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若手エンジニアの成長記 - 技術以外に大事なこと - 株式会社セゾンテクノロジー 川口媛香 高坂亮多

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わたしはデータ分析に関わる仕事をしており 日々新しい技術に触れながら楽しく働いています! 学んだことや気づきを発信することもモチベーションの一つです 2 はじめまして!新卒3年目のエンジニアです! どのようにして楽しく仕事ができている 今の私にたどり着いたのかお話します。

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きっかけ

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4 私は新入社員のとき、こんな目標を立てました 「誰からも任せられる、頼れる存在になりたい」 先輩 後輩 お客様 他部署

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私には憧れの先輩がいます。 5 そんな目標を持ったきっかけ 社内メンバーはもちろんお客様からの信頼も厚くプロジェクトをリードする存在 先輩の姿 「誰からも任せられる、頼られる存在になりたい」 プロジェクトマネージャー・部門長などメンバーをリード出来る人 先輩を目標に

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海外カンファレンスで得た知見や技術的な知識を発信している姿が とてもかっこよく、いつか私も海外カンファレンスに参加したいと思うようになりました。 6 憧れの先輩は新しい風を社内に取り込んでいた ②社会との相互作用 社内に取り入れるだけで無く 社外にも影響を与えられるような人に ①社内の自分 プロジェクトマネージャー・部門長など メンバーをリード出来る人に 社内外で活躍する為に立てた目標 「社会に貢献できるビジネスパーソンになりたい」 「海外カンファレンスに参加したい!」 と発信をはじめました

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海外カンファレンス参加に向けて

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周りへの発信・意思表示 外の世界を見てみたい! 海外カンファレンスに参加したい!と発信する マネージャーや先輩・同期など沢山の人に行きたい!という意思を伝えました。 先輩からは次のアクションに繋がるアドバイスをもらい とにかくやってみることにしました。

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・技術アウトプットの練習 ・基礎知識の理解、資格取得 アクションを起こしたらアウトプットし、先輩方にフィードバックをもらう フィードバックを次のアウトプットに繋げる、これらの繰り返し 参加に向けた準備 意志表示をしたことでもらえたアドバイスをもとに準備を進めました

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準備の甲斐あり 海外カンファレンスの参加が決まる!

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目標の達成と新たな挑戦

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参加してどうなったのか? 海外カンファレンス参加という目標を立て行動をした事で力をつけられた しかし海外カンファレンス参加はただの中間目標だったことに気付いた 本当に憧れていた姿は 技術力を持ち、発信し、周りに影響を与えられるような人だった ・技術力をつけたい! トレンド+ベースの知識の両方をバランスよく身につけたい ・発信したい! 技術について発信が出来るようになりたい 新しい目標の達成に向け動き出しました 新しい目標

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アクション=実行と探索の連続 とにかく やってみる これができるよう になりたい 実現するために実行する 次のやりたいが見つかる

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技術力をつける為にとったアクション ・sdt (SAISON Development Thursday) 週に1度業務に関係のない分野に関する技術に触れる時間を作る (Python/Slack API/Azure Functions/Streamlit/チャットボット/WEBアプリなど) ・Dev day(開発合宿)への参加 ・国内イベントへの参加 ・Qiitaでの発信

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sdtの取り組み 23/9/ イベント 参加 23/12/ Python 24/1/ Streamlit 24/2/ Azure Functions 24/3/ Slack Bolt 24/7/ LLMChatBot 23/12/ Slack API Pythonから始まった取り組みもアクションを続ける事で いつのまにかLLMチャットボット構築まで広がりお客様へ提供するまで広がっていました。

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登壇の為にとったアクション ・LTに参加 Color is vol7,10 RPA Community特別イベント

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目標達成に向けたアクション 23/9/ イベント参加 23/11/ 開発合宿に参加 23/12/ sdt(Slack API・Python) 24/8/ lt(color is) 24/1/ sdt(Streamlit) 24/2/ sdt(Azure Functions) 24/2/26 lt(color is) 24/2/29 lt(RPA) 24/3/ sdt(Slack Bolt) 24/7/ sdt(チャットボット) 24/10/ sdt(リネージュ) 24/11/ sdt(WEB)

