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インフラ寄り SREでも 開発に踏み出せる ~ 境界を越えてユーザー体験に向き合いたい ~ 2026/07/10 SRE NEXT 2026 Sansan 上司 陽平(じょーし)

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2 © Sansan, Inc. 信頼性、その先のユーザー体験のために 開発へ踏み出したい皆さん

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3 © Sansan, Inc. 覚悟はいりますが やる気があれば意外といけます

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4 © Sansan, Inc. この発表を⼀つの事例として マネージャーに相談してみてください

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5 © Sansan, Inc. 自己紹介 じょーし Sansan株式会社   @paper2parasol - 経理AXサービス「Bill One」 ソフトウェアエンジニア (SRE) - 負荷試験による性能改善、IaC化と文化醸成、 2025年3月から機能開発なども担当 - 好きなも ラーメンと運用改善

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6 インフラ寄りSRE © Sansan, Inc. 開発に踏み出したかった理由 踏み出すまで 踏み出したら意外といけた 踏み出して広がった景⾊ 踏み出したいみなさんへ まとめ

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インフラ寄り SRE

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信頼性を向上するため 手段が、、、 インフラ側に寄り アプリケーションからア プローチできない © Sansan, Inc.

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9 © Sansan, Inc. インフラ寄り SREとしてやってきたこと クラウドやKubernetes ネットワークや⾮機能を踏まえた設計‧構築 セキュリティ強化施策 コンテナセキュリティ向上、最⼩権限の推進 決済サービスのインフラ ミッションクリティカルな決済基盤の設計 組織へのIaC導⼊ 既存インフラのIaC化と原則IaCの仕組み作り ポストモーテム‧SLO導⼊ 失敗から学ぶ⽂化作り CI/CDの改善 デプロイ⾼速化や計測などの改善 オブザーバビリティ強化 各サービスのOpenTelemetry対応拡⼤

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開発に踏み出したかった理由

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11 © Sansan, Inc. 課題 減少 クラウドにより、インフ ラそ も 信頼性に 関わる課題が減少 運用 民主化 開発者が自律的に サービスをインフラごと 運用できる環境が整い つつある インシデント 変化 インシデント 大部分 、インフラで なくア プリケーション機能 不具合に インフラで自分が解ける課題が減ってきた

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12 © Sansan, Inc. アプリケーションから 解決ができない 例: 検索画面 性能劣化 インフラ サーバー スケールアップ /アウト CPUやメモリ不足、同時接続数不足なら、台数増加やオートス ケールで吸収する アプリケーション 仕様を変え、検索条件と取得項目を絞る 一覧に必要な最低限 項目だけ返す SQLクエリ 改善 早い段階でデータを絞る...etc • アプリケーションから アプローチで根本原因を解決できることがある • Bill Oneでも検索範囲 デフォルト設定を入れることで性能を改善した事例がある

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13 © Sansan, Inc. 実務経験なしでアプリケーション改善 厳しい(当時) 大学でCやJavaなど プログラミング 基礎 学習していたが就職後 書 いてもスクリプトくらいだった Webエンジニアとして 実務経験 なく、頑張っても単純なバッチ処理 改 善くらいしかできなかった コード 文法が理解できても、 Bill One 業務知識やアーキテクチャなど 様々な知識がないとアプリケーション改善 厳しかった 😇

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14 © Sansan, Inc. 改めて信頼性を向上する ⽬的を考えてみた 🤔

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目的 ユーザーへ 価値提供 信頼性向上 重要な一つ 手段

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16 © Sansan, Inc. 信頼性向上 先に ユーザー 満足がある  "Ultimately, user happiness is what matters—happy users use the service, generate revenue for your organization, place low demands on your customer support teams, and recommend the service to their friends. We keep our services reliable to keep our customers happy." 拙訳: 最終的に重要な ユーザー 満足である。 満足したユーザー サービス を使い続け、組織に収益をもたらし、カスタマーサポートへ 負荷を低く抑え、 友人にサービスを薦めてくれる。私たちがサービス 信頼性を保つ 、顧 客を満足させるためな だ。 出典: The Site Reliability Workbook, Chapter 2 “Implementing SLOs”, 節「Reliability Targets and Error Budgets」

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ユーザー体験を向上する手段として 開発もできるようになりたくなった

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踏み出すまで

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19 © Sansan, Inc. 開発へ 挑戦 組織として難しい決断 開発へ 異動 希望 なかなか叶 わなかった 実際 異動時も他 マネージャー から 反対意見があったらしい 組織として合理的な判断だと 思う 😇 󰢃

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20 © Sansan, Inc. 努力 してた 書籍などから継続的な基礎知識 獲得 個人目標 開発者 ジュニアとして働けるようになる( 2024年) ・学習サイトでプロダクト 要素技術を学習(Udemyで上位5% 学習時間) ・プログラミングスキルチェックで特訓(PaizaでAI登場前に上位15%に到達) 改善でコードを書いて他チーム 開発者にレビューしてもらう

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21 © Sansan, Inc. マネージャーにより異動が実現 (Yuto Matsubara, X: @EthicalTx) Q 当時、マネージャーとして何故異動を決断してくれた ですか? A やる気があったから たしかに当時何回も「開発本当にやりたい?」って聞かれた A 異動候補 チームで「ウェルカム」という意見があったから SREとしても、同僚としても普段 関係構築 大切そう A 登壇など アウトプット活動も「やらせてみよう」につながった 日頃 アウトプット こういう時にも役立つっぽい

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踏み出したら意外といけた

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23 © Sansan, Inc. 2025年3月から ワークフロー機能を作成する3人 チームに所属 半年でプロジェクト リード 大規模機能 開発にも挑戦させてもらえた シニア サポート 色々失敗しながらもなんとか完遂できた!!めちゃくちゃ良い経験だった!! 開発者として スタート

