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やらないことを決めると未来が⾒える! 「迷わない」組織になるための マルチプロダクト戦略 株式会社ヤプリ ⼩野⽥奈⽣

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SPEAKER 株式会社ヤプリ 開発推進本部 開発企画部 プロダクトマネージャー ⼩野⽥奈⽣ nao onoda SEとしてSIerで3年のキャリアを積んだ後、2021年 9⽉ヤプリに⼊社。以降、ノーコードモバイルアプリ プラットフォーム「Yappli」のEnhance領域における プロダクトマネジメントを⼀貫して担う。 ⼀児の⺟。⽝派。

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やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略 今⽇話す内容 「Yappli Value Compass」と名付けた プロダクト責務の指針 を作成 やったこと 現場の課題感から⼿探りしつつ ボトムアップ で考案 進め⽅ やらないこと を通じてプロダクトの ”らしさ” が⾔語化され、迷い が消えた 成果 やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略

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プロジェクト発⾜の背景: なぜ私たちは迷っていたのか?

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やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略 Yappli Yappli WebX Yappli CRM and more 2025年〜 シングルプロダクト時代 複数のシングルプロダクト時代 マルチプロダクト時代 2021年〜2024年 〜2020年 プロジェクト発⾜の背景:なぜ私たちは迷っていたのか?

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やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略 Yappli Yappli WebX Yappli CRM and more 2025年〜 シングルプロダクト時代 複数のシングルプロダクト時代 マルチプロダクト時代 2021年〜2024年 〜2020年 プロジェクト発⾜の背景:なぜ私たちは迷っていたのか? 今⽇話すのは この辺りの課題

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やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略 似たような機能が 各プロダクトにある プロジェクト発⾜の背景:なぜ私たちは迷っていたのか? 顧客の課題を解くのに 「どこで?」と悩むシーンが増えた Yappli CRM Yappli セグメント絞り込みした プッシュ通知の送信は どっちから…? Yappli フォーム Yappli アンケート Yappli CRM カスタムフィールド 使い⽅によっては 全部アンケート機能だな… 「複数のシングルプロダクト時代」における課題

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やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略 Yappli Yappli WebX Yappli CRM and more 2025年〜 シングルプロダクト時代 複数のシングルプロダクト時代 マルチプロダクト時代 2021年〜2024年 〜2020年 プロジェクト発⾜の背景:なぜ私たちは迷っていたのか? ここでひとまず 作った機能A 上位互換の機能B AとBどっちを残す? 寄せていく?

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やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略 プロジェクトの⽬的 「誰もが開発しやすくなるために “迷いを減らすためのルール”」を整える プロダクトの責務を⾔語化する

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コンパスの設計のプロセス

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やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略 STEP1 現状の可視化と棚卸し STEP1 現状の可視化と棚卸し PdD(*) PdM PO コンパス設計のプロセス 検討チーム発⾜ *PdD=プロダクトデザイナー ✅ 約130機能を棚卸し ✅ 似ている機能を把握

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やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略 このステップのねらい ココを知る コンパス設計のプロセス Yappli CRM

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やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略 現状提供している機能を洗い出し、似ているものをグルーピング コンパス設計のプロセス Yappli Yappli CRM 全体プッシュ セグメントプッシュ セグメントリスト配信 動的クーポン etc etc etc etc 約90機能 約40機能 トリガー配信 ポイント管理 抽選 クーポン

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やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略 現状提供している機能を洗い出し、似ているものをグルーピング コンパス設計のプロセス Yappli Yappli CRM 全体プッシュ セグメントプッシュ 抽選 動的クーポン クーポン プッシュ インセンティブ etc etc etc etc etc セグメントリスト配信 トリガー配信 ポイント管理

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やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略

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やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略 現状提供している機能を洗い出し、似ているものをグルーピング コンパス設計のプロセス Yappli Yappli CRM 全体プッシュ セグメントプッシュ 動的クーポン プッシュ インセンティブ etc etc etc etc etc セグメントリスト配信 トリガー配信 ポイント管理 抽選 クーポン 曖昧ゾーン 要議論!

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やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略 Pdd PdM PO コンパス設計のプロセス STEP2 やらないことの議論 STEP1 現状の可視化と棚卸し 検討チーム発⾜ ✅ 約130機能を棚卸し ✅ 似ている機能を把握 ✅ 似ている機能間で責務の   すり合わせ ✅ やらないことの整理 ✅ らしさの⾔語化 の前に…

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やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略 コンパス設計のプロセス STEP2 やらないことの議論 ✅ 約130機能を棚卸し ✅ 似ている機能を把握 ✅ 似ている機能間で責務の   すり合わせ ✅ やらないことの整理 ✅らしさの⾔語化 STEP1.5 失敗と問いの再構築 STEP1 現状の可視化と棚卸し 検討チーム 発⾜

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やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略 「グループごとにユーザにどんな価値を提供しているか?」で整えようと思った が、議論が進まず コンパス設計のプロセス ステップ1.5 失敗と問いの再構築 Yappli Yappli CRM 全体プッシュ セグメントプッシュ セグメントリスト配信 全リスト配信 プッシュ ここの価値は? ここの価値は?