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目標達成に向けたアクション 23/9/ イベント参加 23/11/ 開発合宿に参加 23/12/ sdt(Slack API・Python) 24/8/ lt(color is) 24/1/ sdt(Streamlit) 24/2/ sdt(Azure Functions) 24/2/26 lt(color is) 24/2/29 lt(RPA) 24/3/ sdt(Slack Bolt) 24/7/ sdt(チャットボット) 24/10/ sdt(リネージュ) 24/11/ sdt(WEB) 開発合宿に参加 全然わからなかった。 ベースとなる知識を身に付けたいと思った。 はじめてltに登壇 緊張したが挑戦して良かった!発表が好き。 今後もチャレンジしたいと思った。 最近のsdtでは 初めての技術であっても壁を感じなくなっ た。楽しい。もっと出来る事を増やしたい。

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アクション=実行と探索の連続 とにかく やってみる こうしたい! という気持ちを 見つける アクションの過程で感じた心の動きを日報で報告

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思い返してみるとカギになるのは 常に ありたい姿、やっていること、やりたいことを伝えていた! ・強い意志でなくていい 実際のわたし 技術力を付けたいが具体的に何をすればいいのか分からない。 分からなくて諦めず素直な気持ちをありのままに伝えました。 作りたいものは見つかっていないけど、何か作ってみたいです!やりたいです!

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Slackに日報チャンネルを作りました 日々の心の動きは日報として記録しマネージャーに共有。 ・マネージャーからアドバイスをもらえる ・自分自身の成長も感じられる

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少しずつ理想に近づいてきている 目標を達成するために具体的なアクションを続けることで 次々と「できるようになりたい」という新たな挑戦が見つかる。 先輩には過程でおきる心の動きを共有しアドバイスをもらうことで成長を実感。 技術 ・当初感じていた技術に対して感じる壁が無くなってきている。 新技術に対する振る舞い方が身に付いてきた。 ・外部イベントへの参加も自分にとって当たり前なことに。 発信 ・インプットした内容はLT登壇やQiitaでアウトプットする流れを身に付けられた。

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マネージャーからの目線

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メンバーの成長をどのように支えるか 考えは人それぞれだが、すべてのマネージャーはこの命題と戦ってお り、私の場合は2つのことを大切にしている。 1.学習内容の活用支援 メンバーが学習した内容をどう事業に生かしていけるか、その道筋や 機会を見てあげることが大事です。新しい知識やスキルが実践に結び つき、実際に成果を出すことで、さらに成長の意欲が湧いてきます。 2.出会いや学びを称賛する文化の構築 学んだことや実践したことが称賛される文化、そして新しい出会いや 学びの時間を確保できる文化を作り上げることです。メンバーが安心 して新しい挑戦ができる環境を提供したいと思っています。

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メンバーの成長をどのように支えるか 多様化する職場の中で 「具体的に」何をしてあげるべきか 現在の職場環境は非常に多様化しており、あらゆる側面で選択肢が多岐に渡ります。 技術の進化 生成AIなど新しい技術が日々登場する中でどこにフォーカスするべきか 開発手法の革新 ペアプログラミングやコーチングなど、異なるアプローチが増え続けている コミュニケーションチャネルの分散 オンラインミーティング、チャットツール、チケットシステムなど、複数のチャネルが存在 キャリアパスの選択肢 スペシャリスト志向、ワークライフバランス重視など、キャリアの考え方が多様になっている 情報の活用 MBTIやNMATなどの個性診断を利用した自己理解とそのフィードバックが進んでいる

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メンバーの成長をどのように支えるか あり方 職種 Slackのリアク ション集計し たいです! 技術で認め られたい 登壇したい 一緒に作ろう できたけど 次なにやろう かな Webの知識も あった方がい いな Webインター フェス作りた いです! 一緒に作ろう Webインターフェー ス作って誰でも集計 できるようにしよう ここも支えてあげることが出来た 聞いていたので

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最低限意識したこと • なるべくピュアな技術に触れられるように方向を調整すること • 動作するもの、作りたいものを作ってもらうこと • 長年経験を積んだものとして、必ず運用観点での視点を入れること

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28 マネージャーとしても • こうありたい • だからこれをやってみたい • これをやっています をセットで伝えてもらっていたことで、成長を支援している実感が得られた

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まとめ

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まとめ 日々の挑戦とアウトプットの積み重ねが 技術力と自信を育む ・ありたい姿、やりたいこと、やってみたいことを発信する ・アクション(実行と探索の連続)を止めない なぜ今たのしく仕事が出来ているのか? 沢山の成功体験から 憧れの先輩に近づけているという感覚があるから 正直な想いを伝えて一緒に取り組もう!

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31 ありがとうございました!!