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24 © Sansan, Inc. インフラ経験が開発でも活きる 要件定義 システム 仕様や要件を関係者と定義するプロセス 、イ ンフラ設計 経験がそ まま活かせた プロジェクトマネジメント 進捗管理やステークホルダーと 期待値調整など 基本 変わらない トイル削減と運用改善志向 ● エラー通知削減と運用自動化 運用担当アサインボットとペア運用 導入により、対応件数や知見 偏りを減らす ● ログ改善による調査 効率化 実データを確認しなけれ 挙動がわからないという課題に対し、詳細な処理ログを出力することでエンジニア 問い合わせ対応工 数を削減

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25 © Sansan, Inc. 基礎知識 詰め込みが一番役立った 実践できなくても、知識があるだけでメンバーやAIと コミュニケーションが円滑になり成長を加速 できる 例:「ドメイン層 純粋にする」「リポジトリ層にドメインロジックを持ち込まない」「ストーリー スプリ ントに収まる大きさにする」...etc おすすめ 本

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26 © Sansan, Inc. AI 活用(2026/7現在) AI活用で実装経験を補えた ● 積極的にClaude Codeなどを活用できた ● 特に批判的思考とAIからも学ぶ姿勢が重要 開発における AI活用 過渡期で変化が激しい ● 2025/11/24 Claude Opus4.5 衝撃(最近 Fableも) ● 開発における簡単な作業をAIが正確に解ける方法が確立されてきている 様々な未来が予想されるため踏み出すべきタイミング 正解 ない ● 簡単な課題で土台を作れる今が開発者として踏み出せる最後 チャンスかもしれない... ● AIが簡単な作業を全部やってくれるようになってから 方が無駄がないかもしれない...

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踏み出して広がった景色

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挑戦できる課題が多くなり楽しい 😎

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29 © Sansan, Inc. アプリケーションからもアプローチできるようになった クエリ 最適化 ・スロークエリを生まないため 工夫 ・スロークエリ 改善 エラー対応 高度化 ・適切なエラーハンドリング ・エラー通知 削減

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30 © Sansan, Inc. 仕様からもアプローチできるようになった 状況に合わせ、仕様や機能から削る提案をできるようになった 例:DBカラム null許容で開発が進もうとしていた機能に対して、将来的に複雑になるから仕様から落とさない か相談→PdMも含めて仕様からなくす判断に 仕様からアプローチする 機能開発 中でユーザー体験を想像している開発者だから こそ提案ができると実感している

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31 © Sansan, Inc. ユーザー体験 解像度が上がった SREで 「知識」だった言葉を、開発で「実感」として持てた 例え 、経費申請を承認する に必要な 承認ボタンだけで ない 解像度が低い 承認APIが利用できれ 承認できる 解像度が高い 承認APIが利用できても申請情報取得API が利用できなけれ 承認できない

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踏み出したいみなさんへ

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33 © Sansan, Inc. 王道で ないかも インフラから開発へ 越境 結構な挑戦だった 強みを活かしながら太くして いく方が王道に 感じる 正直かなりビビってた 一方でAIが境界を破壊している で、王道なんて既にない可能性もある

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34 © Sansan, Inc. もし越境したいなら それなり 努力 をする覚悟 必要 AIエージェント 活用 必須 基礎知識 詰め込み 強く推奨

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35 © Sansan, Inc. もう1人 挑戦者 インフラ寄り SREから開発者に越境した同僚も、めっちゃ楽しんでいる 何が楽しい? 業務を理解してユーザーに価値を届ける 簿記3級取得 関わっている機能 性能改善 フロントエンド 大量ペーストによる劣化解消 バックエンド リポジトリ呼び出し回数削減 何が大変だった? 一人前 開発者として立ち上がるため 土台づくり インフラ 知識を活かしつつ、アプリケーション開発 サイ クルや設計思想を体得するまで キャッチアップ期間

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36 © Sansan, Inc. 運用におけるチームへ 好影響 Q インフラ寄り SREがチームに与えた影響 ありましたか? to 当時 リーダー A メンバーの運⽤作業への意識を⾼めて、⾃分ごとにできるようにしてくれたのがよかった A 有識者しかできなかったエラー調査などを皆ができるようにして意識が変わった、それのお かげでチームの拡⼤が円滑にできた A PostgreSQLのバージョンアップの時に、Terraform周りの知⾒含めてとても助かった

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37 © Sansan, Inc. マネージャーへ 相談材料 越境人材 「信頼性」と「機能」 両面からプロダクト価値を上げられる 運用・監視改善など 観点をチームに持ち込み、良い影響を与えられる 基礎とAIで成功率 上がる、事例もある

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38 © Sansan, Inc. 信頼性に向き合う延⻑で、機能開発も、 アプリ側からの信頼性向上も ⼿札になりました

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39 © Sansan, Inc. ⼿札が増えるほど、 挑戦できる課題が増え楽しいです!!

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40 © Sansan, Inc. インフラと開発の境界を越えてSREをやる これは、ひとつの⽣き様です 皆さんの今後の選択を考える 材料になれば幸いです

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まとめ

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インフラ寄り SREでも やる気と努力があれ 意外と 開発に踏み出せる

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43 © Sansan, Inc. まとめ 重要なのはユーザーの満⾜、信頼性向上は重要な⼀つの⼿段 ユーザー体験を上げる他の⼿段として機能開発もできるようになりたかった 踏み出すために必要なのはやる気と努⼒(基礎知識...etc)とAI活⽤ インフラ寄りSREの経験‧視点も開発で活き、踏み出してみたら意外といけた 境界を越えたことでユーザー体験に向き合える幅が広がった

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ご清聴ありがとうございました

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