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やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略 コンパス設計のプロセス ステップ1.5 失敗と問いの再構築 ❌ 失敗した問い:「この機能がユーザに提供する価値は何か?」 失敗パターン① 無限に出てくる 失敗パターン② 抽象的すぎる Yappliはノーコードのため、 アプリによって使い⽅が⼤きく異なる (アパレル/社内アプリetc) 無限に出てきた結果、 プッシュの価値 「エンドユーザに何か届ける」

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やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略 コンパス設計のプロセス ステップ1.5 失敗と問いの再構築 やることにフォーカスしても収集がつかない!! 「やらないべきこと」は話に上がった。 この⽅向性で整理していくことに。

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やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略 コンパス設計のプロセス STEP2 やらないことの議論 ✅ 約130機能を棚卸し ✅ 似ている機能を把握 ✅ 似ている機能間で責務のすり 合わせ ✅ やらないことの整理 ✅らしさの⾔語化 STEP1.5 失敗と再構築 STEP1 現状の可視化と棚卸し 検討チーム 発⾜ ✅ 価値ベースでの⾔語化の失敗 ✅やらないことへの⽅向転換

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やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略 そもそもなんで作ったのか?という部分 の⾒直しにつながった コンパス設計のプロセス ステップ1.5 失敗と問いの再構築 ⭕ 成功した問い:「この機能でやらないべきことは何?」 プロダクトの意義を問い直せた 将来の開発を想像できるようになった 問い直した意義を元に、 ここにあったら主機能との相性が悪い… そんなことよりこっちをやりたい… と、意志が⾒えてきた!!!

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やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略 コンパス設計のプロセス ステップ1.5 失敗と問いの再構築 やらないことには意志がある!!

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やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略 Yappli 󰢄 やらないこと 顧客データの詳細管理‧分析 (CRMで担う) マルチチャネルを横断するコンテンツ管理 (アプリ内完結) セグメント管理や誰に‧いつを指定するような施策制御 Yappli CRM 󰢄 やらないこと アプリ内UIや体験そのものの設計 (CRMは⾒せ⽅を担わない) データ取得のためのUI (フォームなど) の構築 標準的な指標以外の個別ニーズに応じたデータ分析 グループごとに議論し、それらをまとめることでプロダクトのらしさを⾔語化 コンパス設計のプロセス:ステップ2 やらないことの議論

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コンパスの活⽤: 設計図がもたらした 具体的な成果

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やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略 策定した「やらないこと」リストをもとに、想定ユースケースを作成 コンパスの活⽤:設計図がもたらした具体的な成果 会員の購⼊履歴(累計購⼊⾦額‧頻度等)を もとにランク分けして出し分けしたい Yappli CRM 実装先 ユースケース セグメントの呼び出し 購⼊履歴をもとにランクをセグメント Yappli CRM UI設計+表⽰対象の絞り込み セグメント+配信タイミングの決定 Yappli CRM 柔軟なUI設計+データ連携 データの受け取り ⼀部ユーザーにだけ表⽰するクーポンを アプリ内で⾒せたい ⽇付、電話番号、郵便番号etcとしてアプリ 上でフォーム⼊⼒したデータを、分けて外部 (CRM含む)に連携してほしい

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やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略 社内への展開:PdM起点で開発部全体に説明会の形で発信 コンパスの活⽤:設計図がもたらした具体的な成果 Q. 今回の説明内容について、共感しました か?(5段階評価) Q. 今後の開発判断において、このガイドライ ンは活⽤できそうですか?(5段階評価) 平均 4.2 平均 3.9 n=40 n=35

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やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略 活⽤状況 コンパスの活⽤:設計図がもたらした具体的な成果 ⼤半のケースで迷いが消えた💡 「やらないこと」を意識し、Value Compass に即した解決策を考えられるように ⼀部守れない状況もあり⚠ マルチプロダクトとして連携する部分が弱 く、ユーザビリティやスピードを重視して、 意図的に守らない意思決定

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やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略 今後の取り組み コンパスの活⽤:設計図がもたらした具体的な成果 Yappli Value Compassの実現に向けた中期ロードマップ作成 💡2025年下期

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やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略 まとめ 「Yappli Value Compass」と名付けた プロダクト責務の指針 を作成 やったこと 現場の課題感から⼿探りしつつ ボトムアップ で考案 進め⽅ やらないこと を通じてプロダクトの ”らしさ” が⾔語化され、迷い が消えた 成果

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やらないことを決めると未来が⾒える!「迷わない」組織になるためのマルチプロダクト戦略 最後に