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【Product Engineer Night #7】 プロダクトエンジニア一年生のしくじり 〜フリーランスがプロダクトエンジニアになるまで〜 アセンド株式会社 宮沢拓真

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2 今日お話ししたいことの前に 2 これからプロダクトエンジニア的な働き方を 意識してやっていきたいんだ! もしくは最近気になり始めたんだ! と言う人どのくらいいますか?

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3 今日お話ししたいことの前に 3 そういう方に向けた話です!

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4 自己紹介 4 社会人になってからずっと フリーランスエンジニア 宮沢 拓真 Miyazawa Takuma プロダクトエンジニア 2024年4月にフリーランスを辞め アセンド入社 プロダクトエンジニア一年目

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5 今日お話ししたいことの前に 5 この一年目のしくじりを話します!

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6 6 フリーランスエンジニアの特徴 フリーランスはプロダクトエンジニアと真逆。 フリーランスエンジニア プロダクトエンジニア 任される単位 タスク単位 プロダクトの領域単位 任され方 仕様やデザインは 決まっている 自分で要件定義から行う

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7 今日お話ししたいこと 7 今までのスタイルは真逆。 業界のバックグラウンドもない。 その中でのしくじりと学び。 そんな僕が一年でどのようにプロダクトエンジニアとして成長し、 一領域のオーナーになれたか。

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8 8 どんなしくじりをしてきたか? ③ 「PdM」「PjM」「エンジニア」の人格迷子 ① 顧客や営業の言うことを鵜呑みする ② オーナーシップが芽生えない ③ 「PdM」「PjM」「エンジニア」の人格迷子

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9 9 しくじり その1 顧客や営業の言うことを鵜呑みする

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10 10 〇〇の機能が必要なんだけど... (CSの人が言うなら必要なんだろう...) はい〜。バックログ積んどくね〜。 ちょっと待って!お客さんは何に困ってるの? よくよく話を聞いてみると… 〜ある日〜 CS 僕 上司 しくじり

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11 11 全然違うソリューションに落ち着いた! しかも、最初に提案されていた機能より はるかに手軽な改修で済むことがわかった! しくじり

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12 12 最適解を導けるのはエンジニア ● CSのドメイン理解は高く、顧客との接点も多い ● 「彼らの言ってることが正しいのでは」と思い、話を深掘りしな かった ● 彼らはドメインエキスパートであっても、プロダクトに関しては 我々の方が詳しい ● 「顧客の事情」と「プロダクトの事情」どちらも考慮した上で適 正解を導けるのはエンジニア 分析 なぜ 振り返り

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13 13 背景情報を聴く・課題を再定義する 今一度、何が起きたのか「ストーリーで聞くこと」を意識 HowではなくWhyを聞き出すことで、 顧客が本当に困っていることを正しく定義し直す(課題の再定義) 学び

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14 14 「課題の再定義」について詳しくはぜひこのスライドを見てね https://speakerdeck.com/moeka__c/purodakut ojia-zhi-woyin-kishang-geru-ke-ti-nozai-ding-yi- toiuxi-guan 学び

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15 15 しくじり その2 オーナーシップが芽生えない

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16 16 プロダクトの一領域の開発を 1人で完結できたぞ。 ビジネスサイドからの要望に答えられ ているし、役に立ててるはずだ! 〜またある日〜 オペレーションレベルの視差で満足 しくじり

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受け身でタスクを実行するだけでなく、ロジックスがSaaSと してどうあるべきか思考してください。 それが出来ないと一領域のオーナーとして裁量権を渡してい くことができません。 17 17 上司 求められるレベルは違ったのか... プロダクト・ビジネスレベルの視座まで求められる しくじり

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18 18 ビジョンがないと視座が上がらない プロダクトに対して自分なりの方向性やビジョンがない 分析 リアクティブなスタンスになってしまう

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19 19 オーナーシップを養う 自分の携わるプロダクトがどうあるべきかを思考して、 主体的かつ前のめりな姿勢でトップラインをあげていく オーナーシップ ではオーナーシップはどうやったら養えるのか? 分析

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20 20 ロードマップで視座を上げる ● プロダクトロードマップを作る過程でドメイン知識が得られる ● 自分でプロダクトビジョンを考えるきっかけになる 出来は気にせず、自分なりにロードマップを考えよう! 学び

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21 21 しくじりその3 「PdM」「PjM」「エンジニア」の人格迷子

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22 22 お客さんに提案したいから、 ◯日までにこの機能が欲しいんだ! 〜またまたある日〜 営業 ブラッシュアップしたいけど、スコープを広げた ら絶対期限に間に合わない…どうすれば… 僕 しくじり

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23 23 何が起きているのか しくじり分析 役割 考えるべきこと プロダクトマネージャー クオリティ上げ プロジェクトマネージャー 期日管理 エンジニア 技術的な実現可能性 プロダクトエンジニアの役割は三つ 分析

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24 24 しくじりの分析 プロダクトのトップラインをあげないといけないのに、 期日を気にして間に合うことを意識した仕様にしてしまう プロダクトマネージャーの人格と プロジェクトマネージャー×エンジニアの人格が喧嘩 この3人格が自分の中でごっちゃになる。 分析

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25 25 適切に人格を使い分けましょう!

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26 26 は難しいので、

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27 27 目的を変えることで役割を使い分ける フェーズによって目的を変えましょう! フェーズ 目的 役割 要件定義フェーズ toBeを見据える プロダクトマネージャー 詳細設計フェーズ 今回どこまで作るか どうやって作るか プロジェクトマネージャー エンジニア 要件定義では理想の姿(toBe)を描く スコープ調整は後で考えるとブレなく進められる 学び

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28 まとめ 28 教訓 その1 「〇〇が必要」をそのまま受け取らず、「なぜそれが必要なのか」を深掘りする。 課題の本質を理解すれば、より適切でシンプルな解決策が見えてくる。 教訓 その2 言われたことをこなすだけでは成長しない。ロードマップを描くことでドメイン理解が 深まり、自分なりのビジョンを持って視座高く動けるようになる。 教訓 その3 PdEの役割は状況に応じて切り替えるべきもの。要件定義では理想の姿(toBe)を描 き、スコープ調整は後で考えるとブレなく進められる。

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29 最後に 29 とはいえ、 今回話したことも僕自身まだ全然出来てないので、 一緒にしくじりながら成長していきましょう! 僕のしくじりが少しでも皆さんの 学びに繋がれば幸いです。

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