 25

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3. 例を提供する(Provide Examples) 「以下の例に倣ってDockerfileを作成してください: FROM node:18-alpine AS builder WORKDIR /app COPY package*.json ./ RUN npm ci ...」 4. 品質を評価する(Evaluate Quality) 「生成したTerraformコードに対して、以下の観点で自己評価してください: 1. セキュリティ(最小権限の原則に従っているか) 2. 可用性(単一障害点がないか) 3. コスト最適化(不要なリソースがないか) 4. メンテナンス性(変数、モジュール化など)」 26

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5. 作業を分割する(Break Down Tasks) 「マイクロサービスアーキテクチャの実装を以下のステップで進めます: Step 1: 全体アーキテクチャ図の作成 Step 2: 各サービスの依存関係の定義 ...」 これらのプロンプトを組み合わせることで、生成AIの出力の質を大幅に向上させるこ とができます。その他の細かいテクニックに関してはPrompt Engineering Guideや Prompt engineering overviewなどを読めば良いです。 サンプルプロンプトはじゃあ、おうちで学べるブログで公開しています。ぜひ確認して ください。 27

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コンテキスト同梱の良さ(1/2) 1. ナレッジの保存と伝承 意思決定の背景や根拠が明示的に残る 組織の暗黙知が形式知化される 人材の入れ替わりに対する耐性向上 2. 品質とコンプライアンスの向上 コードレビューの質的向上(意図の理解) 監査対応の容易化(なぜその設定か説明可能) セキュリティ要件のトレーサビリティ確保 28

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コンテキスト同梱の良さ(2/2) 3. メンテナンス性の向上 修正・変更時の副作用予測が容易に リファクタリングの安全性向上 テスト戦略の適切な立案 他にもいくつかテクニックやそれを補助するツールがありますので調べてみて下さ い。ここで言いたいことは1つでドキュメントをGithubに全部載せてたほうが良いとい うことです。 29

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コンテキスト提供の最適化(rules) (1/3) Rules方式とは 必要情報を事前にプロンプトに埋め込むアプローチ ClineやCursorが参照すべきルールを明示的に提供 構造化された指示を体系的に組み込む方法 Rules方式のメリット 一貫した出力品質が得られる 結果が予測しやすくなる 企業固有要件を反映させやすい 30

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コンテキスト提供の最適化(rules) (2/3) 実装戦略 1. 汎用ルール 業界標準パターン 共通設計原則 2. 技術スタック固有ルール Kubernetes/Terraform等の特有の最適化 プラットフォーム固有の制約 フレームワーク推奨パターン 31

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コンテキスト提供の最適化(rules) (3/3) 実装戦略 3. 組織固有ルール 命名規則、セキュリティポリシー 社内標準アーキテクチャ コーディング規約 4. プロジェクト固有ルール 特定アプリケーション要件 環境固有の設定 チーム合意事項 32

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Rules定義プロセスと更新サイクル Rules定義プロセス 1. 既存の標準・ベストプラクティスの棚卸し 2. 知識ベースの体系化(ドキュメント/コード規約等) 3. プロジェクト要件の明確化 4. フィードバックループの確立 このようなルールをプロンプトに含めることで、生成結果が大幅に改善します。 Awesome CursorRulesやrules_templateなどのリポジトリを参考にしてください。 最終的には自プロジェクトの規模と運用フローに合わせてテンプレをスリム化する と、Cline の推論コストを抑えつつ高精度なアシストを得られます。 33

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3. ガードレールの構築の手引き 34

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70%問題とは何か 生成AIの"Vibe Coding"がもたらす根本的な課題 70%は正確だが、残りの30%が致命的 AIは「だいたいあってる」精度でIaCを生成 IaCでは小さなミスが大惨事に直結 「優秀なはずだけど確認を怠る若手開発者」のような振る舞い 35

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70%問題の本質 残りの30%を確実にする労力 70%を登ってきた経験なしで30%を超える難しさ 「砂上の楼閣」インフラの回避が本質的な課題 AIの限界を認識することが重要 完全自動化への過信は危険 人間による検証と理解が不可欠 36

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生成AI時代のガードレールの重要性 (1/3) 安全性と信頼性の向上 本番環境への安全なデプロイを保証 設定ミスの自動検出 生成AIに対して斜に構えるのではなく積極的に活用する姿勢が重要 ガードレールによって細かいハルシネーションを防止し、70%の精度を担保 AIが見落としがちな設定ミスによるダウンタイムを削減 人間が見逃しやすいエッジケースの捕捉 生成AIは再現性が担保されているわけではない 一貫性のある検証の適用 37

