脆弱性の評価 CVSS
CVSSv3(Common Vulnerability Scoring System v3.0)とは
脆弱性の深刻度を数値化するための世界中で使われるシステム
基本値、環境値、現状値の3種類が存在する
基本値は、CIAに以下の5項⽬を加え、計8項⽬で脆弱性を評価
攻撃経路(AV):ネットワーク or 隣接 or ローカル or 物理
攻撃の複雑さ(AC):低 or ⾼
攻撃に必要な権限(PR):なし or 低 or ⾼
被害者の操作の有無(UI):不要 or 要
影響の範囲(S):変更なし or 変更あり
基本値は0.0-10.0の値+それぞれの評価項⽬で表現される
例︓4.3(CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:L/I:N/A:N)
参考情報
https://www.ipa.go.jp/security/vuln/CVSSv3.html
SELECT * FROM tbl_user WHERE id =ʻ{$_GET[ʻidʼ]}ʼ
ʼ OR 1=1 --
id =ʻʼ OR 1=1 --ʼ
SQLインジェクション例
SQL ⽂の構造を破壊され WHERE 句で指定される条件が常に「真」に
なり、情報が漏えいします。
診断時には AND(ʻ and 1=0) を使うことが推奨です。
脆弱性の評価 CVSSv3 例
脆弱性︓攻撃者が⽤意した罠リンクをクリックすると意図せずパスワード
が変更されるCSRF。
n攻撃経路(AV):ネットワーク or 隣接 or ローカル or 物理
n攻撃の複雑さ(AC):低 or ⾼
n攻撃に必要な権限(PR):なし or 低 or ⾼
n被害者が操作を必要か(UI):不要 or 要
n影響の範囲(S):変更なし or 変更あり
n機密性の侵害(C):なし or 低 or ⾼
n完全性の侵害(I):なし or 低 or ⾼
n可⽤性の侵害(A):なし or 低 or ⾼