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Product Engineering Night#8 〜他領域への越境〜 2025/04/23 株式会社ニーリー 三宅 克英 エンジニアが挑む、限界までの越境 〜現場体験が生み出すプロダクト開発への功罪〜

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2 自己紹介 三宅 克英(Katsuhide Miyake) 株式会社ニーリー 執行役員 CTO 2017年にニーリーに2人目で参画。 CTOとしてプロダクト組織を統括。 PdM, toB/toCのカスタマーサクセス, BizOps, マーケティング, Enterprise CS, など営業組織以外の責任者は一通り経験。 以前は、シンプレクス株式会社で 証券会社/FX会社向けのFXシステムやメガバンク向けの ディーリングシステムやリスク管理システムの開発やPMを担当。 @katzhide 越境しまくり😎

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3 事業・プロダクト紹介 BtoBtoCのプラットフォーム型のVertical SaaS 集客も実施 SMB〜 Enterprise まで幅広い 顧客層 決済まで提供 幅広いドメイン ”紙”との戦い オペレーションも重要

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企画 プランニング 4 今日のテーマ 越境のメリットは理解できるけど、どこに越境したらいいんだろう? カスタマーサクセス (toC CS) クライアントサクセス (toB CS) マーケティング 事業開発 営業 オペレーション ディスカバリー デザイン QA

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企画 プランニング 5 今日のテーマ 越境のメリットは理解できるけど、どこに越境したらいいんだろう? カスタマーサクセス (toC CS) クライアントサクセス (toB CS) マーケティング 事業開発 営業 オペレーション ディスカバリー デザイン QA 現場(toB CS)への越境をテーマに、 どんなことをやったのか、その功罪(メリデメ)を話します

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6 今日、話すこと ● 事例の紹介  事例1:エンプラクライアントへのオンボーディングに越境  事例2:”スキャン”・”郵送”という物理業務への越境 ● 越境の功(メリット) ● 越境の罪(デメリット)と対策

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エンプラクライアントへの オンボーディングに越境 1

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越境の成果は? ● 高速開発 ● カスタマイズを最小限に ● オンボもちゃんと対応 ● 4ヶ月でサービスイン どういう状況? ● 基幹システム連携が必要 ● カスタマイズ要望が多い ● 対応の要求レベルが高い ● 短期でオンボ完了したい ● やれるメンバーは不足気味 8 事例1:エンプラクライアントへのオンボーディングに越境

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成功の肝となるエンジニアだからこその越境とは? ● 高速要件定義 ○ エンジニアが直接、ユーザーや開発担当とコミュニケーション ○ エンジニアだからこそできる進め方 ■ AsIsヒアリングを飛ばし、ToBeを伝えつつFit&Gap把握 ■ Gapについては即時、要望の深掘り〜開発有無や代替案提案など調整 ■ 議論のオーナーシップを握り続けて、 ユーザー要望と開発スコープの最適化(極力、持ち帰らない) ■ 後工程での追加要望などにも即対応 (リスクが高いものは前工程でしっかり議論、メリハリつける) ● 高速オンボーディング ○ 基幹システムのデータ解析・分析し、業務論点の把握 ○ データセットアップ・データ移行も代行 9 事例1:エンプラクライアントへのオンボーディングに越境

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”スキャン”・”郵送”という 物理業務への越境 2

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越境の成果は? ● KPI達成 ● 難しいと思われていた業務 もプロダクトで圧倒的効率 化 どういう状況? ● ”紙”データをスキャンし て、デジタル化が必要 ● 大量の“郵送”業務が必要 ● システム化が難しく、成長 するにつれて業務逼迫 ● 追い込み時期に集中 ● KPI達成にも影響 11 事例2:”スキャン”・”郵送”という物理業務への越境

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成功の肝となるエンジニアだからこその越境とは? ● プロダクトに高速にフィードバック ○ 要件定義などをすっ飛ばして、高速開発 ○ 効果と開発規模のバランスをとった いい塩梅の機能開発を実行 ○ 業務フローの見直しや導入支援も実行 ○ 脱却が難しいと思われていたスプシ運用も NocoDBを利用して効率化 (エンジニアならではの提案) 12 事例2:”スキャン”・”郵送”という物理業務への越境

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越境の功(メリット) 越境の罪(デメリット)と対策

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14 プロダクト開発への功(メリット) ● ユーザーや業務解像度が上がる ○ ドメイン知識獲得 ○ メンタルモデル理解 ● デリバリースピードが上がる ○ ディスカバリーやPRDからエンジニアが一気通貫でやれるように ○ 業務への組み込みまで支援、使われるまでを高速化 ○ 品質向上・手戻りリスク軽減に ● 開発の要否やいい落とし所が判断できるようになる ○ ”業務を変える”、”機能を作らない”という選択肢 ○ 本当に必要なモノがわかるようになる 功(メリット)のまとめ

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プロダクト開発以外での功(メリット) ● 業務を「楽にする」ではなく、「無くす」ことがしやすくなる ○ Opsを含めて抱え込むことでコントローラブルな世界に ● KPI計上のスピードを落とさない・上げられる ○ 開発スピードが上がるため ○ リソース戦略の選択肢が増える ● 事業成長へのコミットメントカルチャーの醸成 ○ 追い込み時期に役割・組織を超えてKPI達成にコミット ○ プロダクト組織だけではなく、会社全体のカルチャー醸成にいい影響 15 功(メリット)のまとめ

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16 罪(デメリット)のまとめ 開発生産性に悪影響 ● ”開発”する時間が減る ○ 当然だが、開発以外の業務をすることになるので ○ 損得勘定が成り立っているか? ● 常態化しやすく、複利で厳しくなる ○ いつかは開発するの「いつか」は来ない ● 簡単には現場から抜け出せない ○ 難易度が高い業務ができやすい ○ リソース観点だけではなく、CLとの関係性などの観点でも

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17 罪(デメリット)への対策 全体最適を意識した計画的な出口戦略 ● 越境は計画的に ○ 継続重力が強いし、引き継ぐ側も大変、先に期間限定であることを宣言 ● 卒業後に備えた取り組み ○ 卒業を意識しながら業務をやる(属人化させない) ○ 作業記録、マニュアルなどドキュメントを書いたり、 PRDを書いておいたり、準備や開発しながら業務をする ● 本当に越境が悪なのかを考える ○ 開発できない状況が続くのは辛い でも、価値を創っていることには変わりはない ○ 事業視座での全体最適を考えられるカルチャー醸成が重要

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● エンジニアの現場への越境は開発を超えたメリットがある ● 越境の距離が大きい分、劇薬になる ● 大事な点としては、 1)事業成長に連動して実行 2)計画的に 3)カルチャー醸成をしておく 価値提供を最速で実現する 18 まとめ

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Thank you 19

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ニーリーではプロダクトエンジニア、 その他のポジションも積極採用中です! https://jobs.nealle.com/ We are hiring!!!