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生成AI時代のガードレールの重要性 (2/3) 開発者体験の向上 AIが提案する変更に対する確信と心理的安全性の確保 「これで大丈夫」という確信の提供 失敗への恐れを軽減 人間によるレビュー工数の戦略的削減 注力すべきポイントの明確化 単純ミスの自動検出 38

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生成AI時代のガードレールの重要性 (3/3) 組織的メリット 組織全体での標準化と一貫性の担保 個人の能力差に依存しない品質確保 ベストプラクティスの自動適用 イノベーションと規制のバランス 過度な制限によるイノベーション阻害の回避 創造性を維持しながらの安全性確保 39

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生成AIへの過信がもたらした教訓 (1/2) 実際の教訓 1. 検証の自動化の必要性 人的レビューだけでは見落としが発生 「見た目は良い」コードの危険性 2. 多層防御の重要性 設計・実装・運用の各段階での検証 単一の検証方法への依存は危険 40

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生成AIへの過信がもたらした教訓 (2/2) 3. 継続的監視の価値 デプロイ後も定期的な検証が必須 環境変化による新たなリスクの検出 4. コンテキスト理解の重要性 AIは全体的な文脈を把握しづらい ドメイン固有の制約を理解させる工夫が必要 41

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IaCの検証はコード生成の検証とは本質的に異な る (1/2) 根本的な違い コード生成の検証はコードの品質を担保 構文エラー、ベストプラクティス準拠など IaCの検証はインフラの品質と動作を担保 実際のリソース作成・更新の正しさ 運用環境での挙動の予測 42

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IaCの検証はコード生成の検証とは本質的に異な る (2/2) なぜこの違いが重要か 開発者視点とインフラ視点の融合が必要 コード品質だけでは不十分 実際の動作検証が必須 AIはコードの見た目の正しさに強いが、動作の正しさには弱い 構文的に正しくても実行時に問題が発生 複雑な依存関係の理解が難しい 43

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IaCのガードレールを敷設する場所(1/3) 1. コード品質検証 構文、形式、静的解析、コーディング規約 基本的な品質の担保 2. セマンティック検証 リソース間の整合性、依存関係の正確性 論理的な矛盾の検出 3. セキュリティ検証 脆弱性スキャン、最小権限原則の適用 セキュリティリスクの事前検出 44

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IaCのガードレールを敷設する場所(2/3) 4. コンプライアンス検証 組織ポリシー、法規制、業界標準への適合性 規制要件の自動的な確認 5. コスト最適化検証 リソース効率、予算管理、無駄の排除 予期せぬコスト増加の防止 6. 変更影響分析 変更範囲の把握、依存サービスへの影響 予期せぬ副作用の検出 45

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IaCのガードレールを敷設する場所(3/3) 7. テスト自動化 ユニットテスト、統合テスト、E2Eテスト 実際の動作確認の自動化 8. 運用準備性検証 モニタリング、トレーシング、ロギング、バックアップ、復旧手順 運用視点での検証 9. デプロイ戦略検証 段階的デプロイ、ロールバック計画の評価 安全なデプロイの保証 46

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継続的検証と改善サイクル (1/2) 主要なチェックポイント Pull Request時の自動検証 コミット前の早期フィードバック 問題の早期発見と修正 定期的な既存リソース検証 設定ドリフトの検出と修正 新たなセキュリティリスクの識別 47

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継続的検証と改善サイクル (2/2) 環境ごとの段階的検証 開発→検証→本番の段階的な検証強化 環境特性に合わせた検証戦略 デプロイ前の最終確認 総合的なリスク評価と承認プロセス ポイントオブノーリターンの設定 48

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避けるべきアンチパターン (1/2) 1. 検証の先送り 「後でまとめてチェックする」という罠 問題の蓄積と複雑化 2. 過度な警告抑制 警告を無効化して問題を隠蔽 技術的負債の暗黙的増加 49

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避けるべきアンチパターン (2/2) 3. 検証なしの自動修正 非互換性や副作用のリスク増大 責任の所在の不明確化 4. 一発本番適用 テスト環境でのドライランスキップ リスク評価の欠如 50

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認知負荷を下げるためのガードレール (1/2) ガードレールの戦略的選定 目的別の最適ツール選定 動的検証、静的解析、セマンティック検証 組み合わせによる多層防御 ルール設定のカスタマイズ 業界ベストプラクティス 組織固有ポリシー 51

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認知負荷を下げるためのガードレール (2/2) フォールスポジティブの戦略的管理 重要度に応じた扱い分け 誤検出の継続的改善 自動修正機能の活用 スタイルや軽微な問題の自動修正 人間の注力すべきポイントの明確化 52

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ガードレールの進化 プロンプトのコンテキスト情報がガードレールの判断基準に 意図の明確化による検証精度向上 PR-Agentなどによる自然言語のコンテキスト情報の活用 正しい判断のための追加情報の活用 意図とチェック内容の一貫性確保 設計意図に基づく検証 「なぜ」の理解に基づく検証の高度化 53

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ガードレールの進化 修正パターンの学習と自動適用 反復的な問題の自動解決 経験の蓄積と活用 プロンプト改善の自動提案 より良い結果を生むプロンプトの学習 未然防止アプローチの強化 ガードレール自体の継続的最適化 誤検出の削減 検出精度の向上 54

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4. ガードレールを超えて行動するMCP 55

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Model Context Protocol (MCP)の概要 (1/3) 定義と基本原理 AI大規模言語モデルが外部ツールやデータにアクセスするためのプロトコル モデルが質問生成 → 外部システムが回答 → AIが情報統合 前章のガードレールとの関係 ガードレールは「AIの出力を制限する」アプローチ MCPは「AIの入出力を拡張する」アプローチ 両者の組み合わせで真の可能性を引き出す 56

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Model Context Protocol (MCP)の概要 (2/3) Rules方式との根本的な違い Rules: 事前にすべての情報をコンテキストに埋め込む(静的) MCP: 必要な情報を実行時に動的に取得(動的) AIの視野を広げる意義 70%問題の新たな解決策 最新情報やコンテキスト特化情報の活用 「知っていること」と「アクセスできること」の融合 57

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Model Context Protocol (MCP)の概要 (3/3) MCPの動作メカニズム 1. AI: 「追加情報が必要」と判断 質問に答えるために不足している情報を特定 具体的なクエリを生成 2. AI: 情報取得のためのクエリを生成 構造化されたクエリの作成 適切なデータソースの選択 58

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Model Context Protocol (MCP)の動作続き 情報取得と処理のフロー 3. 外部システム: 情報を収集・返却 クエリに基づく情報取得 フォーマット変換・最適化 4. AI: 情報をコンテキストに統合し応答 取得情報の理解・解釈 ユーザーの質問と関連付けた回答生成 59

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MCPとガードレールの補完関係 相互補完的な関係 ガードレール:出力の「安全 性」 「品質」を確保 MCP:入力の「情報量」 「正確 性」を向上 品質向上サイクル MCP → より良い情報 → より良 い生成 → ガードレールでチェッ ク 60

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MCP実装の技術選定ガイド (1/2) 技術選定の判断基準 1. 既存システム状況 既存APIの有無と品質 認証・認可の仕組み 統合難易度 2. 要件の複雑さ 必要データの多様性 リアルタイム性要求 エラー処理の複雑さ 61

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MCP実装の技術選定ガイド (2/2) 3. 運用面の考慮 保守性とスケーラビリティ モニタリングと監査の容易さ セキュリティとデータ保護(riseandignite/mcp-shieldなどがある) 4. コスト効率 APIコールの頻度と量 データ転送コスト 実装・維持コスト 62

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AWS MCP Servers (1/2) 出典: https://github.com/awslabs/mcp AWS Documentation MCP Server AWS公式ドキュメント検索 サービス・API・パラメータ情報取得 ベストプラクティス参照 Bedrock Knowledge Bases MCP Server カスタムナレッジベース連携 自社ドキュメント・Wiki活用 独自Q&Aデータベース 63

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AWS MCP Servers (2/2) 出典: https://github.com/awslabs/mcp CDK MCP Server AWS CDKプロジェクト支援 コンストラクト情報参照/プロパティ・メソッド詳細 Terraform MCP Server Terraformプロバイダー情報参照 リソース・データソース詳細/モジュール構造解析 Lambda MCP Server 任意のLambda関数をMCPツールとして実行 カスタムインテグレーション 64

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kubectl-ai: Kubernetes用AIアシスタント (1/2) 出典: https://github.com/GoogleCloudPlatform/kubectl-ai 概要 Google Cloudの大規模言語モデルを活用したkubectl プラグイン 自然言語でKubernetesクラスタを操作 クラスタ状態を考慮した応答生成 MCPとしても利用可能 https://github.com/GoogleCloudPlatform/kubectl-ai 65

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kubectl-ai: Kubernetes用AIアシスタント (2/2) 実用的なコマンド例: # デプロイメント作成 kubectl ai "nginxのDeploymentを作成して、レプリカ数は3、リソース制限ありで" # トラブルシューティング kubectl ai "なぜPodがPendingのままなのか調査して" # スケーリング操作 kubectl ai "payment-serviceのレプリカを3から5に増やして" 66

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kubectl-aiの活用パターン # リソース最適化 kubectl ai "すべてのDeploymentのリソース使用状況を分析し、最適化案を提示して" # セキュリティ診断 kubectl ai "クラスタ内の潜在的なセキュリティリスクを検出して" 複雑なKubernetes操作を自然言語で実行可能に 現在のクラスタ状態に基づいた適切な提案 特定の状況に合わせたトラブルシューティング 67

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各種サービスのMCP実装例 各サービスベンダーもMCP実装を進めています。人の夢は!!! 終わらねェ!!! Datadog MCP(非公式) 監視データやログの自然言語分析 インシデント検知と障害対応支援 PagerDuty MCP(非公式) PagerDutyのAPI機能をLLMに提供 インシデント、サービス、チーム管理が自然言語で可能 68

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MCPエコシステムの拡大 サービスベンダー視点 差別化ポイントとしてのMCP 製品の使いやすさ向上 ユーザー体験の向上 ユーザー視点 複数ツールの統合インターフェース ツール間の文脈の維持 学習コストの削減 -> ユーザーはドキュメントやコードに質問できる 69

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ドキュメントやコードに質問できる意義 (1/2) 従来のアプローチの限界 キーワード検索の精度限界 暗黙知のドキュメント化困難 コンテキスト理解の欠如 情報の断片化 ドキュメント間関連性把握の困難さ 70

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ドキュメントやコードに質問できる意義 (2/2) MCPによる質的変化 自然言語による意図理解 複数情報源からの統合回答 コンテキストに応じた関連情報提供 文脈の維持 説明を含む回答生成 理解しやすい情報提示 71

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MCPとガードレールの統合による未来 MCPによる情報アクセスの拡張 必要な情報へのリアルタイムアクセス 文脈に応じた最適な情報提供 ガードレールによる安全性確保 生成コードの品質担保 リスクの最小化と自動修正 協調的な開発フロー AIが提案、人間が判断という役割分担 70%問題の克服と開発体験の向上 72

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MCPの課題と現実的な限界 レスポンス時間の増加 外部API呼び出しによる遅延 複数ソースへのアクセスによる待ち時間 情報統合の難しさ 矛盾する情報の調停 コンテキスト長の制限との兼ね合い 73

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MCPの課題と現実的な限界 ハルシネーション問題は依然として存在 情報アクセスは改善するが、解釈ミスの可能性は残る 特に複雑な依存関係の理解に課題 70%→100%ではなく、より現実的には70%→80%程度 人間による最終確認は依然として重要 自動化と人間の判断のバランスが鍵 斜に構えてたら終わる実感は持っている 74

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5.まとめ 75

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まとめ 生成AIとIaCの相性の悪さとその解決策 ガードレールの敷設、MCPの導入、プロンプト 設計の5原則 プロンプト設計は5原則で品質向上 方向性・フォーマット・例示・評価・分割 IaCの70%問題はガードレールとMCPと人間で解決 多層検証+ルール化で信頼性担保 76

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え、実践的なガードレールの敷設は? 今回は方向性だけ示しまし た。それぞれのガードレール の設定方法は各自でやってく ださい。参考リンクにいくつ か紹介リンクを載せていま す。75%ぐらいは作ってくれ ると思います。 77

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参考リソース OPA(Open Policy Agent) Kyverno AWS MCP Servers kubectl-ai kube-linter Trivy Conftest Datree PR-Agent hadolint 78

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参考リンク Dynamic Admission Control Validating Admission Policy Terrascan Infracost Checkov Pluto Sealed Secrets 79

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参考リンク MCPのドキュメント tflint tfsec kube-score Argo Rollouts Argo CD Kubernetesで実践する Platform Engineering AI Engineering 80

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ありがとうございました ご質問・ご相談はお気軽にお問い合わせください @nwiizo | https://3-shake.com